著者
奥野 慶四郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.613, pp.6-11, 2015-04-13

これに対して野田現場代理人は、H形鋼製の支え棒を台船の側面から水平方向外側へと張り出すように装着。その端部を覆工に接触させるようにした。端部にはゴム製のカバーを付けて、H形鋼が覆工を傷付けないよう気を配った。
著者
藤井 俊逸
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.591, pp.74-77, 2014-05-12

雨降って山が崩れる仕組み第4回今回の模型は、土砂災害のメカニズムと対策工の役割を一目瞭然で見せるものだ。豪雨や台風時に崖地で発生する円弧すべり現象を分かりやすく見せる模型である。主要な材料は浴室用のバスマットとアクリル板。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.471, pp.34-37, 2009-05-08

「どんなに時間がかかっても、要望していた公共事業が実施されたら本当にうれしい」。「トンネルが明るくなって安心して通行できるようになった」。「歩道が整備され小学生が安全に登校できるようになった。感謝している」。愛媛県西条市の市民グループ「鞍瀬塾」は地元の要望を公共事業につなげている。冒頭のコメントは、その活動に参加した地元住民の言葉だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.439, pp.12-19, 2008-01-11

密集した都市に密集した土木構造物──地上には四つの層が重なり、地下も京王線のトンネルを併せると三つの層が交差する。世界でもまれな7層構造の立体交差点だ。上下層の高低差は最大で52mに達する。2007年12月22日に開通した首都高速道路中央環状新宿線が、4号新宿線と接続して完成した西新宿ジャンクション(JCT)だ。 「建設現場の周辺は建物が密集している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.387, 2005-11-11

2004年には観測史上最多の台風が日本列島に上陸。特に台風23号は大きな被害をもたらした。さらに,2005年9月の台風14号は,崩落事故や浸水被害を引き起こしている。近年,度重なる台風の被害は,土木構造物の計画や維持管理,運用を見直すきっかけとなりそうだ。 台風14号の豪雨で崩落した山陽自動車道の盛り土法面は,累積雨量が200mmを超える豪雨を数回しのいできた。
著者
島津 翔
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.469, pp.78-81, 2009-04-10

広島市による平和大橋歩道橋デザイン提案競技の選考委員会が3月4日に開かれ、大日本コンサルタント中国支店の提案が最優秀案に決まった。平和大橋を引き立てることに注力し、脇役に徹した提案が高い評価を受けた。 広島市は3月30日、この案を当選案として選定。詳細設計を経て、2本の橋のうち上流側から先に整備し、2014年度の完成を目指す。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.242, pp.80-83, 1999-10-22

9月21日,台湾中部で発生した大地震は,各地に大きな被害を引き起こした。台湾内政部の発表によると,10月5日時点で死者2296人,負傷者8729人。全壊建物は約1万棟,半壊建物は約7500棟にのぼる。 震源は,台中の南南東約40kmに位置する南投県の集集付近。台湾の中央気象局はマグニチュード(ML)7.3,震源深さ1.1kmと発表。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.453, pp.48-53, 2008-08-08

2008年5月に、大日本コンサルタントの吉岡勉さん(33)が書いた論文「斜材の実損傷による鋼トラス橋の振動特性変化に関する一検討」が、土木学会第54回構造工学シンポジウム論文賞を受賞した。114編ある査読付きの論文のうち、受賞したのはわずか5編だ。 「既設の橋を適切に維持管理するために、モニタリングは重要だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.478, pp.16-17, 2009-08-28

8月11日午前5時7分ごろ、駿河湾を震源とする地震が発生し、東名高速道路の牧之原サービスエリア付近で上り線の路肩部分が崩落。お盆休みの帰省とUターンの混雑期を迎えるなか、上下線とも通行止めとなった。下り線は13日午前零時に開通したが、上り線は応急復旧工事が難航し、当初の予定よりも大幅に遅れて16日午前零時に開通した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.434, pp.64-69, 2007-10-26

明治27年(1894年)に完成し,現在も多くの観光客を集める道後温泉本館。この施設の周辺道路が2007年4月に新しく生まれ変わった。大きく様変わりしたのは,浴衣姿の温泉利用客でにぎわう本館正面だ。幅10.5mの道路を歩行者専用にして,利用者に開放したのだ。 ベンチでくつろぐ人,談笑している人。記念撮影する観光客の姿も,そこかしこで見られる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.559, pp.24-29, 2013-01-14

響灘ビオトープの全景。手前の湿地には、主にガマが生えている。水深は深い箇所で1mほど。
著者
浅野 祐一 瀬川 滋
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.357, pp.12-15, 2004-08-13

7月12日の夜から13日の夜までと16日から18日までの2回にわたって,新潟県や福島県を中心に豪雨が襲った。北陸地方に停滞する梅雨前線の南側にあった高気圧から暖かく湿った大気が流れ込んだからだ。最も激しく雨が降った7月13日の1日当たり降水量は,新潟県栃尾市栃尾で421mm,三条市三条で208mmに達した。
著者
中川 美帆
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.504, pp.6-19, 2010-09-24

■名称=新東京タワー建設工事 ■施工場所=東京都墨田区押上 ■発注者=東武鉄道、東武タワースカイツリー ■設計・監理者=日建設計 ■施工者=大林組 ■主な専門工事会社=巴コーポレーション、駒井鉄工、川田工業(以上、鉄骨工事) ■工期=2008年7月〜11年12月 ■工費=非公表 ■総事業費=約650億円 ■入札方式=一般競争入札8月15日の東京スカイツリー。民家…
著者
篠山 紀信
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.517, pp.54-59, 2011-04-11

東京スカイツリーの建設現場が報道陣に公開された3月6日。撮影を許可された場所は、高さ約350mの第一展望台や心柱(タワー中心部の鉄筋コンクリート造の円筒)などに限られた。それでも、"篠山紀信ワールド"は全開だった。 高さ375m、直径8mの心柱の建設現場は、焦点距離17mmの広角レンズを使って下から見上げるように撮った。冒頭の円筒構造の写真だ。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.463, pp.12-15, 2009-01-09

2008年7月、東京都墨田区の現場で東京スカイツリーの建設プロジェクトが動き出した。タワーの高さは610m。地震や風によって水平力を受ける巨大なタワーは、その基部に引き抜き力や押し込み力が発生する。これらの力に対抗するため、杭基礎に地中で「節」を設ける特殊な工法を採用した。地盤にしっかりと拘束された基礎が世界最大級のタワーを支え続ける。
著者
中川 美帆
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.489, pp.6-13, 2010-02-12

東京スカイツリーの本体鉄骨塔の工事が本格化している。超高層で、地震や強風に耐えて見た目も美しい構造を実現するために、溶接による接合や高強度鋼材を採用。自立した電波塔では世界一の高さとなる634mに挑んでいる。(中川 美帆=フリーライター)コンクリート製の心柱で地震と風に耐える 東京スカイツリーの高さは634m。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.430, pp.62-65, 2007-08-24

全国知事会が2006年12月18日に総合評価落札方式の拡充を打ち出して以来,見切り発車で総合評価を試行する自治体が増えている。自治体は地方行政を考える必要がある点で,国が進める総合評価とは一線を画する。
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.766, 2021-08-23

2009年に見つかったPCケーブルの破断を受け、抜本対策として架け替えられた「妙高大橋」(新潟県妙高市)。国土交通省北陸地方整備局は21年8月3日に新橋を開通させる一方で、旧橋の撤去にはECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式を導入してい…
著者
中野目 純一
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.334, pp.68-69, 2003-08-22

「希望退職に応募してくれないか」——。2002年3月末,大手建設コンサルタント会社のダイヤコンサルタント(本社,東京都千代田区)の九州支社。支社長の部屋を訪れた有吉道春さん(52歳)の耳に,支社長の言葉が響いた。 有吉さんは当時,同支社の保全部次長。会社は2回目の希望退職を2002年1月から募り始めていたが,会社を辞める意思のなかった有吉さんは応募していなかった。