著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.534, pp.6-11, 2011-12-26

駅の直下に並ぶ2本のシールドトンネルを切り広げて、その間にホームを築造する。道路下での施工例はあるが、鉄道直下は初のケース。道路では数センチメートルの沈下が許されるのに対して、この現場では8mmが限界値だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.213, pp.80-81, 1998-08-14

98年4月26日の深夜,最後に残っていた東北本線を高架橋の上に切り回し,東京・JR赤羽駅周辺から6カ所の"開かずの踏切"が消えた。 赤羽駅には埼京線,京浜東北線,東北本線のほか,東北客貨線と新幹線が乗り入れている。新幹線と埼京線を除いては地上を走っているので,朝夕のラッシュ時は踏切が開く時間が短く,かなりの渋滞が発生していた。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.507, pp.6-11, 2010-11-12

連続立体交差事業で、すり付け区間として使っていたRC(鉄筋コンクリート)ラーメン高架橋の床版をジャッキアップし、新設する高架橋に接続する。ジャッキアップの前に柱を上下に分断して縁を切り、ジャッキアップ後に柱の高さを継ぎ足した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.672, 2017-09-25

東武線のとうきょうスカイツリー駅(東京都墨田区)を東へ150mほど移設する工事を含む高架化事業が、2024年度の完成を目指して進行している(写真1、図1)。 事業費315億円のうち東武鉄道が80億円、墨田区が国費と都費を含めて235億円を負担する。16年度の時点で…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.604, 2014-11-24

オリエンタルコンサルタンツは、千葉県柏市と共同で、公用車にドライブレコーダーを設置して、安全運転教育や道路の危険箇所の発見を可能にする実証実験を11月に開始した。2016年3月末までの約1年半にわたって進める予定だ。 使用する公用車は、消防車や清掃…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.227, pp.86-90, 1999-03-12

ここで紹介するビオトープは,「ビオトープ」という言葉さえ知らなかったサッポロビールの社員の手によってつくられた。同社静岡工場総務部の新出幸雄課長は,「子供のころに遊んだ風景を思い出しながら自然の広場をつくったまでで,それをビオトープと呼ぶことは後から知った」と言って笑う。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.377, pp.86-87, 2005-06-10

地滑りで崩落した道路の復旧状況,せき止められた河川の最新写真,避難所の場所や避難者の人数——。ホームページ上の地図や衛星写真をクリックするだけで,情報が次々と表示される。 地理情報システム(GIS)を活用したこのホームページは,「新潟県中越地震復旧・復興GISプロジェクト」として,国土交通省や大学,企業,NPO(非営利組織)などが協力して作成した。
著者
小池 久 西村 隆司
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.274, pp.44-47, 2001-02-23

入札に抽選方式を取り入れる自治体が後を絶たない。なかでも,談合の根絶に向けて本腰を入れ始めたのが埼玉県。工区分けや共同企業体(JV)の結成だけでなく,入札参加企業の選定にも抽選方式を採用する。この新しい入札方式を中心となって取りまとめた小池氏は,「手っ取り早く談合を防ぐため,偶然性に期待した。建設業界も意識改革を」と語る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.336, pp.34-36, 2003-09-26

「5年間程度,地下鉄事業の着工を延期する」。2003年6月に開催した川崎市議会の冒頭で,川崎市の阿部孝夫市長はこう宣言した。 自治体が公共事業を中止したり延期したりするのは,いまでは珍しくない。それでも,川崎市の決断は全国的に注目を集めた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.347, pp.20-21, 2004-03-12

兵庫県明石市は2003年12月17日から,低入札価格調査制度の対象を判断する基準価格を事前に公表し始めた。基準価格は予定価格の3分の2に設定。同時に基準価格を下回る額で応札する会社には,入札時に工事費内訳書の提出を義務付けた。従来,事後提出となっていた工事費内訳書の確認作業を効率化し,落札者を速やかに決定できるようにした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.370, pp.54-55, 2005-02-25

長岡市の東部などの宅地で多発した造成地の崩壊。なかでも大規模な崩壊が起きたのが,同市の高町団地だ。団地を周回する道路と宅地の一部が崩落し,団地内の約500棟の住宅のうち,約70棟が応急危険度判定で「危険」と認定された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.443, pp.72-74, 2008-03-14

2007年8月1日に米国ミネソタ州で崩落した州間高速道路35W号線の橋の架け替え工事は、最高額と最長の工期を提示した共同企業体(JV)による施工が本格化している。技術提案評点の圧倒的な高さが逆転落札の決め手になった。しかし、この結果に対して、非落札者が抗議文を提出したり、市民が訴訟を起こしたりする事態が発生。技術提案の評価の難しさが浮き彫りになった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.645, pp.32-36, 2016-08-08

東亜建設工業は7月26日、地盤改良工事の偽装に関わった社員のうち、責任の重い2人を諭旨解雇にすると発表した。同時に、社内調査委員会の報告書を公表。一連の偽装問題に一区切りを付けた(写真1)。
著者
鈴木 満 大井 智子
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.286, pp.80-83, 2001-08-24

発注者が自ら談合の「総元締め」となり,発注物件の受注調整に暗躍する「官製談合」。今回はこの官製談合を取り上げる。談合をなくすためには,この官製談合を防ぐことが重要だ。背景には「政・官・業」がゆ着した構造があり,これに発注者の能力不足や天下りの問題が複雑に絡む。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.588, pp.34-37, 2014-03-24

全国の原発で津波に備えた施設整備が進むなか、最大遡上水位が海面から20mを超える津波よりも高い防潮堤を築いて守ろうとする原発がある。海面から約29m、敷地から約15mの高さに至る巨大施設を建てている東北電力の女川原発だ。敷地の海側に延長約800mの防潮施…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.435, 2007-11-09

「目指したのは,発注者に信頼してもらえる成果品。設計工程を厳格に管理する一方で,急を要する資料の作成の依頼には臨機応変に対応した」。三井共同建設コンサルタント関西支社技術第一グループの青木康英チームリーダーは,82点を獲得した業務をこのように振り返る。 業務の内容は,大阪府南部と和歌山県北部を結ぶ和歌山岬道路の予備設計と整備効果検討だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.251, pp.22-23, 2000-03-10

公正取引委員会は,自治体が発注する下水道管などの掘削工事をめぐり,事前に施工価格の調整や受注予定者の決定を行っていた疑いがあるとして,1月20日にロックマン工法協会に加盟する十数社の会員施工会社,協会事務局,協会事務局を置く八千代エンジニヤリング本社(東京・目黒区),同社広島支店など,約20カ所を立ち入り検査した。 ロックマン工法協会の関係者は,「公正取引委…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.226, pp.87-89, 1999-02-26

データのバックアップを取っていなかったので,元請け会社の事務所に出向いてパソコンを借り,すべてのデータを再入力した突然,パソコンが起動できなくなったり,データが消えてしまったり。自分のミスが原因の場合もあるが,原因が結局わからないことも多い。さらに現場では,大雨や土石流でパソコンが壊れてしまうなど,オフィスの環境では考えられないアクシデントもある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.413, pp.19-20, 2006-12-08

東京・銀座から京橋,日本橋を貫く中央通りの道路照明灯が,約40年ぶりに一新される。国土交通省東京国道事務所は11月20日,照明灯のデザインを募る国際コンペの最終選考結果を発表した。 最優秀賞には,前橋工科大学建築学科の松井淳助教授を代表とするグループの作品が選ばれた。支柱にアルミニウムを使い,細い柱の周りをガラスで囲うデザイン。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.616, pp.36-39, 2015-05-25

土砂崩れ有峰地区渓岸対策(二の谷)工事(富山県立山町)上方の山腹崩壊によって立ち入り禁止区域に指定された谷部で、安全に砂防工事を実施するには? 富山平野を流れる常願寺川の水源部、立山カルデラでは、19世紀半ばの大地震で発生した縁部の大規模崩壊…