著者
柚木 朋也
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 36 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.361-362, 2012-08-27 (Released:2018-05-16)

この研究の目的は,身近な素材である凍結防止剤から再結晶により結晶を生成し,その結晶の利用について検討することである.凍結防止剤からは,容易に,安価に,美しい結晶を生成することができた.その結晶は,塩化カルシウム6水和物(CaCl_2・6H_2O)であり,自然に産するものは南極石と名付けられている.そして,それを利用した結晶生成実験では,結晶の成長の様子を容易に観察することができるなど,教材として効果的に活用できる可能性があることが明らかになった.
著者
猿田 祐嗣
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 36 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.91-92, 2012-08-27 (Released:2018-05-16)

本研究の目的は,PISAで好成績を挙げているフィンランドと日本の義務教育段階での成果を明らにすることにある。TIMSS1999では,フィンランドは日本の約半数の学級人数で指導を行っていたが,理科及び数学の両教科とも日本の平均得点はフィンランドを上回っていた。学級単位集計による得点分布を調べたところ,フィンランドの学級間の格差は日本より大きかったことが明らかとなった。
著者
山田 邦彦
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 36 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.77-78, 2012-08-27 (Released:2018-05-16)

本研究は平成24度から実施される数学I「データの分析」における箱ひげ図の導入について、先行授業を行い本格導入に向けての教員の共通認識と課題点を明確にすることを目指した。その結果、箱ひげ図についての共通認識を得ることができ、その扱い方についての課題点が明らかとなった。
著者
大高 泉 遠藤 優介
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 36 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.139-142, 2012-08-27 (Released:2018-05-16)
被引用文献数
1

ドイツにおけるPISAショック後の教育政策と科学カリキュラム改革の展開について、KMKによる教育スタンダードの策定、科学の教育スタンダードの意味内容及び評価と各州への波及状況、新たなカリキュラムとしてのChemie im Kontextの開発動向等々の面から、その一端を明らかにした。
著者
山野井 貴浩 佐倉 統
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 36 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.285-286, 2012-08-27 (Released:2018-05-16)

本研究では,進化論の学習機会および創造論を知る機会がほとんどなかったと考えられる文系大学生を対象に進化論と創造論の両方を紹介する講義を行い,進化論の方が科学的であると考えられたかどうかを講義前後アンケートによって明らかにすることを目的とした。その結果,事前に科学的な考え方に関する講義を行っていたとしても,創造論を知ることで進化論への支持率が高くなるとは限らず,逆に,創造論への支持率が高まってしまう可能性があることが示唆された。
著者
紺家 裕子 椎尾 一郎
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 36 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.179-182, 2012-08-27 (Released:2018-05-16)

映像,演劇などの作品における聴覚障害者向けバリアフリー対応として字幕の付与がある.しかし,演劇等ではほとんど付与されていない.また,演劇鑑賞においては,皆が集まって観劇するため楽しみ方はほかの観客の反応にも大きく影響される.私たちは,演劇における字幕付与方法および観客の反応を表示する仕組みを提案して実装,演劇公演にて利用した.
著者
塩澤 友樹 須藤 雄生
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 36 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.1151-154, 2012-08-27 (Released:2018-05-16)

本研究の目的は,生徒自身が標本抽出におけるランダム性と標本サイズの重要性を実感できる教材を開発し,その教材を用いた授業実践を行うことで,標本調査の指導への示唆を得ることである。この目的に対して,本研究では,「標本調査のウソ」,「標本調査の仕組み〜視聴率調査の模擬実験〜」の2つの教材を開発し,その授業実践を行った。その結果,本教材を通して,生徒達は自分達なりに調査の問題点を議論し批判的に検討できること及び,実験を取り入れることで,実感を伴ってランダム性と標本サイズに対する理解を深めることができることの2つが示唆として得られた。