出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.163, pp.30-39, 2006-11

要求定義の現場でユースケース図を作る人は増えている。しかし「実際のプロジェクトではうまく使えなかった」「効果が出ているかどうか分からない」という声もある。実践的なユースケース図の作り方を岡大勝さんが指南する。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.243, pp.78-83, 2013-07

小浜 耕己 今度ばかりは、檜山は上司に対して怒りを覚えた。仁科次長の胸倉(むなぐら)をつかんで締め上げてやれたら、どんなにすっきりするだろう。 今回檜山が担当しているプロジェクトは、ニッケイ物流の新しい社内融資システムで、パッケージを使って…
著者
宮川 拓
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.255, pp.70-75, 2014-07

Java 8他言語の長所を取り込むラムダ式でプログラムが簡潔にJava 5以来となる10年振りの大型アップデートと評される「Java SE 8」。他言語の長所を取り入れ、大幅に機能拡張された。ラムダ式という新しい構文、バリエーションが増えた日付・時刻API、拡張された…
著者
島津 忠承
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.249, pp.50-57, 2014-01

利用部門の説得が必要になる状況は、要件定義工程でも多い。ウルシステムズの植田 淳さん(事業開発本部 マネジャー)がある企業のプロジェクトの要件定義工程でリーダーを務めたときの事例を見てみよう。 システム構築の対象は、申込用紙に記載された内…
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.170, pp.192-194, 2007-06

人材派遣会社ジェイ エイ シー ジャパンの日高裕成氏(情報システム部 部長)は2006年末,ERPパッケージ「Oracle E-Business Suite(EBS)」の導入を検討したが,見積額を見て二の足を踏んだ。人事管理モジュールのみの導入であったが,システムの導入を依頼した日本オラクルの見積額は約8000万円。これに対して予算は2000万円程度と考えていたからだ。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.226, pp.82-87, 2012-02

システムを開発する際、プロジェクトマネジャー(PM)にとって、開発の要員を自社メンバーでまかなうか、協力会社に担当してもらうかというのは悩ましい問題です。今回は、システム開発を内製する場合と外注する場合それぞれで、2人のPMのやり方を比較してみることにします。内製「全員一丸となって頑張ります」 諸富本部長が田丸由紀夫を自席に呼んで、伝えた。
著者
森川 滋之
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.194, pp.54-61, 2009-06

「来週から営業のサポートに行ってくれないか」。中堅システム・インテグレータで開発部門のリーダーを務めるA君はある日,上司にこう言われた。1年間続いたプロジェクトが終了してから新規の開発案件もなく,心配していた矢先の出来事だった。「自分に何ができる?」と思いながらしぶしぶ営業部門のフロアに行くと,ベテラン営業担当者Bさんのサポートをしてくれという。
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.160, pp.36-40, 2006-08

Part3では,改造作業を終えたプログラムのテストを中心に見ていく。最大の課題は,改造対象ではない他の機能に影響を与えていないことを,どうやって効率的に確認するかである。(1)テスト範囲の見極め方,(2)テストの効率化,(3)本番リリース——の順番にそのポイントを解説する。 プログラムの変更が終わったら,いよいよテストだ。
著者
室伏 順子
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.179, pp.128-131, 2008-03

人は,無気力だったりくよくよ落ち込んだりしていると生産性を下げるもの。プロジェクトを成功させるには,メンバー一人ひとりが穏やかな気持ちを保つ必要がある。それには,気持ちの揺れを自分でコントロールするセルフキュアが有効だ。チームを率いるマネージャやリーダーは特に,以下で紹介する方法を今すぐ実践してほしい。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.240, pp.62-67, 2013-04

亜佐美は硬い声で応じた。妻のむっとした顔つきを見て、檜山は後悔した。非難するつもりはなかったのに、刺々(とげとげ)しい言い方になってしまった。別に亜佐美のせいではない。担当しているプロジェクトが迷走しているせいで、昨夜もカツサンドをかじりながら資料と格闘する羽目になったのだ。 終電に乗ってマンションに帰り着くと、亜佐美は既に床についていた。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.198, pp.102-107, 2009-10

今回のテーマは「遂行管理」です。前回はプロジェクト管理における計画の重要性と広範囲さについてお話ししました。では,計画さえちゃんと立てれば大丈夫かといえば,そんなことはありません。 遂行管理とは,単純化して言えば「QCD」,すなわち品質,コスト,納期をコントロールすることです。計画通りの品質とコストで,計画通りのタイミングで結果を出せるかどうかが勝負。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.260, pp.68-73, 2014-12

篠塚涼子は、もともと愛想が良い方ではない。無駄話をしたがらないタイプだし、誰かに相談を持ちかけるより、自分ひとりで何とか結論を出そうとする。檜山に対してはなおさらだった。 無理はないと檜山も思っていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.206, pp.40-47, 2010-06

Part1で見てきたように、システム稼働の直前には予期せぬ問題が頻発し、突発的な作業を強いられる。しかも残された時間はほとんどなく、時間と人のやりくりが極めて難しい。稼働直前の現場は修羅場になることが多く、"静かな稼働"を迎えるのは至難の業である。Part2ではこの難題に切り込む。 ここでいう「稼働直前」とは、システムテスト終了後から稼働開始までを指す。
著者
室伏 順子
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.163, pp.170-173, 2006-11

「話し手が終始そわそわしているので,話に集中できない」「一方的にアピールされても,つまらない」--。ユーザー部門やお客さま企業は,ITエンジニアの提案を厳しい目で見ている。提案中の自分の動きを見直せば,聞き手の意識を引きつけられる。
著者
西村 崇
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.169, pp.43-50, 2007-05

ITエンジニアがユーザーからシステム提案を依頼されることは多い。「ユーザーの立場に立っていない提案」は,見向きもされない。ユーザーの心に響く提案を作るためのポイントを紹介する。(西村 崇 tanishim@nikkeibp.co.jp) 「今度,システム開発を伴う新事業が立ち上がることになった。ぜひ,良い提案をしてほしい」。
著者
大和田 裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.231, pp.48-53, 2012-07

大和田 裕 情報処理推進機構(IPA) 技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC) エンタプライズ系プロジェクト 研究員 高い品質や新技術へのチャレンジを求められるが、予算も工期もギリギリで余裕はない。そんな難しいプロジェクトが増えるに伴い、プロジェクトマネジャー/プロジェクトリーダー(以下プロマネ)には、緻密なマネジメントが求められてい…
著者
岡島 幸男
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.177, pp.38-41, 2008-01

プロジェクト基盤と言っても大げさに考える必要はない。プロジェクト・ファシリテーション注1に取り組む岡島幸男氏は手軽な準備でうまくいく現場を演出している。その現場を紹介してもらう。
著者
能登原 伸二
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.177, pp.25-37, 2008-01

キックオフ・ミーティングの意味と,それまでに準備すべき「事」「物」「人」を探る。それぞれの冒頭では,PMの専門家 能登原伸二氏(のとはら先生)に準備の観点を語ってもらう。その後,様々な現場が実践している準備を取材から浮かび上がらせる。
著者
初田 賢司 溝手 悦子
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.218, pp.72-77, 2011-06

講座の第1回で説明しましたように、一昔前までは基本設計を一くくりにしていました。その結果、基本設計が不完全なまま次の工程に進んでしまい、手戻りや品質の悪化、下流工程で仕様が膨れ上がる(スコープクリーピング)という問題を引き起こしていました。そこで現在は、基本設計を業務、システム、ソフトウエアという階層に分けてWBSを作成する方法が主流となっています。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.182, pp.116-121, 2008-06

ひと言で「設計」と言っても対象の工程は幅広く,使うドキュメントは様々です。工程の呼び方も,基本設計と詳細設計,外部設計と内部設計など,いろいろあると思いますが,今回は,ユーザーの使い勝手に影響するという意味で重要な「外部設計」に当たる部分に的を絞って見ていきましょう。離島:周囲との隔絶 まずは,外部設計工程の成果物一覧です(図1)。