著者
加藤 義臣
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.225, pp.58-66, 2010-06-30 (Released:2017-08-19)
参考文献数
25
著者
林 寿一
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.233, pp.47, 2012-07-20 (Released:2017-08-19)
参考文献数
2

Male and female of Drupadia cinderella Cowan, 1974 was found for the first time on Kalimantan (Indonesian Borneo).
著者
松田 真平
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.199, pp.40-45, 2003-12-20 (Released:2017-08-19)
参考文献数
8
著者
森下 和彦
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
vol.1978, no.93-94, pp.3-17, 1978-05-15 (Released:2017-08-19)
著者
白水 隆
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
vol.1989, no.136, pp.2-8, 1989

(1)ヒョウモン類,ドクチョウ類の基本食草がスミレ目(牧野のイイギリ亜目)であることは確実,他の食草はそれからの二次的,三次的転換である。(2)ホソチョウ類の基本食草はスミレ目またはイラクサ目,スミレ目の公算が大きい。アメリカのホソチョウ類の主食草キク科はスミレ目からの二次的あるいは三次的転換と考える。(3)テングチョウ類,コムラサキ類,イシガケチョウ類,クビワチョウ類の基本食草がイラクサ目であることは確実。スミナガシ類もその基本食草はイラクサ目であると思われる。(4) 真正タテハ類のうち,ヒオドシチョウ群,アカタテハ群の基本食草はイラクサ目。タテハモドキ群(アフリカのSalamis,Catacroptera,新熱帯のAnartia,Siproeta,東洋熱帯のKallima,Doleschalliaなどを含む)の食性(キツネノマゴ科,ゴマノハグサ科,クマツヅラ科が中心となるもの-この3科は牧野の管状花目に含まれる1群-)はイラクサ目からの二次的転換と考える。ヒョウモンモドキ類の食性はタテハモドキ群やヒメアカタテハ属のそれの僅かな変形,同様にイラクサ目からの転換と考える。(5)カバタテハ類の基本食草がタカトウダイ科であることは確実,ムクロジ科食はそれからの二次的転換と考える。(6)イチモンジチョウ類の中の真正イチモンジ群の基本食草はアカネ目,その他の食草はそれからの二次的転換と考える。この群にみられるタカトウダイ科食は原始食草の名残りである可能性もある。ミスジチョウ群,Euthalia群の食性は多岐に分化しており,資料不足,筆者の研究不足で推定ができない。(7)フタオチョウ類の基本食草をタカトウダイ科と推定。マメ科,ムクロジ科,その他の科はそれからの二次的転換と考える。以上でスミレ目,イラクサ目,アカネ目,フウロソウ目(タカトウダイ科)の4群がタテハチョウ科の主要な基本食草として浮かびあがってきたが,これらの関係はどうであろうか。私は大胆にタカトウダイ科食が原始食草,タテハチョウ科の分化の初期にスミレ目に移った1群,イラクサ目に移った1群,アカネ目に移った1群があり(これに準ずる重要な食草群はムクロジ科など他にもいくつかある),これらの食草(食性)を中心にして,さらに分化,発展したのが現在のタテハチョウ科の食性であると考えたい。
著者
今井 彰
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
vol.1976, no.85, pp.65-66, 1976
著者
藤井 恒 渡辺 康之
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
no.169, pp.10-24, 1997-05-20
被引用文献数
1

1996年8月18日〜24日に行われたギフチョウフォーラムの懇親会は,メインテーマであるはずのギフチョウの話よりもむしろ「オオモンシロチョウ」の話題で盛り上がった。筆者の一人,藤井は北海道の川田光政氏や青森の工藤忠氏からの情報で,北海道の道南部だけでなく,稚内や青森県の竜飛崎付近でもオオモンシロチョウが採れたということをこの時すでに知っていた。すぐにでも北海道へ飛んで行きたい気分であったが,ギフチョウフォーラムの仕事をすっぽかす訳にもいかず,ギフチョウフォーラム終了後に調査に出かけることを決めていた。一方,渡辺も9月中旬には大雪山へ行くのでその際,オオモンシロチョウの撮影などを行うことにしていた。その後,紆余曲折を経て,結局一緒に調べに行きましょうとが決まったのが,8月27日の夜。翌日の早朝,大阪伊丹空港で落ち合うこととなった。ここでは,この時の調査行の結果を簡単に報告しておきたい。なお,8月28日〜8月31日午後までは2人で行動を共にしたが,それ以降は別行動をし,藤井は9月1日〜5日まで青森県で調査を行い,渡辺は9月2日〜12日まで大雪山に滞在した後,9月13日に札幌で調査を行った。