出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1771, pp.10-13, 2014-12-22

それが、消費増税の延期への抵抗を封じる意味合いが大きかったとはいえ政権奪還から2年で総選挙に踏み切らざるを得なかった。「この国の首相を中心とする統治システムが依然として脆弱であることの証左だ」と野中尚人・学習院大学教授は指摘する。 今回の…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1470, pp.50-55, 2008-12-15

「これでは進出熱が一気に冷え込んでしまう」。11月初旬、ベトナムに進出した多くの日系企業が「寝耳に水」のニュースに驚かされた。来年1月から適用される新しい法人税の実施細則草案に、外資系企業に対する優遇措置の撤廃が盛り込まれていたのだ。 これまで、特定の工業団地や輸出加工区に設立された企業には一定期間の免税・減税措置が適用された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1479, pp.26-29, 2009-02-23

公的資金を使って一般企業の資本増強を支援する制度の導入を政府が検討している。「100年に1度の危機」にあえぐ企業に救いの手を差し伸べるのが狙いだ。しかし、経済界には「過剰な政府関与は、経営の足かせになる」(上場企業社長)との危惧がある。 この制度につき経済産業省のある審議官は、こうまくし立てた。 「だったら借りなきゃいいんですよ。資金は欲しい。
著者
中坊 公平
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.853, pp.68-71, 1996-08-19

7月26日,住専の債権を回収する,住宅金融債権管理機構社長に就任。日弁連会長時代には,司法改革の旗を振り「行動派」との評判が高い。森永ヒ素ミルク事件,豊田商事の破産管財人を手掛けた実績を持つ。旅館経営者としての顔も持ち,弁護士を超えた幅広い力量に期待が集まる。弁護士・中坊公平の名刺にこの夏,もうひとつ肩書が増えた。
著者
森 章
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1633, pp.58-61, 2012-03-19

ファッションビル大手、パルコの筆頭株主で33.2%の株式を保有する森トラストが2月24日、J・フロントリテイリングへの全株売却を発表した。売却価格は1株当たり1100円で、総額は約301億円になる。 森トラストは、第2位株主でパルコ株12.3%を持つイオンと、共同歩調を取ってきた。Jフロントへの電撃的な売却劇は、どのように決まったのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1563, pp.82-84, 2010-10-25

次世代の医薬品開発を巡り、世界の大手製薬会社が激しい競争を繰り広げている。その競争の舞台の1つが、抗体医薬品と呼ばれる新しい種類の薬だ。特にガン領域の研究開発が盛んで、ベンチャーのM&A(合併・買収)も活発になっている。 抗体医薬品が注目されるのは、副作用が少ないうえ、従来の薬で治せなかった疾患を治療できる可能性があるからだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1810, pp.44-51, 2015-10-05

民事再生法の適用申請から8カ月後の9月29日、スカイマークの新体制が立ち上がった。無謀な拡大路線の呪縛が消えた現場には、自らの手で再成長を夢見る明るさが芽生えている。だが、思惑が異なるインテグラルとANAの狭間で、社員の再生への活力は維持されるのか…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1051, pp.6-9, 2000-07-24

7月12日、そごうが民事再生法の適用申請後に東京商工会議所で開いた緊急記者会見。法的整理ならば会社更生法であるとの見方が一般的だっただけに、質疑応答の冒頭で「なぜ民事再生法なのか」との質問が飛んだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.952, pp.59-62, 1998-08-03

主力のプリンターが市場拡大の波に乗り、1980年代は売上高が年平均で18%も伸びるなど破竹の勢いに乗っていたスター精密は、91年2月期に連結売上高822億円、経常利益103億円という過去最高の決算を記録した。 だが、その後の4年間、坂道を転げ落ちるように業績は下降線をたどる。プリンターの販売不振から、94年2月期に赤字転落。
著者
小出 義雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1237, pp.124-127, 2004-04-12

女子マラソンの五輪代表選手が発表された3月15日は、もう受かった気分で、昼の12時頃からホテルでお酒を飲んでいたんですよ。どちらの結果にせよ、そのホテルで会見を開く予定でしたから。そしたら突然、「落ちました」でしょう。ええーって、これはやられたと思いましたよ。 だけど、会見前の打ち合わせでは高橋にこう言いました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1448, pp.36-38, 2008-07-07

今年5月、積水化学工業の環境土木システム事業部に籍を置く豊田雄大・海外ビジネスユニット長は香港に飛んだ。案件はドイツの下水管再生会社の買収。香港にいるオーナーとの1年がかりの交渉が実を結んだ。「これで、一気に欧州に足場を広げられる」。 豊田氏は海外の下水管再生事業の責任者だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1712, pp.66-69, 2013-10-21

豊田氏が関わった、若年層を対象にしたアンケートによれば、「定年まで働き続けたい」と答えた文系女性が16%だったのに対し、理系女性は21%だった。学んだことを生かして長く勤めたい気持ちが強い傾向が見て取れる。従って、出産などのライフイベントを挟…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1042, pp.41-44, 2000-05-22

東京の新宿や渋谷に店を構え、近ごろ若者が集まる量販店の家電売り場で、とある海外メーカーが人気ベスト3にランクインした。それもテレビや掃除機など、ひしめく強敵国内メーカーを抑えてのものだ。 日本の家電市場は競争が厳しく、有名海外メーカーといえども、おいそれとは国内家電メーカーに太刀打ちできない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1223, pp.110-113, 2004-01-05

今回の1000社番付では、電機メーカーをはじめとする日本勢が軒並み急浮上した。左表のように、ともに900位台だった松下電器産業とNECは、それぞれ164位と270位に上昇し、日立製作所や富士通も大きく順位を上げている。1000社番付にランクインした日本企業143社のうち、順位が上昇したり新たに番付入りした企業は、半分以上の82社に上った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1536, pp.92-95, 2010-04-12

消費者が選ぶ「総合力」と「イノベーティブ」ランキングで最も伸びたのが「餃子の王将」だ。今年のキーワードは「小さな幸せ」。合理的に幸福感を満たすバランスの良さが支持された。 「ブランド ジャパン2010」の消費者市場編とイノベーティブ部門。ランクインしたブランドのうち、双方でブランド偏差値上昇ナンバーワンに輝いたのが「餃子の王将」である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1252, pp.52-54, 2004-07-26

「スーパー正直」——。そんな一風変わった言葉が、松下電器産業の社内で当たり前のように使われるようになったのは、ここ1年ほどのこと。今では社内の誰もが、あらゆる場面で意識する"合言葉"になっている。 この言葉の生みの親は、中村邦夫社長。1年以上も前から、口癖のように社員に訴えてきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1176, pp.26-29, 2003-01-27

日本電産社長、永守重信氏(58歳)。午前6時50分に社内の誰よりも早く出社し、1日16時間働き、土日も全く休まない生活を続ける男の目に、日本人の「仕事ぶり」はどう映っているのか。 「日本人は働き過ぎだ」なんていうのは、もう昔話だ。最近は欧米のビジネスマンの方がずっと勤勉ではないかと感じる。もちろん、欧米人一般が日本人よりもよく働くとは言わない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1083, pp.4-6, 2001-03-19

「日本の財政はやや破局に近い状況にある」——。宮澤喜一財務相の3月8日の発言は、政府がこれまでひた隠しにしてきた日本経済の病巣を白日の下にさらす結果となった。後から本人が発言を訂正しても、円売りに歯止めがかからなくなり、13日には日経平均株価は1985年2月以来16年ぶりに1万2000円の大台を割り込んだ。
著者
春田 博
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.954, pp.68-70, 1998-08-24

問 1998年3月期まで3期連続で経常増益となり、株価は過去最高値圏にまで上昇しています。これまでの何が奏功したとみていますか。 答 とりたてて新しい経営施策が成功したということもない。従来と同じやり方です。当節のように波乱万丈の会社が多いなかでは、当社のようなところが評価されるのかなと思います。 問 人事制度改革、取締役改革など、昨今は改革ばやりですが。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.867, pp.23-25, 1996-11-25

まずはこんなクイズの出題から…。あなたは行政改革を公約に掲げ,ある政府の首長に当選した。地元経済は国際競争力を失い,街には失業者があふれている。政府機関は余剰人員を抱え,税収は減少し,財政は破綻寸前の状況にある。あなたの使命は,次の選挙までに経済を再生させ,新たな雇用を創出し,行政のスリム化と効率化を図ること。