著者
石黒 直隆 本郷 一美 寺井 洋平
出版者
総合研究大学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

ニホンオオカミは古くからオオカミやヤマイヌと呼ばれてきた。江戸時代にシーボルトが蒐集した標本も含め海外の博物館に保管されている標本6点と日本で確認されたニホンオオカミの標本についてミトコンドリア(mt)DNA解析を行った。その結果、シーボルトのヤマイヌと呼ばれた標本のmtDNAは、ニホンオオカミ型であった。一方、ヤマイヌの標本は、形態的にニホンオオカミと少し異なることから、イヌとの交雑の可能性を強く示唆した。

言及状況

Twitter (11 users, 11 posts, 5 favorites)

ニホンオオカミとイヌとの交雑種?いわゆるヤマイヌの存在を探る動物考古学的研究 https://t.co/pSbmJl4RWY 交雑できるってことは亜種?
KAKEN — 研究課題をさがす | ニホンオオカミとイヌとの交雑種?いわゆるヤマイヌの存在を探る動物考古学的研究 (KAKENHI-PROJECT-17K01193) https://t.co/8FAb56LXHq
@pontacyan7777 一瞬、とうとう総研大の石黒先生と寺井洋平さんが進めている研究成果の記者発表があったのかと思いましたw https://t.co/iPLMdmF3l6 オランダのライデン博物館にあるニホンオオカミのタイプ標本はどうも日本犬との交雑個体らしいのであながち間違いではないですね。そのうち発表されるはずです。
ニホンオオカミの現状のあ生云々以前に、まだニホンオオカミのDNA解析をしてる段階なんよな。 あとヤマイヌも諸説色々あってややこしい。 https://t.co/rMUQvFG9Y0
オランダ・ライデン博物館にあるシーボルト・コレクションのニホンオオカミの頭骨標本からは、十分な核DNAが採れなかったみたいだけれど、東北からの試料で試みる……って書いてあるな。> https://t.co/oMm4bw7U7y
ヤマイヌとニホンオオカミが別種説が興味深い。 シーボルトがライデン博物館に送ったJamainuの剥製のDNA鑑定結果はどう出たんだろう。ドールと近縁だったらロマンだな。 https://t.co/D9hJvezMau

収集済み URL リスト