著者
古川 康一 金城 啓太 澤井 啓吾
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第18回全国大会(2004)
巻号頁・発行日
pp.215, 2004 (Released:2006-02-11)

チェロ演奏における運弓動作には、下げ弓と上げ弓があるが、演奏する弦によってそれらの動作が異なると思われる。本論文では、実験を通して、それらの相違点を明らかにし、合理的な運弓動作の原理を明らかにすることを目的とする。また、これらの運動と、テニスなどの動きとの関連性についても論じる。また、基本動作のエネルギー効率について考察し、疲労度が少ない奏法を提案する。
著者
有本 繁弘 高橋 由雅
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第18回全国大会(2004)
巻号頁・発行日
pp.180, 2004 (Released:2006-02-11)

本研究は遺伝子のDNA塩基配列からの音楽生成を目的とする.筆者らが先に報告したSoundDNAシステムに対し,音楽性を考慮した新たな配列/楽譜変換アルゴリズムを提案し,合わせて計算機に実装した.
著者
小方 孝
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第18回全国大会(2004)
巻号頁・発行日
pp.134, 2004 (Released:2006-02-11)

プロップに基づき生成された物語内容を,ジュネットの物語言説論の諸要素_-_時間,叙法,態等を再定義した物語技法により語り変えるシステムの方法を論じる.ジュネットを含みながらも,技法の詳細化,描写等下位技法,ストーリー切断等新範疇を統合する,物語言説論の拡張された包括的体系の問題にも触れる.
著者
宮田 一乘 笠尾 敦司
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第18回全国大会(2004)
巻号頁・発行日
pp.53, 2004 (Released:2006-02-11)

現在構築しているNPR表現システムには,モジュールの一部にユーザーが直接関数を書き込み,それを反映させて画像にNPR表現を与えることのできるインターフェイスが盛り込まれている.現在の多くのシステムは,アルゴリズムで動いているにも関わらず,利用者にそのことを意識させることは皆無である.しかし,多くのメディアアーティストが指摘するように、本当にシステムを使いこなして作品を作り上げるためには,基本的なアルゴリズムを理解する必要がある.本論文では,ユーザーがシステムを理解するための手がかりにできるような関数ウインドをシステムに組み込んだ実装例を報告する.
著者
沼 晃介 大向 一輝 濱崎 雅弘 武田 英明
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第18回全国大会(2004)
巻号頁・発行日
pp.131, 2004 (Released:2006-02-11)

本発表では,Weblogにおける文書作成のための情報検索および提示システムについて述べる.関連文書の検索手法として自分を中心としたネットワークを利用するエゴセントリック情報検索を提案する.
著者
川本 竜史 古川 康一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第18回全国大会(2004)
巻号頁・発行日
pp.230, 2004 (Released:2006-02-11)

本研究の目的は、サッカーにおけるインサイドキックのスキルを解明することである。本研究では、モーションキャプチャで計測した身体運動の時系列データをもとに、統計モデルを用いてインサイドキックスキルの決定要因を抽出した。この結果、インサイドキックの誤差(エラー)は、インパクト直後の蹴り足の足部角度にきわめて強く依存しており、この再現性の獲得が正確なインサイドキックのスキル獲得の本質であることが示唆された。発表では、身体運動へのデータマイニング法の応用による「スキルサイエンス」の可能性についても言及したい。
著者
岡本 和憲 中野 有紀子 西田 豊明
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第18回全国大会(2004)
巻号頁・発行日
pp.39, 2004 (Released:2006-02-11)

本研究は、TVML等の形式で記述された台本中の台詞を抽出し、発話文に即したジェスチャを自動的に決定、生成することにより、キャラクタ動作が細かく記述されていない台本から、CGキャラクタに効果的なジェスチャを付加した番組を生成するメカニズムを提案する。
著者
森田 均 藤田 米春
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第18回全国大会(2004)
巻号頁・発行日
pp.142, 2004 (Released:2006-02-11)

翻訳・翻案、朗読、映像化された文学作品は原テクストの解釈を明示化したものと考えられる。本研究では、これらの解釈を試作したハイパーテキストの評価に用いることにより、文学作品のハイパーテキスト化にあたっての指標を確立させる研究へと発展させることが可能であることを示す。