著者
鹿毛 敏夫 早坂 俊廣 山崎 岳 坂本 嘉弘 田中 裕介 吉田 寛 坪根 伸也 中西 義昌
出版者
新居浜工業高等専門学校
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

中国に残された文献史料によると、嘉靖36(1557)年に日本の戦国大名大友義鎮が浙江省に派遣した貿易船が、舟山島の岑港で沈没した。「巨舟」と記されたその船は、当該期東シナ海域を往来する船のなかで最大級の大型構造船であった。本研究の現地調査において、沈没船の時代に関わる考古遺物を確認できたとともに、船の母港の都市空間構造を明らかにすることができた。また、共通の意識を有する中国の研究者との連携体制を構築するとともに、国際学会を通じて研究成果を世界的に発信することができた。
著者
濱井 潤也 平野 淳一 高橋 祥吾 小川 清次 佐伯 徳哉 鹿毛 敏夫 手代木 陽 芥川 祐征
出版者
新居浜工業高等専門学校
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2016-04-01

平成29年度における本科研の成果は、2本の論文を平成30年1月発行の『新居浜高専紀要』第54号に投稿したことである。第一の論文「戦後カリキュラム政策史における主権者育成理念の変容過程―社会的状況と教科課程における単元構成の対応関係を中心に―」においては、本科研の研究テーマである「主権者教育」が近代日本においてどのように捉えられ、実施されてきたかを歴史的にまとめたものであり、今後のカリキュラム開発のための基盤を築き上げたと言えるだろう。また第二の論文「高等専門学校の社会科カリキュラム編成類型と主権者教育の課題」では、本科研が平成28年度に実施した全国の工業高等専門学校の社会科カリキュラムの実施状況を調査した結果のまとめと分析報告である。これによって主権者教育を実施する際の高専の社会科教育が抱えている問題点、すなわち第一に人件費削減による人的条件の厳しさ、第二に学習内容が教員の裁量に委ねられているため、統一的な質保証の基準を確立するのが困難である点、第三に学習内容が教員の専門分野に依存していることが多く、他教科との連携やカリキュラム上の位置づけが曖昧であること等が明らかになった。今後本科研では、この点を踏まえ主権者教育カリキュラムの先行的開発を進める計画である。加えて平成29年度の本科研の活動として、研究分担者全員で各高専と大学とに分かれて、「主権者意識に関するアンケート」を実施した。学生が18歳選挙権や現在の国内・国外の政治情勢、民主主義のシステムそのものに対して何を考え、どのような疑問を持っているのかを全18問のアンケートで調査した。平成30年度にはこれらのアンケート結果を分析し、学生たちの主権者意識についての報告まとめる予定である。最後に、平成30年2月に本科研の例会を開催し、各研究分担者の主権者教育の実践例の報告・意見交換を行うことで、教員スキルの向上を図った。
著者
長尾 桂子 身内 賢太朗 中 竜大 矢ケ部 遼太
出版者
新居浜工業高等専門学校
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

宇宙から到来する暗黒物質の方向を検出できる検出実験では、方向情報を利用して暗黒物質の様々な性質を調べることができると考えられる。暗黒物質の速度分布は先行研究から非等方的な成分を含むことが示唆されており、この検証には方向を検出できる検出実験が適している。本研究では、方向情報を利用して速度分布の非等方性を検証するのに必要なイベント数や検出器のエネルギーしきい値等の条件を、モンテカルロシミュレーションを利用して明らかにした。
著者
福光 優一郎
出版者
新居浜工業高等専門学校
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

すべての音声言語にはアクセントやイントネーションといった韻律情報が含まれており,単語の識別や文レベルの統語構造の構築に用いられている。本研究課題は,統語構造の曖昧な文を聴取する際に,韻律情報を利用することによって,そうした曖昧性が解消されるかどうかについて,事象関連電位を指標とした研究を行った。その結果,韻律情報のひとつである休止(ポーズ)が日本語の文節レベルの修飾-被修飾関係の曖昧性の解消に関わることが示唆された。
著者
早瀬 伸樹 中川 克彦 牛尾 一利
出版者
新居浜工業高等専門学校
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

アゾ染料の脱色によって生成する芳香族アミン化合物は変異原性等の毒性を有するため、更に完全に無害化する必要がある。そこで、本研究では、微生物及び酵素を用いたアゾ染料の脱色及び完全分解に関する検討を行った。1)アゾ染料であるオレンジIIのアゾ結合開裂により生成するスルファニル酸を分解するBradyrhizobium sp.No.168株を分離した。このNo.168株とアゾ染料脱色菌をオレンジIIに作用させることにより、オレンジIIが脱色され更にオレンジIIの脱色により生成するスルファニル酸の消失も確認できた。また、これら微生物を固定化することにより、連続的なオレンジIIの脱色及びスルファニル酸の処理が可能であった。2)白色腐朽菌が生産するラッカーゼを用いて、アゾ染料であるBordeaux Sの脱色により生じる4-アミノ-1-ナフタレンスルホン酸の分解を確認することができた。また、アルミナに固定化したラッカーゼを用いて、4-アミノ-1-ナフタレンスルホン酸の連続分解が可能であった。