- 著者
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蜂須賀 つや子
- 出版者
- 医学書院
- 雑誌
- 看護学雑誌 (ISSN:03869830)
- 巻号頁・発行日
- vol.31, no.11, pp.46-48, 1967-10-01
6月8日,世界最大と称するロスアンゼルス郡立総合病院の組織・管理・教育などがどのようになされているか,少なからず期待と好奇心をもって見学した。私たちのバスは,まず出入口をさがして病院を巡り,がっちりした彫刻のある高層建築の玄関についた。案内図のある大机が中央にある。静かな室内である。やがて講堂に導かれて総婦長補佐役の男子看護人の挨拶と本日のスケジュールの説明があった。案内係は5人の日本人看護婦である。 午前10時。まず救急室から一般病棟,分娩室,産科病棟,陣痛室,新生児室,ショックルーム,神経内科,狭心症・糖尿病ユニット,ICU,セントラル・サービスと順にまわり,12時30分職員の食堂で昼食,再び13時25分より外来専門棟,看護学校から精神科病棟,そして最後は,小児病棟をまわった。見学内容について,他の病院と異なり,特に印象に残っている部門を紹介してみたいと思う。その前にこの病院の診療料および病床数と看護単位数を紹介したい。総ベッド数は3085床,総職員数は5,678人。