著者
坪井 良子 津曲 裕次 Tsuboi Yoshiko Tsumagari Yuji
出版者
筑波大学教育研究科カウンセリング専攻リハビリテーションコース
雑誌
筑波大学リハビリテーション研究 (ISSN:09178058)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.3-14, 1996-03-29

大隈重信は1889年10月18日暴漢の投げた爆弾によって右脚を失う事件に遭遇した。大隈の負傷は、当時の最高の医学と看護で回復することができた。大隈はアメリカA.A.マークス社製の義足を装着して社会復帰した。当時のわが国は義足製造の ...
著者
中野 善逹
出版者
筑波大学教育研究科カウンセリング専攻リハビリテーションコース
雑誌
筑波大学リハビリテーション研究 (ISSN:09178058)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.3-10, 1994-03-31

「障害を持つアメリカ人に関する法律(1990年)」(ADA)は障害をもつ人びとに対する世界最初の包括的な市民的権利法である。本稿は、ADAの実施状況に関し、主として連邦政府諸機関から発行された、もしくは提供された諸資料をもとに、若干の検討を行う。(1)ADAの施行規則、ガイドライン、基準は ...
著者
中野善達 中田 英雄 (訳)
出版者
筑波大学教育研究科カウンセリング専攻リハビリテーションコース
雑誌
筑波大学リハビリテーション研究 (ISSN:09178058)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.25-40, 1994-03-31
被引用文献数
1

第48回国連総会は、1993年9月に開催された。その12月20日、満場一致で決議「障害をもつ人びとの機会均等化に関する基準原則(Standard Rules on the Equalization of Opportunities for Persons with Disabilities)」が採択された。この基準原則は、医療、リハビリテーション、教育、雇用など ...
著者
中村 満紀男 米田 宏樹
出版者
筑波大学教育研究科カウンセリング専攻リハビリテーションコース
雑誌
筑波大学リハビリテーション研究 (ISSN:09178058)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.37-47, 1999

精神薄弱者のコミュニテイ・ケアは、19世紀末の施設隔離期以降の一時期を除けば、元来むしろ常態であった現象である。20世紀初頭、隔離形態の最盛期に、コミュニティ内のコロニーが、仮退所制度と結合してニューヨーク州ローム施設長のC.バーンスタインにより ...
著者
四日市 章 Yokkaichi Akira
出版者
筑波大学教育研究科カウンセリング専攻リハビリテーションコース
雑誌
筑波大学リハビリテーション研究 (ISSN:09178058)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.74-76, 1994-03-31

聴覚障害児にとって、コミュニケーションの障害は克服すべき最も大きな課題のひとつといえる。聴覚障害児の教育にあたっては、歴史的に、保持している聴覚と読話や発語を最大限に活用することを基本とする、聴覚口話法が中心的に用いられてきた。しかし近年、聴覚障害者が社会で活動するさまざまな場での手話通訳者の活躍や、地域での手話サークル活動の ...
著者
広瀬 幸美 佐藤 秀郎 福屋 靖子
出版者
筑波大学教育研究科カウンセリング専攻リハビリテーションコース
雑誌
筑波大学リハビリテーション研究 (ISSN:09178058)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.17-26, 1998-03-16

先天性心疾患児の療育に際して母親が必要としている支援のあり方を見いだすために、患児の重症度および年齢が母親の心配に及ぼす影響を明らかにすることを目的に148名の母親を対象に調査を実施した。有効回答の101名を分析対象とし、 ...