689 0 0 0 OA 顔ニューロン

著者
山根 茂
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.6, pp.694, 1994 (Released:2016-03-19)
著者
町 好雄
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.39, 1995 (Released:2016-03-19)
被引用文献数
2
著者
玉木 徹
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.23-28, 2017 (Released:2017-01-31)
参考文献数
15

本稿では画像認識のための特徴量を概説する.まず基本的な統計量と線形フィルタを説明し,局所特徴量とBag-of-words表現,そして近年の畳み込みニューラルネットワークの利用について述べる.
著者
伊藤 広貴 越塚 誠一 芳賀 昭弘 中川 恵一
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.208-214, 2011 (Released:2011-10-12)
参考文献数
14
被引用文献数
1

胸郭の運動が一因となり呼吸による肺変形が引き起こされるため,胸郭の時系列の動きを知ることは肺内部の変形シミュレーションをする際に重要な知見となる.そこで,解剖学的知見とCT画像をともに用いる胸郭運動モデルを提案する.肋骨は肋横突関節と肋椎関節を結ぶ軸で回転運動をさせ,各肋骨の回転角度は呼気と吸気時のCT画像から求める.これにより,提案した胸郭運動モデルがポンプハンドル運動とバケットハンドル運動を定性的に再現できることを示す.さらに,呼気と吸気時のCT画像を用いて,提案した胸郭運動モデルにおける肋骨の回転角度算出手法の妥当性を検証する.
著者
北村 圭司
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.5, pp.381-384, 2010 (Released:2010-12-07)
参考文献数
6
被引用文献数
1

PETにおけるイメージングは,陽電子放出核種でラベルした放射性薬剤の三次元的な分布を検出器対で同時計数された消滅放射線のイベント列から推定することである.本稿ではPETの原理と画像再構成について解説する.
著者
山下 慶子 喜友名 朝春 山口 雅浩
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.124-132, 2015 (Released:2015-05-26)
参考文献数
17

免疫染色を用いた病理診断において,Ki-67陽性率は良性・悪性の鑑別,悪性度や予後の推定などの目的で広く用いられている.免疫染色画像における細胞核を解析するシステムとして,whole slide image(WSI)の解析を人手を介することなく,自動で解析領域を選択し,画像パターンごとに検出条件設定を必要としない方法を提案する.提案手法を組み込んだ免疫染色画像計測システムを開発し,本システムによって算出されたKi-67陽性率は,目視カウントによる計測と相関が高く,解析法として有効であることが示された.
著者
花川 隆
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.13-17, 2016 (Released:2016-01-30)
参考文献数
24
被引用文献数
1

安静時機能結合MRI(resting-stage functional connectivity MRI)は,安静時に機能ネットワークに生じる自発脳活動の相関を指標とし,脳機能結合の状態を評価するMRI技術である.時間的に相関する安静時BOLD信号の変動を示す脳領域のセットは安静時機能結合ネットワークとよばれる.安静時機能結合ネットワークのうち,特に内側前頭前野,後部帯状回と楔前部,側頭頭頂結合部および海馬が構成するネットワークは,安静時にもっとも高い活動を示すデフォルトモードネットワーク(DMN)として知られる.アルツハイマー型認知症ではDMNに機能結合の異常があり,さらに認知症の前段階と考えられる各種病態でもDMNに異常があることが示されており,認知症の早期診断バイオマーカーの測定手法として,安静時機能結合MRIに対する期待が高まっている.
著者
安田 宗樹
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.155-163, 2014 (Released:2014-08-05)
参考文献数
10

本稿では,確率的画像処理の枠組みの基礎を成しているマルコフ確率場とその計算アルゴリズムとしての確率伝搬法(サム・プロダクト確率伝搬法とマックス・プロダクト確率伝搬法)について議論する.これらの概念は最新の確率的画像処理分野においても重要な位置を占めている.確率的画像処理の基礎数理を説明し,ノイズ除去フィルタへの応用を通して,確率的画像処理への導入を手引きする.
著者
中村 亮一
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.29-34, 2017 (Released:2017-01-31)
参考文献数
23

画像診断技術と計算機技術の進歩により,術中においても医用画像を活用し精緻な治療誘導等を実現することが可能となっている.本稿では放射線治療および低侵襲外科治療において用いられる医用画像の特徴と,画像誘導治療を実現する上で必要な画像強調/領域抽出,画像統合(レジストレーション),動態認識/追従のための画像処理技術について解説する.術中の画像処理においては精緻な画像誘導のために必要な精度・処理速度を適切に設定し,これに応じた手法選択・設計が必要となることから,臨床医学・情報工学双方からの学術的検討が必要となる.
著者
河本 敬子 桑島 史欣
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.11-16, 2012 (Released:2012-02-22)
参考文献数
15
被引用文献数
2

赤外のレーザー光は,皮下に存在するメラニンに対して選択的に吸収されやすいため,良性の色素性疾患治療に有効であり,レーザー脱毛にも応用できる.しかし,同じ用途に対してさまざまな波長のレーザーが用いられており,最適な波長が明らかとなっていない.また,これまでのレーザー装置は巨大,高価かつ使用に専門的知識を必要とする.一方,個人向けに売られている商品は,波長,出力,照射範囲などが曖昧となっている.本研究では,脱毛や色素性疾患治療に利用可能な近赤外半導体レーザーを模索すべく,細かく刻んだ人毛をサンプルとして,サンプル温度の上昇におけるレーザー波長依存性を調査した.その結果,波長が784.74nmのときに温度変化が大きいことがわかった.
著者
森 健策
出版者
日本医用画像工学会
雑誌
Medical Imaging Technology (ISSN:0288450X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.20-25, 2022-01-25 (Released:2022-03-10)
参考文献数
4

本稿では,マクロとミクロを結ぶメゾスコピックの観点から,マイクロCTの紹介と,マイクロCT画像を用いたメゾスコピック領域における解剖学的構造の認識などについて紹介する.加えて,マイクロCT画像を用いたマクロCT画像の超解像化について触れる.マイクロCTを用いれば,細胞レベルでの解剖学的構造とマクロレベルでの解剖学的構造の中間である,メゾスコピック領域の解剖学的構造を撮像することが可能となる.マイクロCTによるメゾスコピック領域での解剖学的構造のイメージングとその前後の領域におけるイメージングとの統合によって,解剖学的構造のスケールシームレスな解析が可能となり,新たな学術分野の展開が期待される.