著者
九後 汰一郎
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.114, no.4, pp.D41-D47, 2007-01-20

余次元模型の様々なシナリオを考えるための道具として、一番簡単な5次元の場合に対する、超重力理論の超共形テンソル算法を使うためのマニュアルを提供する。
著者
片山 泰久
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.4, no.9, pp.97-111, 1952-09

場の理論の発散を除くために導入されたFrom Factorを中心として非局所的相互作用の理解と非局所場の理論の関係を求め、これによつて非局所場理論はどの様に一般化することが可能かを論ずる。
著者
黒星 宝
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.15, no.6, pp.574-581, 1957-10

二核子系に対する交換磁気能率のoperatorとphotopion productionのmatrix elementを用いて表わすと、この部分が以下示される如くpionnucleon散乱と密接な関係がつけられるので、結局pion-nucleon散乱の実験値を交換磁気能率のoperolorの中に含ませることができて、その意味で摂動法などによらない、少くとも原理的には正確な結果と得ることができる。ただここでは交換するpionの個数は1個に限って話を進める。
著者
園部 勲
出版者
素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.105, no.6, pp.101-153, 2002

本論文では、非摂勅諭的な量子重力理論に対するスピンフォーム模型についてレビューする。スピンフォームとは時空に2次元的に広かったオブジェクトである。この描像が、ループ量子重力理論やPonzano-Regge-Turaev-Viro状態和模型、BF重力理論などなどからそれぞれ独立に導かれることを説明し、スピンフォームという統一的観点による量子重力理論の定式化について解説する。
著者
今村 洋介
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.96, no.5, pp.187-270, 1998-02-20

ここ数年の弦理論における進展によって、D-braneと呼ばれる広がりを持ったobjectの存在、及びM-theoryと呼ばれる11次元の理論と弦理論との関係などが明らかになった。いくつかの弦理論やM-theoryをつなぐdualityを用いれば、古典的な考察からこれらの理論に現れるtensionやcoupling constantなどの量を決める事ができる。これはそれらの量を数係数まで含めて決める事に主眼をおいてまとめたreviewです。
著者
山口 嘉夫 南部 陽一郎
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.3, no.5, pp.56-64, 1951-11-20

chargeについての色々な"対称性"をもとにして、中間子-核子散乱の種々のmodeの間の関係を議論する。