著者
青木 郁夫
出版者
阪南大学
雑誌
阪南論集 社会科学編 (ISSN:03881814)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.p1-18, 1988-09
被引用文献数
1
著者
松村 嘉久
出版者
阪南大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

大阪のあいりん地域、東京の山谷地域、横浜の寿地域の三大寄せ場が、外国人個人旅行者を受入れて変貌する過程を比較研究から迫った。2011年は大阪市内の宿泊施設の悉皆調査を行い、インバウンド観光振興におけるあいりん地域の重要性と可能性が裏付けられた。2012年は、新今宮観光インフォメーションセンターを運営し、社会的実践を積み重ねてきた経験から、西成特区構想有識者座談会において、あいりん地域での観光振興・賑わい創出についての政策提言を行った。
著者
千本 暁子
出版者
阪南大学
雑誌
阪南論集 社会科学編 (ISSN:03881814)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.13-26, 1998-09
被引用文献数
1
著者
中島 篤之助
出版者
阪南大学
雑誌
阪南論集 社会科学編 (ISSN:03881814)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.39-48, 1998-01
著者
阪南大学 [編]
出版者
阪南大学
巻号頁・発行日
1990
著者
真田 桂子 岩本 和子
出版者
阪南大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

平成29年度(2017年)の主要な研究成果としては、研究代表者である真田は、2017年9月に京都で開催された世界フランス語教授連盟(FIPF)アジア太平洋部会(CAP)と日本フランス語教育学会(SJDF)共同開催による国際学会において "Transformations d'esthetiques: echanges interculturels entre oeuvres litteraires japonaises et francophones" と題された研究発表を行った。その中で、20世紀初頭の日本にフランス近代詩を初めて本格的に翻訳し、日本語に大きな変容をもたらした堀口大學の訳業と、20世紀ケベックを代表する詩人の一人であるジャック・ブロー(Jacques Brault)の作品が日本の芭蕉や西行などの詩歌に大きな影響を受け、そのフランス語表現文学の芸術性に大きな変容がもたらされたことを検証した。この研究発表では、ケベックを始めとするフランス語圏の文学と日本の文学が互いに影響をもたらし合い、そのトランスナショナルな変容を通して新たな文学的価値と創造性が生み出されたことを明らかにした。なお研究分担者の岩本は、2017年9月の同国際学会にて、シンポジウムにおける招待講演として"Qu'est-ce que la litterature belge ?" と題された研究発表を行い、ベルギーの仏語圏文学における脱周縁的でトランスナショナルな動向をしめす作家や文学概念に注目し、実際のテクスト分析や作家研究を通して、国家/地域/都市レベル、仏・蘭・独の言語横断性、ラテン/ゲルマンを横断する精神性など、ベルギーの<多層的ナショナリズム>の諸相が顕著となっていることを明らかにした。
著者
安井 恒則 高橋 由明 長谷川 治清 守屋 貴司 奥 康平
出版者
阪南大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は、中国、タイ、ベトナムに進出した自動車産業などの日系企業が現地で直面する管理上の諸問題について、現地企業や欧米企業と比較してどのような特徴があるかの解明に焦点を当てた。とくに、日本的経営の要をなす作業・雇用慣行、協調的な労使関係、企業間の系列関係の3点が、現地でいかなる適応を試みられているかに注目した。本研究が示したのは、製造過程に関連しては強みを生かす取組みが成果を発揮しつつあるものの、それ以外の領域では日本的手法が競争力の源泉として生かされる段階には到達できていないし、その弱点を十分克服することができていないなどの諸点である。
著者
段 家誠
出版者
阪南大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、世界銀行の正統性と国際開発レジームにおける影響力を、 世界銀行の査閲(インスペクション)パネルの事例を実地調査と文献資料等により明らかにす るものである。開発途上国における環境と社会影響、人権侵害等で問題となった世銀プロジェ クトを査閲パネルと非政府組織(NGO)の視点からみることによって、当該国と先進国の市民社 会が、グローバル・ガバナンスのなかで、どのようなつながりを持つかを知る手がかりを得た。 調査対象は、カンボジアのプノンペン、ネパールのアルン渓谷、アルバニアの火力発電所、世 界銀行・IMF 年次総会における市民社会(CSO)会合等に及んだ。
著者
大村 邦年
出版者
阪南大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2011

本研究ではアパレル企業の新たなビジネスモデルの生成過程に着目し、その大きな要因が急速なグローバル化の進展と複雑で多様化する消費者ニーズへ適合することから生まれた、「進化型ビジネスモデル」であることに注目している。ファッション市場において競争優位を有するSPA型とFF型企業へのフィールドワークを中心とした実践的アプローチとともに環境適合による組織進化という観点による理論的アプローチをおこない、その成功要因を明らかし、企業変革に関する導出を試みた。
著者
筒井 茂義
出版者
阪南大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

進化計算の新しい流れの一つである確率モデルGAを取り上げ,部分解利用における多様性維持機構について研究した.この方法では,一つの新個体を生成する際,集団の分布推定に基づいて生成する部分は一部分とし,残りの部分は現集団に存在する個体の一部分(部分解)を利用する.これにより,集団の多様性維持が有効に機能する.本研究では,この方法の有効性を組合せ最適化問題を用いて研究した.またその並列化モデルの研究も行った.
著者
矢倉 研二郎
出版者
阪南大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

カンボジアの都市出稼ぎ労働者と農村世帯を対象とした調査で得たデータを分析した結果,農村の若者の都市への出稼ぎは、出会いの機会の提供を通じて他州出身者間の結婚を増やしており、その結果、そのまま出稼ぎ先や結婚相手の故郷に住むという形で、とくに零細農家の子どもの離村を促していることが明らかになった。親たちは,離村した子どもには農地を分与しないことが多いが,原則としては均分相続を志向しており,カンボジアでの農地細分化は今後も続くと予想される。
著者
西本 真弓
出版者
阪南大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究では、出産・育児と就業の両立を図るためにはどのような制度が必要とされているのかを明らかにするため、育児休業取得後の復職率を高める要因は何かを分析した。具体的には復職率が高い企業で導入されている制度や職場環境を明らかにし、復職率を高める要因を検証した。また、配偶者出産休暇制度や子の看護休暇制度にも注目して、これらの制度を有効に機能させるために必要なことは何かを検証し、男性の育児参加も視野に入れた分析を試みた。