著者
土井 正
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.92, no.8, pp.502-506, 2008-08-01
被引用文献数
1
著者
大久保 和明 重田 照明
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.83, no.2, pp.87-93, 1999-02-01
被引用文献数
9

The absolute fluorescent quantum efficiencies of NBS phosphor standard samples which were excited by a 254nm radiation were measured by a polychromator. The polychromator was calibrated by a conical cavity thermal radiation detector, which used polyvinylidene fluoride (PVDF) films, coated inside with gold black absorber. The effective spectral absorptance of the derector was constant within 0.3% over a wavelength region of 200〜600nm. Reproducibility of the absolute fluorescent quantum efficiency was within ±0.02. The relative values of fluorescent quantum emitted per 254nm incident radiation quantum agreed with the NBS data within 3%. The fluorescent quantum efficiency of NBS phosphor standard samples (NBS 1027) was 0.81.
著者
石田 正紀 竹村 博行
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.95, no.9, pp.622-624, 2011-09-01

Floor illuminance is an index that is generally used in lighting planning. Conventionally, when a space is designed based on this index, it has been difficult to take account of spatial brightness, a factor often considered important in the assessment of actual spaces. In this article, I report a case in which Feu1), an index proposed for estimating spatial brightness, is used in a lighting design so as to take spatial brightness into account. By implementing such a design, the designer has achieved energy saving while maintaining the same level of perceived brightness as the conventionally-designed spaces.
著者
山田 淳
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.87, no.10, pp.837-844, 2003-10-01
被引用文献数
1

わが国は,現在,地球規模の環境対策と高齢化社会への対応という二つの大きな問題に直面している.一つ目は,1997年12月に開催された地球温暖化防止京都会議にて,CO_2を含む温室効果ガス排出量の削減目標値が定められた.わが国では,2008年から2012年平均で1990年水準の排出量に対して6%の削減が義務づけられている.しかしながら,2000年度において,1990年水準に対し8%増加していると報告されており,目標値を達成するには,今後14%程度の削減が必須と試算されている.日本の最終エネルギー消費の推移では,1990年に対し2000年度の実績では,民生部門が21.4%増と報告されている.取り分け,民生部門においては,生活の利便性や快適性の追求,24時間型社会の拡大,女性の社会進出により家庭にて使用される家電機器の大型化,種類の増加,家電機器の長時間利用,さらには,家庭内でのIT化によるパソコンの普及などがエネルギー消費量増大の要因の一つとなっており,この傾向は,今後も継続すると予想されている.このことから,家庭におけるエネルギー消費の削減が重要な課題となっている.家庭におけるエネルギー消費の削減では,家電機器メーカーの努力にて,家電機器単体での省エネルギー対策が進められており,成熟した機種については,限界に近づきつつある.このような状況の中で,エネルギー消費の削減を実現するには,機器単体でなく,複数の家電機器を効率的に動かすようなシステム的な仕組みを構築して居住空間をマネージメントすることが必要となっている.二つ目は,高齢化社会の到来である.「H12年厚生白書」(厚生労働省H14年度)によれば,2000年には65歳以上の人口が2187万人,高齢化率が17.2%(概ね人口の6人に1人)となり,今後さらに高齢者数と高齢化率は増加し,2010年には65歳以上人口は2812万人,高齢化率は22.0%になると予想されている.高齢者が安心かつ安全に生活できる環境を社会全体でつくりあげることが,重要な課題となっている.これらの課題を解決するには,家庭内の照明機器をはじめとする家電機器,ガス器具,健康管理機器,各種センサをネットワークで接続し,家庭内をシステムと捉えて管理することが必要である.家庭内の機器をネットワークで接続するには,既設の家屋でも手軽に敷設が可能な伝送媒体の採用や,異なるメーカーの機器でも容易に接続できるネットワークシステムの構築が必要である.ECHONETコンソーシアムは,これらの家電機器やセンサ類をネットワークに接続するための通信規格を策定するとともに規格に基づくネットワーク対応の家電機器の開発や普及を促進することを目的に,国内外の家電メーカー,電子部品メーカー,ソフトウェアメーカー,電力・ガス・通信サービス事業者などの賛同を得て,1997年12月設立された非営利の民間団体である.本コンソーシアムは,標準規格の策定,コンソーシアムの運営・普及促進活動を行うA会員(シャープ,東京電力,東芝,日立製作所,松下電器産業,三菱電機およびその関係会社)と,ユーザの立場で標準規格策定への意見や要望を行うとともに標準規格対応製品の開発を行うB会員およびその関係会社の合計107社で構成されている.ECHONETコンソーシアムでは,ECHONET(Energy Conservation and HOmecare NETworkの略),日本語表記の「エコーネット」およびそのシンボルマークをロゴマークとして認定し,標準規格対応製品には,このロゴマークを貼付することにより,異なるメーカー間でも相互接続が可能であることを表現することにしている.1997年12月の設立後,標準規格の策定作業を進め,2000年3月にECHONET規格書バージョン1.00を策定した.さらに,バージョン2.00,バージョン2.10とバージョンアップを進め,基礎となる規格が完成し,2002年10月には,会員以外にも公開した.最新では2002年8月には,伝送メディアとしてパソコンとその周辺機器やPDA(携帯端末)間の通信手段として普及が期待されるBluetoothや事務所や家庭内のパソコン系ネットワークとしてデファクトとして利用されているイーサネット対応の家電機器との接続規格を定めたバージョン3.00も完成した.一方,製品開発については,会員企業にて,本規格を搭載した家電機器やネットワーク対応部材の開発が進められ,実用化段階に入りつつある.ここでは,ECHONETの標準規格の概要,規格に対応した製品化の状況,それらを利用したホームネットワークシステムの実証実験の例を紹介する.
著者
大澤 滋 齋藤 明子 石光 一磨
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.87, no.10, pp.845-848, 2003-10-01

従来,点灯管では特に暗所での始動性を改善するために,放射性同位元素(Radio Isotope.以下RIと記す=放射性物質)を使用していた.この物質は,^<147>Pmや^<85>Krなどが知られており,例えば電極表面にめっき加工(^<147>Pm)したり,ガスとして封入(^<85>Kr)したりしている構造例がある.このRIは極微量のため,破損した場合においても人体,環境に与える影響はほとんどないが,昨今の世界的な環境問題への関心の高まりの中で廃止が求められてきた.このような背景から,弊社では点灯管に使用しているRI廃止の検討を行い,代替技術を確立して2002年8月にRIを全廃した点灯管を開発した.本資料では,RIフリー点灯管に採用した主な技術について,E形点灯管の例として100V仕様のFG-1Eを,P形点灯管の例として200V仕様のFG-4Pをもとに解説する.
著者
玉那覇 昭人
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.95, no.1, pp.35-38, 2011-01-01

To commemorate Tokyo Seitoku University's 75th anniversary, a new library was built on the campus of this women's university. We participated not only in the lighting design, but in the basic concept and supervision of interior design as well, creating an integrated overall space. Students and alumni gather naturally in this place, which comforts the five senses. The Memorial Light and Memorial Chandelier are powered by the solar panels on the exterior wall and all other lighting was designed with energy conservation in mind.
著者
熊谷 和江
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.92, no.1, pp.3-4, 2008-01-01

「ポートピア習志野」は,全国の競艇レースをコンサートホールさながらの臨場感で楽しめる最新の場外舟券売場で,一般席460,有料指定席283の規模を有している.1階から3階まで続く高さ27mのメインホールは,目の前に広がるフルカラーLED大型映像装置が設けられており,江戸川競艇場をはじめ,全国の競艇場のダイナミックなレースやナイターが心ゆくまで満喫できる施設となっている.
著者
伊藤 秀和 石澤 広明 石川 和夫 大倉 力 木村 嘉孝 西澤 賢一 長谷川 有貴 長谷川 有貴
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.94, no.12, pp.811-815, 2010-12-01

近年の食の安全,安心に対する要求は高く,色々な問題が発生し,複雑化している.照明学会としてこの分野に寄与するため,平成19年に「食物安全への赤外放射応用研究調査委員会」が活動開始した.赤外線とさらに広い波長範囲の光までも含んで,色々な研究・調査が実施された.この3年間の研究期間を終了し,研究活動を振り返り,今後の見通しも含め,委員会メンバーによる座談会を平成22年7月26日に実施した.
著者
田村 純一 石塚 幹夫 手塚 昌宏 飯塚 良子
出版者
一般社団法人照明学会
雑誌
照明学会誌 (ISSN:00192341)
巻号頁・発行日
vol.85, no.6, pp.381-382, 2001-06-01

介護老人福祉施設[鷲ヶ峰]は川崎市宮前地区に計画された施設である.周りには桜が敷地を囲むように植樹されており,この付近の桜の名所となっている.自然と暮らしの息吹にあふれたこの立地条件を生かした自然を感じ取れる空間が,今回の施設計画のテーマである.