- 著者
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山下 昭
池添 博彦
- 出版者
- 帯広大谷短期大学
- 雑誌
- 帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
- 巻号頁・発行日
- vol.12, pp.A1-A7, 1975-03-25
1.食品の嗜好面からみた類似性を相関係数(嗜好類似係数)によって分析した。2. HSV値の近似している食品相互の相関係数は高く,特に好まれる度合の強いもの同志で大きい。3.肉類で豚肉,羊肉,牛肉相互および豚肉と鶏肉,穀類でスパゲッティとラーメンおよびウドン,大豆食品で油揚げとガンモドキ,果実類でミカンとイチゴ,肉製品でハムとソーセージ,菓子類でケーキとチョコレート,飲料でビールと酒,調理食品でライスカレーとトーストの各々の間の相関度合は強く,各食品群中では嗜好類似性が大きい。この内,飲料のビールと酒ぱ嫌われる傾向がほぼ同様のもので,その他の食品は好まれる傾向が一致している。