著者
岸田 久吉
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.183-195, 1934-09-25
著者
岸田 久吉
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.vii-xiv, 1935-05-21
著者
岸田 久吉
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.59-61, 1934-03-15
著者
岸田 久吉
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.114-116, 1934-06-30
著者
岸田 久吉
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.1-"24-1", 1936-02-26
著者
永冨 昭 大石 良一 田中 章
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.106-110, 1967-06-20

日本産のOxya属として本州, 四国, 九州にコバネイナゴO. yezoensis Shiraki (=O. japonica Willemse)とハネナガイナゴO. velox Fabriciusがいるが, これらの生態に関するまとまつた論文は熊代(1935)と勝又・西川(1935)の2つに過ぎないようである.もつとも勝又・西川は単にイナゴとして記したので, その対象がコバネかハネナガか判然しないが, おそらくハネナガを取り扱つたものであろう.熊代はコバネイナゴの産卵前期間について次のように記している.「産卵前期間の相当長いことは, 羽化当初の雌虫の卵巣の小形幼稚な点から想像される.実験は未だ行なつていないが昭和6年の8月23日羽化雌虫に雄を配し飼育した所, 9月21日産卵を始めた.即ち産卵前期間は30日を要したことを観察した」.著者らは本種の産卵前期間を日長, 温度との関連のもとに調査中であるが, 初年度に得た事実を予報の意味で記して参考に供したい.
著者
安松 京三 平嶋 義宏
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.247-255, 1956-10-01
著者
SAITO Tosihisa
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.315-327, 1979-09-25

The Japanese female-brachypterous oecophorid species are revised. Two species, Diurnea cupreifera (BUTLER) n. comb. and Cheimophila fumida (BUTLER), are redescribed, and D. issikii is described as new. An account of the immature stages of D. cupreifera is given. Xenomicta MEYRICK is newly placed in synonymy with Diurnea HAWORTH.
著者
松浦 誠
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.43-54, 1971-05-30

本稿では, 日本産のスズメバチ属(Vespa)ハチ類6種について, 1954年以来観察した350巣の記録をとりまとめた。1. Vespaでは種によって営巣場所に一定の選好傾向がみられ, 地上の非遮蔽空間を選好する種類と地上または地下の遮蔽空間を選好する種類に区別できた。2. 非遮蔽空間を選好する種類はV. analis insularisとV. xanthopteraの2種であった。前者は常に非蔽空間に営巣し, 86.0%(74/86)の巣は地表に近い草木の枝または茎に巣を設けた。後者のV. xanthopteraでは80.7%(134/166)の巣が非遮蔽空間にみられ, 68.1% (113/166)の巣は建造物の外部に営巣していた。また19.3% (32/166)の巣は地上または地中の遮蔽された空間に営巣しており, 邦産Vespa中, 営巣場所の選択にもっとも融通性を備えていた。3. 常に遮蔽空間に営巣する種類はV. crabro flavofasciata, V. tropica pulchraおよびV. mandariniaの3種であった。このうち前2種は地上および地下の広狭を問わず, いずれの遮蔽空間にも営巣していたがV. mandariniaでは常に地中の狭い既存空洞に営巣していた。4. V. simillimaはV. xanthopteraと同じように, 遮蔽空間および非蔽遮空間のいずれにも営巣していたが, どちらをより選好するかは, 観察例が少なく明らかでない。5. 非遮蔽空間選好種では, 外被は各巣盤を完全に被護しているが, 遮蔽空間選好種では, 外被は薄く下段の巣盤は被護されることなく常に露出していた。6. 営巣場所と方位との相関は各種ともみられなかった。7. 営巣場所の地表面よりの垂直距離についてみると, 空中巣のV. analis insularisでは2m以内の高さに84.5%の巣が分布していた。一方V. xanthopteraでは2∿7mの高さに79.5%の巣がみられた。遮蔽空間選好種のV. crabro flavofasciataとV. tropica pulchraの空中巣は4.5m以下にみられた。地中巣は, V. xanthoptera, V. crabro flavofasciata, V. tropica pulchraおよびV. mandariniaの4種とも, 地表より60cm以内の比較的浅い部分に分布していた。8. 地上または地中の遮蔽空間に建設された巣では, 営巣空間への入口と巣を結ぶ通路の長さは, 3∿420cmで, この間を巣の個体は歩行して巣に達した。9. 前年の同種の営巣跡に再び営巣を繰り返す例がV. xanthoptera, V. crabro flavofasciataおよびV. analis insularisの3種に観察された。10. Vespaの同種および異種間において1地域に相互に近接して営巣する例がみられた。
著者
Okada Toyohi
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.327-350, 1965-09-30
被引用文献数
4

日米科学協力研究による, 1963年度の沖繩昆虫相調査の結果のうち, 西表, 石垣, 沖繩各島において, 平嶋義宏, 緒方一喜, 山崎柄根3氏によつて採集された, 約1850頭のショウジョウバエを検する機会を得た, 従来沖繩産として2属8種のみが知られていたが, 本調査の結果7属28種が得られ, 種名のつけられたものの合計は, 8属31種となつた.カグヤショウジョウバエZygothrica asiatica (Okada)の雄の頭部は, 左右に著しく伸長しているが, それと雌の通常の頭部との比較を, D'Arcy ThompsonのCartesian Coordinate法を用いて行なつた結果, 部分的には, 横軸(縦軸)に沿う伸長は, 縦軸(横軸)に沿う短縮を伴なうという, 体物質補償の現象が認められた.
著者
湯淺 啓温
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.112-113, 1927-09-05
著者
河内 俊英
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.536-546, 1985-09-25
被引用文献数
1

ナナホシテントウ, ヒメカメノコテントウおよびクロヘリヒメテントウの成長量(羽化時生体重とした), 成長速度および休眠誘起に対する日長条件の影響を調査した.ナナホシテントウ, ヒメカメノコテントウの羽化時生体重は, 20℃, および25℃では長日条件よりも短日条件下で重くなった.ナナホシテントウ, ヒメカメノコテントウおよびクロヘリヒメテントウの成虫は, 25℃では長日・短日の各条件とも休眠割合が低い.ナナホシテントウ成虫では, 20℃短日条件で卵巣成熟の遅延がみられた.産卵前期間は8L/16Dで54.6日, 10L/14Dで65.2日, 12L/12Dで31.9日を要した.ヒメカメノコテントウ成虫は, 20℃短日条件では80%以上が休眠した.クロヘリヒメテントウ幼虫の成長期間は, 25℃の短日・長日両条件において, 顕著な差異はみられなかった.ナナホシテントウ成虫の夏眠を誘起する要因としては, 梅雨時期の餌不足が重要と考えられる.日長および温度条件は, ナナホシテントウの夏眠誘起にとって, 2次的要因であろう.
著者
山崎 輝男 石井 敏夫
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.18, no.6, pp.165-166, 1950-12-30
著者
幾留 秀一
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲 (ISSN:09155805)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.416-428, 1979-09-25
被引用文献数
1

1975年と1976年に高知県土佐郡土佐山村において, 4月から10月まで, 月2回, 10時から15時まで, ハナバチ類の種類構成, 相対頻度, 季節消長および訪花性を知るために, 生態的調査を行なった.1. 採集されたハナバチは, 合計6科12属42種701個体であった.2. 種類数における優勢なグループは, コハナバチ科(Halictidae)とヒメハナバチ科(Andrenidae)であり, 個体数における優勢なグループは, コハナバチ科, ケブカハナバチ科(Anthophoridae)およびミツバチ科(Apidae)であった.優占種としては, Ceratina japonica, Tetralonia nipponensis, Bombus diversus, Lasioglossum mutilumおよびB. ardensの5種が認められた.この結果と他地域(高知平野, 吉備, 美並および札幌)での調査結果を比較考察した.3. 季節変動では, 種類数においてコハナバチ科, ヒメハナバチ科およびケブカハナバチ科による晩春のピークが, 個体数において, 春のケブカハナバチ科, 初夏のミツバチ科とヒメハナバチ科による春から初夏にかけての大きなピークと, 初秋のコハナバチ科とケブカハナバチ科, 秋のミツバチ科, コハナバチ科およびミツバチモドキ科による初秋から秋にかけての小さなピークが, それぞれ認められた.また, 優占5種のうち, C. japonica, B. diversusおよびL. mutilumの3種はほぼ全期間を通して, T. nipponensisとB. ardensは春から初夏の期間のみに, それぞれ訪花活動を行なっていた.4. 被訪花植物として, 23科54種が認められた.ハナバチの訪花頻度の高い植物は, キク科, ユキノシタ科およびマメ科で, 訪花個体数の62.4%を占めた.ハナバチ各科の訪花性の特徴について述べた.また, 被訪花度の高い上位の植物種は, レンゲ, ウツギ, ヒメジョオン, ツツジおよびヨメナであった.さらに, ハナバチ優占種の各種植物への訪花度について述べた.