著者
田中 裕
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手短期大学紀要 = Journal of Kobe Yamate College (ISSN:13496808)
巻号頁・発行日
no.49, pp.67-77, 2006-12-20

「読書百遍義自ら見る」という言葉が正しいかどうかを短大生活学科の新入生28名対象にデカルトの方法序説を30回読むことによって確かめた。一段落読む毎に5段階評価の理解と読みのスムーズ度とコメントを記録してもらった。正しいというのが結論である。
著者
原 知子
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手短期大学紀要 = Journal of Kobe Yamate College (ISSN:13496808)
巻号頁・発行日
no.47, pp.11-22, 2004-12-20

天ぷら衣を歯もろさよく、軽くするための工夫として、食酢の添加効果について調べた。小麦粉の天ぷら衣の官能評価において、少量の食酢を添加すると無添加に比べて「さくさく度」の評価が、改善された。これは、卵添加衣の場合にも同様であった。ただし、添加量や衣の組成、揚げだねとの相性により、効果の小さい場合もあると考えられた。食酢の添加量により小麦粉ベースの天ぷら衣は流れやすさが変化し、添加生地のpHが4以上ではみかけの流れやすさが大きかった。これが、揚げた際に膨圧が高まるにつれ気孔の伸展性を助け、さくさく感のでやすい衣の生成につながると推察した。流れやすさの観点から均一に撹拌した衣が最も流れやすくなるのは、小麦粉対水が1:1.5の割合の衣では、0.1%から0.3%酢酸溶液であった。これは、衣全容積約50mlの場合食酢で1〜2.5ml添加にあたる。
著者
吉岡 英二
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.20, pp.75-82, 2018

消費生活をめぐる制度設計の指針を得るために、市場で悪徳商法が安定になるゲーム的状況について、単純な利得行列を用いて分析・考察した。その結果、悪徳商法の被害を受けるまでの警戒・準備のための費用を軽減することが、社会全体の被害総額を軽減することが予測された。
著者
加藤 恵介
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.14, pp.21-31, 2012
著者
加藤 恵介
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.14, pp.21-31, 2012-12-20
著者
加藤 恵介
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.20, pp.17-28, 2018
著者
田中 裕
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手短期大学紀要 (ISSN:13496808)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.B61-B69, 2004-12-20
著者
高根沢 均
出版者
神戸山手大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では、中央空間および聖性の焦点であるアプシスと周歩廊の機能的関係を明らかにした。中央空間に対して環状列柱は間接的な接触を提供しつつ、列柱の幅と意匠によって中央空間への「入口」を示しており、アプシスに対して斜めに位置する会堂入口から円環状の動線を経て中央空間の「入口」へ誘導する機能があった。この関係はアナスタシス・ロトンダ(4世紀)の影響を受けたと推測される。一方、初期中世以降、バシリカ式のアプシス後背の周歩廊は、聖遺物崇拝を機能的に解決する手段として導入が進んだ。北イタリアにみられる上下に重なった周歩廊は、バシリカ式の典礼機能と集中式の周回礼拝の機能を同時に内包する構成といえる。
著者
加藤 恵介
出版者
神戸山手大学
雑誌
神戸山手大学紀要 (ISSN:13453556)
巻号頁・発行日
no.4, pp.1-9, 2002

ハイデガーのフライブルク大学総長就任講演「ドイツ大学の自己主張」は,周知のように,ハイデガーのナチ加担期を代表するテクストである。ここでは,この講演を特徴づけているいくつかの論点について考察するために,この講演を,今一つの大学をめぐる講演と比較してみたい。それは,ニーチェの「われわれの教養施設の将来について」第五講である。二つの講演の論点はいくつかの共通点を示しており,このことは,ここでのハイデガーの論点がドイツ・ロマン派の伝統,とりわけニーチェから受け継いだモティーフを含んでいることを示している。
著者
村上 幸史
出版者
神戸山手大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

本研究は「個人が成功や幸福を得るための資源には限りがある」という考え方の中でも、特に特定の社会での限定説(「対人的定量観」)と主観的幸福感の関連性について検討を行った。その結果「対人的定量観」を持つ者は主観的幸福感が低く、競争的達成動機も高く、不幸の程度を相対的に判断しやすいことが示唆された。この影響はweb上でニュースを判断する実験を通して、他者の不幸を非難する傾向や喜ぶ(シャーデンフロイデ得点)傾向の形でも示された。このような観点から主観的幸福感を維持する過程は、幸福感を高めることに関する負の影響と考えられる。
著者
K・H Feuerherd 中野 加都子
出版者
神戸山手大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2001

人間が何を重視するか、何を好むかといった問題は、それぞれの国の文化や自然的な条件、歴史によるものである。日独のライフスタイルを比較した結果、日本では便利さを追いかけることが目立つ。例えば、日本にある自動販売機の総数は世界一であり、自動販売機による消費電力は、出力110万キロワットの原発1基の年間発電量の8割に相当する。日独が比較される場合に必ず引き合いに出される例が容器包装ごみの問題である。ドイツでは、デュアルシステムという民間が主体となって行う容器包装ゴミのリサイクルシステムを整備したため、ゴミ問題は解決できたということが非難されている。しかし、日本では、家庭の主婦は夕食のために毎日のように買い物に行き、主食以外に何種類もの料理を準備する。内容も和食、洋食、中華など様々なものが取り入れられる。食材の調達方法も街の市場、スーパーマーケット、24時間営業のコンビニエンスストアから通信販売まで多様である。おまけに翌日配達の宅配便の普及や冷凍技術、真空包装の急速な進展のおかげで、日本のすみずみから産地直送の食材を手に入れることもできる。したがって、日々の消耗品に関わるごみが多く排出され、そのことが日本の環境問題を特徴づけている。ドイツでは消耗品が大量に排出されるようなライフスタイルを受け入れておらず、そのことがドイツの環境との接し方を特徴づけている。故に、日本とドイツとの決定的な違いは「出口」ではなく、「入口」である。しかし、一度獲得した便利さを失った時の不自由さは耐えがたい。ドイツから学ぶことは、「出口」対策としてのリサイクル方法や法律より、「入口」で一人一人が自分にとって必要かどうかを冷静に判断し、不必要なことを拒否できる主体性である。これは、日本での循環型社会形成推進基本法で明確にされたリデュースを最も優先する基本的考え方と非常にマッチすることが、この研究で明らかになった。