出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1554, pp.86-88, 2010-08-23

日本たばこ産業(JT)が世界市場に打って出るため、競合メーカーの取得に投じた金額だ。1999年に米RJRナビスコの海外たばこ事業(RJRI)を傘下に収めると、2007年には英ガラハー買収により英国や東欧の事業を拡大。これによりJTは、米アルトリアグループ、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)に迫る世界第3位のたばこメーカーとなった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1540, pp.38-42, 2010-05-10

現場の責任者は、神戸製鋼所・高砂製作所の高砂機械センターで大型空気圧縮機の製造工程で働く松山祐樹さん(24歳、上の写真右から2人目)だ。細身の長身に茶髪といった風貌。そんな今時の若者が、海外の現場で全権を任され、外国人従業員とともに汗を流している。 松山さんは、まだ入社6年目。香川県の工業高校を卒業して神戸製鋼に入社した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1818, pp.52-56, 2015-11-30

「もともと資産がある上、島内に娯楽が少なくカネの使い道がないため、投資に回せる資金が多い。地域の人々の多くは顔見知りのため、『投資信託でもうけたカネで車を買い替えた』といった噂はすぐ伝わる。遅れてなるものかと、資産を持つ島民の多くが投資に…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1598, pp.30-35, 2011-07-04

今年3月5日、オマーン沖。商船三井運航のタンカー「グアナバラ」が自称ソマリア人の4人に襲われた。乗組員は救難信号を発し、船内の退避室に立てこもった。そこへ米海軍が駆けつけ、襲撃犯は投降した。 「海賊襲撃」は海運会社にとって大きなリスクだが、このケースでは商船三井が取り組んできた安全対策が生きた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.909, pp.84-86, 1997-09-29

マイク・タイソンがイベンダー・ホリフィールドの耳を噛みちぎった6月28日、米国ラスベガスの夜。ボクシングは野蛮で醜い殺戮さつりくショーと化した。 日本でもボクシングは危機的状況に陥っている。高度経済成長時代の昭和30年代後半から40年代、ファイティング原田、大場政夫、輪島功一らのスターが誕生、テレビ視聴率が60%を超えることもあった。
著者
井植 敏
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1070, pp.171-173, 2000-12-11

今年9月29日、近藤定男社長(現取締役)と下田良雄副社長が突然、私の部屋に入ってきました。そして、子会社が販売した家庭向け太陽光発電システムの電池パネルの一部に、性能の過大表示があったことを報告したのです。お客様を欺く行為はあってはならないことであり、まさか、と我が耳を疑いました。そして次の瞬間、冒頭のようなことを思ったのです。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1783, pp.40-45, 2015-03-16

世界最大の自動車市場、中国。苦戦を続けてきたホンダに「異変」が起きている。2013年9月に発売した3列シート6人乗りのミニバン「ジェイド」が、売れ行きを伸ばしているのだ。 2014年12月の単月販売台数は7541台。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1835, pp.38-42, 2016-04-04

彼らが話しているのは大抵、中国語やベトナム語だ。太田市内では、約1300人の外国人技能実習生が働いている。「実習生がいなければ、クルマは造れない」(太田市の清水聖義市長)のが実態だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1080, pp.36-39, 2001-02-26

相次ぐ失言、スキャンダルで資質が疑われている森喜朗首相。ハワイ・オアフ島沖での実習船事故への対応では、与党内からも批判が出始めた。3月13日に開かれる自民党の党大会後も続投できるか、微妙な情勢だ。 「誰が首相であっても与えられた条件で粛々とやっていく」と自民党総務局長の鈴木宗男氏の言い回しは微妙だ。
著者
杉本 勇次 飯田 展久
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1869, pp.61-64, 2016-12-05

既存の投資ファンドと一線を画す独自の手法で企業の経営改革を支援する。大江戸温泉やすかいらーくなど、国内で順調に投資実績を積み上げてきた。商社出身の日本代表が、投資と企業再生への手応えと日本への熱い思いを語った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.952, pp.73-76, 1998-08-03

今年6月14日の夜、すかいらーくが展開するファミリーレストラン「ガスト」の宮前店(東京・杉並区)は、客が入りきらないほどの盛況だった。この日はサッカーのワールドカップの予選リーグ、「日本対アルゼンチン戦」が行われ、宮前店に設置してある大型の壁掛けテレビでその試合が生中継されていたのだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1146, pp.66-68, 2002-06-17

日韓共催によるサッカーワールドカップはいよいよ決勝トーナメントに突入、激しい戦いを繰り広げている。ゴールライン近くに陣取るスポーツカメラマンも、少しでも良いシーンを撮ろうと腕を競う。超望遠レンズの重さは約3kg。1試合約90分を撮影するのは、かなりしんどい作業だ。
著者
関塚 隆
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1659, pp.92-95, 2012-09-24

2年前に監督に就任して率いてきた男子サッカーのU-23(23歳以下)日本代表。今年夏に臨んだロンドン五輪の本大会で、1968年のメキシコ大会以来44年ぶりに4強入りを果たした。残念ながら銅メダルは逃したが、オリンピックという世界の舞台で、1次リーグと決勝トーナメントを通じて計6試合も戦うことができた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1551, pp.108-110, 2010-07-26

7月26日は土用の丑の日。この日に栄養価の高いウナギを食べ、暑い夏を乗り切ろうというアイデアは、約200年前の江戸時代の発明家、平賀源内が発案したとする説が有力だ。だが、今、香ばしいにおいを漂わせる蒲焼きに大きな壁が立ちはだかろうとしている。 ウナギ流通量が世界的に急減しているのだ。日本で食べられるウナギは99%が養殖もの。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1525, pp.86-89, 2010-01-25

昨年12月22日、東京高裁で開かれた控訴審判決公判。2007年11月に防衛装備品調達を巡る収賄などの容疑で逮捕された防衛省元次官の守屋武昌による控訴は棄却され、懲役2年6月の実刑という1審判決が支持された。判決後の記者会見で、守屋は「恥ずべき行為を起こして全国の自衛隊員に迷惑をかけた」と謝罪した。ただ、こうも語った。「装備行政に影響が出ることを心配している」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1258, pp.152-155, 2004-09-13

金16、銀9、銅12と、空前のメダルラッシュに日本国内が沸いたアテネ五輪。日本人選手の活躍は、世界で勝負できる人材が豊富にいることを改めて示したと言えないだろうか。これはスポーツの世界に限らない。技術、経営、文化など各分野の優れた才能を持つ日本人を応援する目的で、日経BP社は2002年に「日本イノベーター大賞」を創設した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.843, pp.54-56, 1996-06-03

インターネット上に仮想現実空間を創り出すプログラミング言語,VRML。標準化をめぐる第2ラウンドを制したのはシリコングラフィックス連合。今回敗れたマイクロソフトを含め,ライバルは第3ラウンドへと動く。SGIがマイクロソフトに勝つインターネットが爆発的に普及するなか,標準化争いも激化する。
著者
三浦 大四郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.921, pp.99-102, 1997-12-29

古い映画を安い料金で上映する名画座として、多くの方々に親しまれてきた「文芸坐」(東京・豊島区)は、1997年3月をもって閉館いたしました。これまで赤字になりながらも、名画座の灯を消したくない一心で頑張ってきましたが、建物の老朽化が甚だしく、営業継続は困難と判断せざるを得ませんでした。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1848, pp.44-48, 2016-07-04

6月上旬、大阪市内の繁華街で、ダイドービバレッジサービスなにわ営業所の本谷晴彦リーダーは自動販売機に次々商品を補充していた。そこに「兄ちゃん、どれがおすすめかな?」と声を掛けた初老の男性。本谷さんが丁寧に説明すると、男性は「おおきに」と笑…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1029, pp.142-146, 2000-02-21

今年1月に開かれた自動車展示会、米デトロイト・オートショーの会場。中央ホールを離れた小さな一室でカルロス・ゴーン日産自動車最高執行責任者(COO)は世界の記者団と向き合っていた。 目的は、昨年10月に発表した再建計画「日産リバイバルプラン」の進行状況についての説明。「米国はとても大切で、かつ儲かる市場。