著者
山本 剛 坂根 裕 竹林 洋一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI, ヒューマンインタフェース研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.105, pp.13-20, 2003-09-26
参考文献数
17
被引用文献数
5

カメラ,マイク,モーションセンサを搭載したマルチモーダルヘッドセットを装着することで,話者が会話中に行う非意図的な「うなずき」動作を検出し,会話中の重要箇所をマルチモーダルセンサデータから知識コンテンツとして抽出するシステムを実装した.本稿では,会話の重要箇所を把握する手段としてのうなずきの有効性を実験を通して述べ,状況や個人差を考慮したうなずきの検出方法とその応用について論じる.
著者
大座畑 重光
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI, ヒューマンインタフェース研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.52, pp.17-24, 2005-05-27
参考文献数
14

SqueakにおけるMorphicプログラミングはダイナミックで柔軟性がある。たとえば、プログラム実行中のプログラム変更など、ユーザの頻繁な試行錯誤に耐えられる。本稿では、それが特に子どもたちの学習に重要なこと、さらに、「本物の数学や科学」の指導のためのカリキュラムを作成するためのツール・メディアとしても重要であることを論ずる。最後にMorphicとSqueakプログラミング環境に関していくつかの提案をする。
著者
坂戸 博之 呂 山 猪木 誠二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI, ヒューマンインタフェース研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.98, no.22, pp.81-86, 1998-03-13
被引用文献数
1

筆者らは聴覚障害者と健聴者とのコミュニケーションを支援することを目的として、手話アニメーション生成システムを開発している。このシステムでは、以前に提案した、身体の各部位の動きに注目した手話単語記述方式を基に、コンピュータグラフィックス(CG)アニメーションとして手話単語動作を生成している。このアニメーションについて、聴覚障害者7名を対象として手話単語118単語について評価実験を行ったところ、全体で63.8%の認識率を得ることができた。本稿では実験とその考案について報告する。
著者
戸田 真志 秋田 純一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI, ヒューマンインタフェース研究会報告
巻号頁・発行日
vol.2007, no.11, pp.iii-vi, 2007-02-09

今年で10回目を迎えるISWC2006(International Symposium on Wearable Computing)は、スイスMontreux駅前のGrand Hotel Suisse-Majestic(図1)を会場に、2006年10月11〜14日の4日間で開催された。ISWC2006に引き続き、同じMontreuxにて、10月15〜18日の期間でUIST2006も開催されたため、両方の会議に参加した方も多かったようである(筆者らは残念ながらISWC2006のみで帰国の途についた)。本年は16カ国から85件の投稿があり、査読の結果、口頭発表17件(Longpaper8件、Shortpaper9件)、ポスタ発表18件の計35件が採択された。投稿の内訳、採録数、採択率を表1にまとめる。[table]11日の午後から13日までがいわゆる本会議であり、最終日の14日はチュートリアル(午前セッション2件、午後セッション1件、終日セッション1件)が開催された。本会議は前述した口頭発表、ポスタ発表に加えて、2件の招待講演、パネル討論会、デモセヅションが開かれていた。