出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル (ISSN:13486314)
巻号頁・発行日
no.594, pp.19-21, 2004-03

ニコンは,一般ユーザー向けの一眼レフデジタルカメラ「D70」を2004年3月19日(表)に発売する。この製品でニコンは,キヤノンの「EOS Kiss Digital」(2003年9月発売)がほぼ独占している一般ユーザー向け市場でのシェア獲得を目指す。一方,コンパクトデジタルカメラでもニコン,コニカミノルタカメラ,オリンパス,キヤノンが相次いで最上位機種の新製品を投入する。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル
巻号頁・発行日
no.575, pp.88-91, 2002-08

国内でも有数の精密射出成形金型技術を持つ不二精機が,矢継ぎ早に中国展開を進めている。2001年9月に,上海に金型のメンテナンス拠点である上海不二精機有限公司を,同年12月には蘇州に金型の設計拠点である蘇州不二設計有限公司をそれぞれ設立した(図1)。2003年春には,蘇州の設計拠点近くで金型の製造拠点も稼動させる。
著者
矢實 茂
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル
巻号頁・発行日
no.573, pp.71-74, 2002-06

従来の機構はチルトとテレスコピックが別々の機構だった。このためコストがかさみ,テレスコピック機構は高価格車専用の装備だ。トヨタ自動車ではマーク以上,日産自動車ではセドリック/グロリア以上,ホンダではNSXとレジェンド—。 ところが海外,特にドイツではVolksWagen社の「ゴルフ」,Opel社の「アストラ」といったクラスにもテレスコピック機構がある。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル
巻号頁・発行日
no.573, pp.65-70, 2002-06

「アテンザ」(図1)の発表会場となった東京・有明の「有明コロシアム」に,マツダは100台もの試乗車を用意し,つめかけた報道陣を驚かせた。自動車専門誌の記者向けではなく,一般報道関係者向けの試乗会を,しかもこれほど大規模に開くのはきわめて異例。マツダのこのクルマにかける意気込みが尋常でないことをうかがわせた。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル
巻号頁・発行日
no.570, pp.70-72, 2002-03

富士通の電子デバイス事業本部には不思議な標語がある。「去年はしーもす,今年はしーもん」。語呂合わせとしては不出来だが,気持ちは伝わる。携帯電話機に載せる新デバイスとして,「昨年はカメラ携帯用のCMOS(しーもす)センサが大ヒットした。今年は指紋(しーもん)センサでそれに匹敵するヒットを狙おう」という意味だ。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル (ISSN:13486314)
巻号頁・発行日
no.586, pp.81-87, 2003-07

ジェネレーションYはその上の1965〜1979年生まれの世代「ジェネレーションX」との対比で語られることが多い。ジェネレーションXは人口が5000万人程度と少ない上に,彼らが青春時代を過ごした1980〜1990年代中ごろの米国は未曽有の不況下。両親の離婚は当たり前で,母親が働きに出ている間はテレビがベビーシッター代わり。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル
巻号頁・発行日
no.579, pp.41-46, 2002-12

幕が開いた。ステージに立つのは瞳を輝かせた沢山の開発者たち。彼らは苦心惨憺の末に生み出した1台のクルマを取り囲むようにして立っている。三菱自動車工業が軽自動車「eKワゴン」以来1年1カ月ぶりに発売した新型車「コルト」だ(図1)。新車と同時に開発者たちを報道陣にお披露目するという演出である。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル
巻号頁・発行日
no.570, pp.109-113, 2002-03

1999年の秋。休日だというのに本田技術研究所の栃木研究所には,役員や松本宜之など,フィットの開発を指揮する主要メンバーが集結していた。彼らが見入っているのは, 3ドアの実物大モデルである。 「よくできてるよ,これ」 「それは分かるが3ドアだからな。欧州にも5ドアの時代が来たんだよ。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル
巻号頁・発行日
no.579, pp.47-50, 2002-12

商用車専門であるため一見地味に見える偶数年のモーターショー。今後の省燃費技術,公害防止技術が,厳しく評価される場だ。トラックやバスは燃費に対する思いが切実だ。ユーザーにとって,燃費は利益を大きく左右する。公害防止に対しては,自治体のように採算を度外視して導入するユーザーがいる。商用車ショーの展示に,乗用車に対する先行指標を見る。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル (ISSN:13486314)
巻号頁・発行日
no.592, pp.130-132, 2004-01

腹に響く衝撃音の中,居並んだ特許庁の審査官は1歩後ろへ下がった。正直言って私は2歩くらい下がったね。 電力中央研究所で蒸気爆発のデモを見たときのこと。電中研が出願した特許に対して「新規性なし」と判断した特許庁に説明するときと,同じデモをやってもらった。 衝撃音の正体は蒸気爆発。火山の爆発でよくあるよね。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル
巻号頁・発行日
no.582, pp.49-54, 2003-03

2002年11月,ドイツAudi社が「TTクーペ1.8T」に6速自動変速機(6AT)仕様を追加(図1),2003年1月には「TTロードスター1.8T」にも6AT仕様が現れた(図2)。国内販売はまだだが,ドイツVolksWagen社の「ニュービートル1.8ターボ」「同2.0」(図3)にも6AT仕様が登場した。
著者
松浦 晋也
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル
巻号頁・発行日
no.582, pp.110-113, 2003-03

2003年2月1日。スペースシャトル「コロンビア」は,16日間の宇宙実験ミッションを終え,地上に帰還すべく軌道を離脱した。悪夢が起きたのは,それから約40分後,大気圏に突入した直後だった。速度マッハ18で高度62kmの上空を飛行していたコロンビアからの通信が途絶えるや,空中分解。コロンビアに乗り込んだ7人の宇宙飛行士が,再び地上に降り立つことはなかった。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル
巻号頁・発行日
no.583, pp.43-50, 2003-04

2003年3月6日から一般公開された「第73回ジュネーブショー」で最大の焦点となったのは「Cセグメント*」。フランスRenault社,ドイツVolkswagen(VW)社,米Ford Motor社,ドイツAudi社,マツダなどが新型車を出展したほか,ドイツOpel社,日産自動車もコンセプトカーを展示,市場の反応を探っていた。 Cセグメントが注目されるのは,欧州自動車市場で最大の比率を占めるからだ。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル
巻号頁・発行日
no.585, pp.63-68, 2003-06

2003年4月に相次いでデビューした新型車2車には,共通した特徴がある。「ELEMENT(エレメント)」(ホンダ,図1)と,「RX-8」(マツダ,図2)が後部ドアのヒンジが後ろに付いた"観音開きドア"を採用したのだ。広い開口部が特徴で,乗り降りが容易な観音開きドア,今後も採用例は増えそうな勢いだ。
出版者
日経BP社
雑誌
D&M日経メカニカル
巻号頁・発行日
no.584, pp.135-139, 2003-05

ル・マン制覇。どん底からはい上がり,ついには頂点を極めた。この達成感がマツダを覆う。しかも,世は1980年代後半から盛り上がったバブル景気の真っ盛り。怖いほどの快進撃が続く。その美酒に,マツダは酔いしれた。 拡大する販売に対応するため,同社は1989年,販売系列をそれまでの3系列から一気に5系列に増やす超拡大路線を打ち出す。