著者
北の湖 敏満 原田 亮介
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1228, pp.82-85, 2004-02-09

問 理事長は現役時代、憎たらしいほど強い横綱と言われました。当時と今を比べると、力士の意識や生活ぶりに何か違いがありますか。 答 強くなりたいという気持ちは、今の力士も昔とそう変わりません。最も大きな違いを感じるのは稽古です。私たちは四し股こや(柱を使って突っ張りの稽古をする)鉄砲を含めて、あくまで土俵の上で鍛えてきました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1660, pp.30-35, 2012-10-01

「国家の存亡に関わる重要事項を国民感情への配慮、聞こえのいい理念、極めて端的に言えば選挙対策を優先して決められたことを残念に思う」 9月18日の総合資源エネルギー調査会基本問題委員会。委員の1人である榊原定征・東レ会長は、解散総選挙を控えて突然「原発ゼロ」に舵を切った民主党政権を厳しく批判した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1938, pp.40-45, 2018-04-23

仕掛けたのは資生堂の「コスメティックプレス」というプロジェクト。期間限定でかつ、在庫がなくなればそこで終わりという、何とも刹那的なブランドを開発していくという。 資生堂といえば、化粧品「マキアージュ」や日焼け止め「アネッサ」などのマスブラ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1151, pp.30-33, 2002-07-22

東京都港区赤坂2丁目。外堀通りと六本木通りが交差する溜池交差点から赤坂方面を眺めると、静かにたたずむ1棟のオフィスビルが視界に入る。地上階にはアメリカンリブレストランの「トニーローマ」、そして英国の高級スーツ生地メーカー、「スキャバル」の直営店が店を構える。
著者
西 紘平
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1138, pp.97-100, 2002-04-22

今年1月、子会社の雪印食品による牛肉偽装事件が発覚しました。一昨年に食中毒事件を起こしたばかりなのに、またもや繰り返してしまった不祥事…。「スノーブランド」に対する信頼をおとしめてしまい、大変申し訳なく思っています。 3月28日には再建策を発表して、グループ会社も含めた雪印をどう変革していくのか、将来像を示しました。
著者
久世 公堯
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1054, pp.101-104, 2000-08-21

7月30日、金融再生委員長の職を辞することを、中川秀直官房長官にお伝えしました。 第2次森内閣で初入閣を果たし、しかもそごうや瑕疵担保問題など重要案件のひしめく金融再生委員長という職務に就き、私なりの一歩を踏み出そうとする時だっただけに、1カ月足らずという短い期間で辞職を決断せざるを得なかったことは残念です。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1059, pp.33-35, 2000-09-25

東京の最高気温が33度に達した9月3日。東京・有楽町にある「そごう東京店」の閉店セールには炎天下にもかかわらず、開店前から約3500人が長蛇の列を作った。 この日の売り上げは過去最高の4億円に上り、通常の日曜日の約10倍。だが残念ながら、この"異常現象"を消費回復の証左だと、手放しで喜ぶ向きは少なかっただろう。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1819, pp.46-53, 2015-12-07

2015年11月11日、午前9時35分。三菱重工業が傘下の三菱航空機を通じて開発中の小型旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」は名古屋空港の滑走路を走り始めると、離陸速度に到達するや否や、澄み切った秋の空へと舞い上がっていった。 昨年10月のロールアウ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1713, pp.78-81, 2013-10-28

10月1日に同社が神戸市内の研究開発拠点で開いた内定式。59人の内定者のうち、10人は外国人だ。スイスや中国、スリランカ、カンボジア、韓国と国籍も多様。中には中東パレスチナの出身者もいるという。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1361, pp.150-152, 2006-10-09

「コンピューターの仕事、興味ないですか?」——リクルートスーツ姿の大学4年生に採用の担当者が駆け寄ってくる。9月21日、東京・有楽町で開かれた合同会社説明会での光景だ。参加80社の大半が中小企業で、そのうち62社が2007年春の新卒学生を募集していた。内定式が10月1日に迫るのに、必要数を確保できていない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1790, pp.70-72, 2015-05-11

「ロボットスーツHAL(ハル)」で知られるサイバーダインは、家庭や職場で使えるモバイルタイプの心電・動脈硬化計を開発した。心電図や動脈硬化度を手軽に測定できる。2015〜16年に発売する考えだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1238, pp.112-116, 2004-04-19

今年2月6日午前、イラク取材から帰国したばかりの、ジャーナリストでベンチャー企業社長でもある神田敏晶の自宅に、突然マスコミが押し寄せた。ドアを開けると、たちまちテレビカメラに取り囲まれ、夜のニュースは各社一斉に「東京・世田谷の社長、書類送検」と報じた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1294, pp.32-35, 2005-06-06

時に関西弁で柔和な表情で語るかと思えば、経営者を相手に機関銃のようにまくし立てる。M&Aコンサルティング代表の村上世彰には自他共に認める2つの顔がある。1つは、元官僚として国の行く末を憂い、資本主義のあるべき姿を語る伝道師としての顔。もう1つは、保有株を高値で買い取らせる「グリーンメーラー」のように、冷徹に儲けを狙う投資家の顔だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1396, pp.110-112, 2007-06-18

JR津田沼駅前にある、千葉工業大学の津田沼キャンパス。今、ひときわ熱気に満ちている学科がある。2006年4月に誕生した工学部未来ロボティクス学科だ。学生も教授も、朝から晩までロボット漬けの生活を送る。睡眠不足で頭も体もふらふらになりながら図面を引き、プログラムを打ち、夢中になってロボットを組み立てている。
著者
中村 明
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1500, pp.112-114, 2009-07-20

今年3月、「関西独立リーグ」が初めてのシーズンを迎えました。女子高生プロ野球選手、吉田えり投手が活躍するリーグとして、ご存じの方も多いと思います(編集部注:鋭いナックルボールが武器で、メディアやファンの間では「ナックル姫」の愛称で親しまれる)。彼女のおかげで、リーグの知名度が大幅にアップしました。
著者
小松 正之
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1149, pp.113-116, 2002-07-08

今年5月、山口県下関市で国際捕鯨委員会(IWC)の第54回年次総会が開催されました。今回の最大の目標は、何と言っても商業捕鯨の再開でした。私が一員を務める日本政府代表団はその目標を実現するために、会議で議論する中身について周到な準備を重ね、本番を迎えました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1464, pp.12-14, 2008-11-03

金融危機の影響で、"国家破綻"の瀬戸際に直面する新興国が急増している。10月27日、アイスランド政府が管理下に置いた最大手のカウプシング銀行で、500億円の円建て債券(サムライ債)の債務不履行が発生。国際通貨基金(IMF)から最大20億ドルの緊急融資を受けることで暫定合意していたが、事実上国有化した銀行の債務不履行で事態の深刻さが改めて露見した。
著者
岩田 聡 井上 裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1312, pp.138-140, 2005-10-17

ソニーやマイクロソフトと一線を画し独自路線を歩む。(聞き手は本誌編集長、井上 裕) 問 「東京ゲームショウ2005」の基調講演で、次世代家庭用ゲーム機「レボリューション(仮称)」のコントローラーを初公開しました。片手で操作するリモコン型とは、意表を突かれました。
著者
松浦 隆幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1894, pp.72-75, 2017-06-05

さらに、「各課の要望に細かく応えていった結果、部分を積み上げたような表情になり、街になじんだ」。小泉氏がそう話すように、上層階の外観をよく見ると、開口部や壁の配置は各階で少しずつ異なり、連層窓に庇という共通した構成のなかで独自の表情を生ん…