著者
尾崎 直人 稲葉 真理 手塚 宏史
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回全国大会(2015)
巻号頁・発行日
pp.1C54, 2015 (Released:2018-07-30)

現在最も高速かつ精度の高いコミュニティ抽出手法として知られているLouvain(BGLL)法に対し,コミュニティの併合先探索処理においてヒューリスティックな枝刈りを行うことにより,精度を同程度に保ちつつ計算時間を半分以下に削減する新しい高速化手法を提案する.
著者
木村 優那 矢入 郁子
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回全国大会(2015)
巻号頁・発行日
pp.3N33, 2015 (Released:2018-07-30)

近年プログラミングの重要性が高まっている一方で、学習初期段階に躓いてしまうと習得を諦めてしまう人が多いことが問題視されている。そこで我々は、「要求を具体化し問題を細分化していく能力である段階的詳細化能力の欠如こそが、プログラミング学習の妨げになっている」という仮説に着目した。本稿では、プログラミング初心者にグループ学習を、経験者に個人学習を行い、段階的詳細化能力との関係について調べた。
著者
宗形 初枝 原 寿夫 石川 翔吾 菊池 拓也 エーニン プインアウン 本田 美和子 盛 真知子 伊東 美緒 Gineste Yves 竹林 洋一
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回全国大会(2015)
巻号頁・発行日
pp.2M4NFC04b4, 2015 (Released:2018-07-30)

本発表では,全国に先駆けて認知症ケア技法ユマニチュードを全病棟に導入した経験を下に,認知症の人とのコミュニケーションが改善した結果について述べる.多段階でコミュニケーションを表現できるマルチモーダル行動観察ツールを活用し,介護・看護におけるユマニチュードの有効性について考察する.
著者
上野 秀樹 玉井 顯
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回全国大会(2015)
巻号頁・発行日
pp.2M4NFC04b1, 2015 (Released:2018-07-30)

認知症においては、認知機能低下に基づくコミュニケーション能力の低下が、様々な生活上の支障の大きな原因となっている。当院では認知症における行動観察シート(AOS)を開発し、認知症の人を支援するさまざまな場面で専門職、家族、本人の共通言語として活用している。認知症ケアにおけるコミュニケーション支援に関して報告する。
著者
五島 圭一 高橋 大志 寺野 隆雄
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回全国大会(2015)
巻号頁・発行日
pp.2G4OS25a4, 2015 (Released:2018-07-30)

近年,資産価格の分野において,ニュースやソーシャルメディアといった大規模テキストデータを,資産価格評価の分析に用いる試みが模索されている.本分析では,ニュース記事と株価情報を用いることで,より客観的かつ資産価格分析の文脈に即したニュース記事評価分析方法と予測方法を提示する.特に、学習モデルによる比較を行うことによって、本分析方法の有効性の検証を試みる.
著者
栗原 理聡 佐々木 彬 松田 耕史 岡崎 直観 乾 健太郎
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回全国大会(2015)
巻号頁・発行日
pp.1H33, 2015 (Released:2018-07-30)

地域のまちづくりには住民の声を反映したものが求められるが,意見交換会などの参加者の多くは高齢者であり,特に若い年齢層からの声を聞く機会は限られている.そこで本研究では若者の利用率が高く,匿名性により本音が多く書き込まれていると思われるTwitterを用いて,自治体による解決が可能と思われる地域毎の特徴的な要望を抽出する手法を提案する.
著者
奥野 拓 大場 みち子 山口 琢
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回全国大会(2015)
巻号頁・発行日
pp.1G2OS08a1, 2015 (Released:2018-07-30)

Linked Open Data(LOD)技術を利用して、地域の情報化を推進する、公立はこだて未来大学の取り組みを紹介する。取組の場は講義、学部・大学院での研究やProject/Problem Based Learning (PBL)形式の演習であり、対象分野は観光、地域の歴史や防災である。地域と連携した研究やPBLの活動内容と開発したアプリなどの成果について報告する。
著者
諏訪 正樹
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回全国大会(2015)
巻号頁・発行日
pp.2N5OS16b1, 2015 (Released:2018-07-30)

心理学における従来のメタ認知は、思考や行動を振り返ってことばにすることにより、自分をモニタリングして制御し、より知的・理性的な思考や社会行動を学ぶメソッドであった。知の状況依存性や身体性という観点からみると、メタ認知には身体の視点が欠落している。「からだメタ認知」は、体感や知覚など、暗黙知構造の近位項をことばで表現する点で従来的メタ認知の拡張であり、ことばと身体の共創を促すメソッドである。