著者
筒井 清次郎
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学研究報告. 芸術・保健体育・家政・技術科学 (ISSN:03887367)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.29-36, 1990-02-20

The purpose of this study was to explore the best structure of practice variability in the motor learning. The task was to reproduct the angle. The number of training trials was 24. Test was composed to a criterion test ant two transfer tests. One of the transter tests was easire test than criterion test, and the other was more dificult test. The results were as follow: 1) In criterion test, practice variability group in all training trials was superior to others. 2 ) In easier transfer test, the orderly practice variability group was superior to constant practice group and non-orderly practice variability group. 3 ) In more difficult transfer test, the orderly practice variability group was not sunerior to others.
著者
天野 敦子 小美濃 亜矢子
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学研究報告. 芸術・保健体育・家政・技術科学 (ISSN:03887367)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.111-118, 1991-02-20

This study is the product of a questionaire answered by 100 American school nurses in October, 1986 and 261 Japanese "yogo teachers" (school health teachers) in November, 1986. The thesis describes the extent to which activity types is correlated with feelings of job satisfaction. Multi-variate analysis was used. These points became clear : 1) Job satisfication for "yogo teachers" in Japan is greatest where they are able to spend more time on counseling activities, and where they have positive attitudes toward physicians. 2 ) Job satisfaction in the U. S. A. is correlated to the nurse's ability to spend more time on health examination. 3 ) Plofiles which include age, academic background, experience, kind of school and the number of pupils seen were found to be not correlated with feelings of job satisfaction in either country. 4 ) Job satisfaction in both countries is enhanced where they can spend more time on health observation activities. 5 ) The spending of more time at staff meetings, precludes feelings of satisfaction in both countries.And those with positive attitudes toward teaching could not achieve job satisfaction.
著者
村松 常司 村松 園江 秋田 武 片岡 繁雄 金子 修己
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学研究報告. 芸術・保健体育・家政・技術科学 (ISSN:03887367)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.39-44, 1996-03-01

本研究は,青年期女性579名(学生332名,社会人247名)を対象にして,学生ならびに社会人の健康習慣と日常生活行動およびエゴグラムからみた性格の特性を,無記名質問紙法により,調査(平成4年9月~11月と平成5年8月~10月)し,以下に示す成績を得た。(1)健康習慣については,学生は社会人より毎日朝食をとる者が多く,栄養のバランスに気をつけており,喫煙する者が少ないことが分かった。また,社会人は学生より,起床時間,就寝時間が早く,間食をあまりとらないことが認められた。(2)健康習慣実施数の平均(標準偏差)は学生5.0(1.5),社会人5.3(1.7)であり,統計的には社会人の方が多く,学生に比べて健康的な生活態度をとっている。(3)日常生活行動では,雑誌,書籍とも社会人の方に読まない者が多く,新聞購読時間も短く,学生に比べてマスメディアとの接触が薄いことが認められた。また,学生は趣味をよく取り入れ,生活をエンジョイしている者が多く,社会人には小遣い金額が多く,化粧をよくする者が多いことが認められた。また,女性の喫煙に対する意識では学生より社会人の方が容認する割合が高かった。(4)エゴグラムは,学生,社会人ともNP(養育的・母親的要素)を頂点とするNP優位型の山形であった。要素別の比較では,NP(養育的・母親的要素)とFC(自由奔放さ)おいて,有意の差が認められ学生の方が高く,また,学生は社会人に比較して自我状態が高い値を示していることが認められた。(5)以上のことから,青年期女性における健康習慣と日常生活行動ならびにエゴグラムからみた性格特性は,学生と社会人の間に幾つか特徴ある違いがみられた。
著者
村松 常司 村松 園江 原田 久美 〔他〕
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学研究報告. 芸術・保健体育・家政・技術科学 (ISSN:03887367)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.99-112, 1993-02-10

今日では,たばこ煙が喫煙者だけでなく,非喫煙者にも害を及ぼすことはもはや疑いの余地はない。本調査では小・中・高校生の喫煙状況を把握し, Passive Smokingに対する反応や自覚症状及び両親や兄弟の喫煙との関連について追究した。調査は小学生463名,中学生420名,高校生637名を対象として,平成2年9月~10月に無記名質問紙法によって行われ,以下に示す成績を得た。(1)小・中・高校生の喫煙経験率は,小学生では男子10.8%,女子1.8%,以下中学生16.1%, 2.6%,高校生24.2%, 5.7%であり,いずれも女子より男子が高い。喫煙経験率は男女とも学年が上がるにつれて有意な上昇となり,両親や兄弟が喫煙している者は喫煙経験率が高かった。(2)現在喫煙している者の割合は,小学生では男子0.8%,女子0.0%,以下,中学生6.4%,1.0%,高校生では7.7%,0.6%であった。(3) Passive Smoking に対しては,男女とも「嫌う者」が多く,それぞれ70.8%, 85.0%であり,また,両親や兄弟が喫煙しない者は,Passive Smokingを「嫌う者」が多かった。(4) Passive Smoking によって自覚症状があると回答した者は,男子63.0%,女子77.5%であり,男子より女子に多かった。症状としては「せきが出る」の37.7%が多く,以下「頭が痛くなる」,「のどか痛くなる」,「鼻がツーンとなる」が目立った。Passive Smokingを嫌っている者は男女とも症状を訴えている者が多かった。(5) Passive Smoking に対する反応を1976年の調査結果と本調査を比較してみると,男子では52.4%, 70.8%,女子では64.6%, 85.0%が「嫌い」と回答し,本調査の方が多かった。また,両者の自覚症状を訴えた者の割合を比較してみると,男子では63.3%, 63.0%,女子では77.4%, 77.5%であり,両調査ともほとんど同率であった。(6)両親が喫煙することに対しては,男女ともに「健康を心配する」が多く,それぞれ53.8%, 67.7%であり,以下,「臭いが嫌い」「何も思わない」が続いた。「健康を心配する」は女子に多く,「何も思わない」は男子に多かった。(7)両親の非喫煙に対しては,男女ともに「良いと思う」が大多做を占め,それぞれ87.5%, 96.9%であった。(8)将来の喫煙意志のある者は,小学生9.1%,中学生10.0%,高校生5.9%であり,男女別では,それぞれ15.1%, 0.7%であり,男子に多かった。