著者
勝亦 徹 相沢 宏明 柿沼 靖幸 又重 英一 小室 修二 森川 滝太郎
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第48回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.25, 2005 (Released:2006-01-01)

蛍光を利用した計測は、試料を破壊することなく評価できる優れた方法である。ここでは、蛍光を使った穀物・でんぷん製品の非破壊検査の可能性について報告する。紫外線(波長365nm)の照射によって、穀物や、でんぷん製品から波長460nm付近にピークを持つ強い蛍光が観察できた。落花生、大麦、精米、もち米、粟、精製でんぷん、小麦粉や、他の多くの穀物、でんぷん製品から紫外線光源、CCDカメラとフィルターを用いて蛍光画像を撮影した。さらに得られた蛍光画像を画像処理することにより、穀物やでんぷん製品の均質性、異物の混入、多品種間のブレンドの状態などの非破壊検査に応用できることがわかった。蛍光スペクトルは、穀物の種類・産地などによって変化しており、蛍光を使って穀物やでんぷん製品の品質検査が可能である。
著者
金井 裕一 岩瀬 将美 畠山 省四朗
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第48回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.64, 2005 (Released:2006-01-01)

本研究は,人間が一輪車に乗ることを補助する制御系の実現を目標として,その第一段階として一輪車の姿勢安定化を図る。本稿では,一輪車系のモデリング,とControlled Lagrangianを用いた制御系設計に焦点を当てる。シミュレーションによりその有効性を検証する。
著者
増子 洋一郎
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第48回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.129, 2005 (Released:2006-01-01)

2機の小型飛行実証機を製作し、それを用い自動フォーメーション飛行を行うために設計した飛行制御システム及び飛行試験結果について述べる。
著者
柳沢 国之 菅原 徹 上條 正義 佐渡山 亜兵 清水 義雄
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第48回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.257, 2005 (Released:2006-01-01)

精神負荷は中枢系の疲労を生じさせるが、筋電位の発生メカニズムから考えて、表面筋電図に中枢系疲労の影響が出ても不思議ではない。しかし、精神負荷が筋電位に与える影響を研究した例はほとんどない。この両者の関係を明らかにすることは、筋電図の理解や筋電図を用いた新たなストレス評価指標の提案につながる重要な要素である。表面筋電図を用いたバイオフィードバック法によって上腕二頭筋の単一運動単位活動を非侵襲的に計測し、精神負荷の有無によるパルスの発射間隔、振幅、周波数、筋線維伝導速度への影響について検討した。
著者
宮川 直樹 竹前 忠 小杉 幸夫 西澤 茂 難波 広樹
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第48回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.223, 2005 (Released:2006-01-01)

生体内情報の画像化の手段の一つとして生体内の電気抵抗分布を利用した電気インピーダンスCTがある。この実現化のために、我々は磁気を併用した方法を提案している。本法では、体表面上で測定される電位差データからコンダクタンス分布を求めるために、残差最小化法を用いている。本報告ではこのコンダクタンス分布算出において、モデル実験によってより適切な初期値や収束条件について検討している。
著者
小池 雄史 横山 誠
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第48回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.144, 2005 (Released:2006-01-01)

4ローター小型ヘリコプターは4つのローターの回転数操作のみで姿勢制御が可能なため,現在主流の2ローター小型ヘリコプターよりも数学モデルの構築・制御器設計が容易だと考えられる.本論文では,制御対象の数学モデルを示し,剛体の姿勢運動が有する非線形性や風外乱などに対してロバストなスライディングモード制御理論を応用した制御器を提案する.