著者
網中 裕一
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
年次大会講演要旨集 30 (ISSN:24327131)
巻号頁・発行日
pp.545-548, 2015-10-10 (Released:2018-01-30)
被引用文献数
1

アメリカの研究機関において新たな研究費獲得ツールとしてクラウドファンディングが注目されており、日本を含め世界的に広がろうとしている。本発表では日本でもクラウドファンディングを研究費獲得ツールとして有効活用するために、『支援者がクラウドファンディングを利用して学術研究へ支援する動機』を調査した。特に「インセンティブ」、「研究分野」に焦点を当てて調査したところ、以下の2点が明らかとなった。・特定の研究分野を除き、インセンティブの設定は支援者の支援動機になり得る。・研究分野毎に支援者の支援動機、支援に対するフィードバックは異なっている。
著者
梅田 博之
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
年次大会講演要旨集 30 (ISSN:24327131)
巻号頁・発行日
pp.1061-1064, 2015-10-10 (Released:2018-01-30)

2015年8月現時点において産学連携関連の研究は、大規模データ分析を用いたものを初めとするマクロ的な視点で論じている研究が多い。それとは対照的に、実際的・現場的ミクロな視点を持ったものは少ない。そこで本論文は私がデータ分析システムを開発・販売する会社(AIC社)を起業した経験をまとめた。内容としては起業を計画するところから、製品化断念までの実体験をまとめた。また失敗の原因の考察、考察から見えてきた製品化成功のための一仮説を掲載している。