- 著者
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石黒 直隆
本郷 一美
寺井 洋平
- 出版者
- 総合研究大学院大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2017-04-01
ニホンオオカミは古くからオオカミやヤマイヌと呼ばれてきた。江戸時代にシーボルトが蒐集した標本も含め海外の博物館に保管されている標本6点と日本で確認されたニホンオオカミの標本についてミトコンドリア(mt)DNA解析を行った。その結果、シーボルトのヤマイヌと呼ばれた標本のmtDNAは、ニホンオオカミ型であった。一方、ヤマイヌの標本は、形態的にニホンオオカミと少し異なることから、イヌとの交雑の可能性を強く示唆した。