著者
寺尾 敦
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会年次大会発表原稿集 日本デジタル教科書学会第5回年次大会 (ISSN:2188062X)
巻号頁・発行日
pp.79-80, 2016 (Released:2017-06-14)
参考文献数
3

教職科目「教育方法の研究(中等教育)」において,デジタル教科書の利用法を教育する2回の授業をデザインした.出版社がウェブで公開しているデジタル教科書のサンプルを体験することで,動画の埋め込みなど,紙の教科書と比較してのデジタル教科書の基本的特徴は,学生が自力で発見することができた.タブレット端末がネットワークにつなげられることを利用した教育方法と,デジタル教科書導入の問題点については,講義を行った.後日,電子黒板を使用し,デジタル教科書との連携についての実習を行った.期末試験において,デジタル教科書の導入によりどのような授業が可能になるかを記述する問題を出題した.この教職科目の授業でとりあげた内容の多くは答案に反映されており,授業デザインは適切であったことが示された.
著者
芳賀 高洋 我妻 潤子 臼井 洋子 大谷 卓史 工藤 紗貴子 鈴木 二正 高瀬 浩之 塚本 初恵 豊福 晋平 中駄 康博 西尾 琢郎 森棟 隆一 三輪 吉和 渡辺 光輝
出版者
日本デジタル教科書学会
巻号頁・発行日
pp.61-62, 2017 (Released:2017-10-02)
参考文献数
2

文化庁 文化審議会著作権分科会は2017年4月「文化審議会著作権分科会報告書」において「教育の情報化の推進等」を公表した。本ポスター発表では、こうした審議会等で討議される教育に関連した最新動向(権利制限の拡大案や公衆送信権に関わる補償金制度導入、学生からの著作権利用許諾料金の徴収、ライセンシング体制の整備ほか)の要点を解説し、著作者・著作権者と利用者(教員、児童生徒、保護者)との「対話」の促進のためのコミュニティの構築といった、今後求められる施策について提案する。
著者
山崎 洋介 網干 博文 湯口 眞紀 鳥海 拓 高詰 佳史 磯川 桂太郎
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会年次大会発表原稿集 日本デジタル教科書学会2014年度年次大会 (ISSN:2188062X)
巻号頁・発行日
pp.89-90, 2014 (Released:2017-06-14)
参考文献数
4

日本大学歯学部では、2013年からiPadを導入した講義・実習を開始した。年度ごとに順次導入を進め、2014年度には全学生の約半数にあたる第1~3学年の学生がiPadを保有し、利活用している。iPadは大学から学生に配付または貸与されたものではなく、学生個人が購入したもので、いわばBYOD(Bring Your Own Device)の形式であるから、MDM(Mobile Device Management)の仕組みで機能制限を課すことも行っていない。勉強にもプライベートにも垣根なくiPadを利用することで、より活用度が高まると考えての方略である。今回、iPad利用に合わせて各種のデジタル教材を独自に開発・利用したので報告する。
著者
上松 恵理子
出版者
日本デジタル教科書学会
雑誌
日本デジタル教科書学会年次大会発表原稿集 日本デジタル教科書学会2014年度年次大会 (ISSN:2188062X)
巻号頁・発行日
pp.7-8, 2014 (Released:2017-06-14)
参考文献数
3

21世紀スキルに対応した、ICTを使った保育の可能性を追究するため、カリキュラムと指導案を開発し、北欧モデルと比較した。高岸幼稚園におけるパイロット事例ではICTを活用した結果、園児の集中力が高まると同時に、協調的な活動や表現活動を行うことができるようになり、他活動にも好影響を与えていた。