著者
高橋 哲哉 山脇 直司 黒住 眞 北川 東子 野矢 茂樹 山本 芳久 古荘 真敬 信原 幸弘 石原 孝二
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

旧約聖書の「殉教」物語の検討から、ユダヤ教的「殉教」観念が靖国思想に酷似した犠牲の論理から成り立っていること、キルケゴールがアブラハムによるイサク犠牲の物語に読みこんだ「悲劇的英雄」と「信仰の騎士」の区別は厳密には成り立たないことを確認した。ニーチェがナザレのイエスに見た「根源的キリスト教」は、罪からの解放のためにいかなる贖いも求めない「犠牲の論理なき宗教」だという結論を得た。

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#科研費 宗教における犠牲の論理と倫理に関する哲学的研究 https://t.co/pup13usQTk 配分額 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円) 研究分担者 8名
こんな研究ありました:宗教における犠牲の論理と倫理に関する哲学的研究(黒住 真) http://t.co/lFzx6ngwkX

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