著者
矢武 陽子
出版者
公益財団法人 国際交通安全学会
雑誌
IATSS Review(国際交通安全学会誌) (ISSN:03861104)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.197-204, 2019-02-28 (Released:2019-03-21)
参考文献数
13

2017年6月に神奈川県内東名高速道路上で発生したあおり運転等に起因する死亡事故が発端となって、あおり運転の危険性が日本で注目されている。しかしながら、同運転行為は今に始まったことではなく、古くからイギリス等で研究されてきた。そこで、この調査では、先行研究をレビューし、そこで明らかになった特徴が日本の事例で当てはまるかを検証し、日本におけるあおり運転の特徴を明らかにすることとする。過去の研究では、年齢が若い、男性、社会的階級、場所および時間、きっかけ(トリガー)が攻撃的運転の要因になっていると提唱している。本稿での事例調査は、自動車運転死傷処罰法に基づく危険運転致死傷罪(妨害目的)が適用された事件を対象とした。その結果、年齢、性別、社会的階級、きっかけ(トリガー)および運転態様については、先行研究と似たような特徴が見られたが、時間では見られなかった。

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年齢が若い、男性、社会的階級、場所および時間、きっかけ(トリガー)が攻撃的運転の要因になっていると提唱している。本稿での事例調査は、自動車運転死傷処罰法に基づく危険運転致死傷罪(妨害目的)が適用

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J-STAGE Articles - 日本におけるあおり運転の事例調査 https://t.co/bX0bb4DZpu
メモ。気になった点としては。加害者はほぼ男性。高級車から大衆車への加害行為が多く、被害車両が高級車であるケースは1割。女性ドライバーは男性ドライバーよりクラクションを鳴らされやすい。『日本におけるあおり運転の事例調査』https://t.co/pSzFrJvVq4
“日本におけるあおり運転の事例調査” https://t.co/7YMTktuWns
実家では母のおつかいで、車を運転することがあるので、「あおり運転」にまきこまれないようにする、という観点でいうと、この調査研究が参考になった。 矢武陽子「日本におけるあおり運転の事例調査」 「国際交通安全学会誌」2019年43巻3号 [PDF] https://t.co/gkRsji8LPi https://t.co/iAwNCixkgP
J-STAGE Articles - 日本におけるあおり運転の事例調査 https://t.co/7D1p8Z3lHj あおり運転による事故の加害者・被害者ともに中年男性が多いというデータは興味深い。 事故にまで至らない場合はどうなんだろう?とは思うが、調査が難しいかな。
日本におけるあおり運転の事例調査 世の中こういう論文もあるのね https://t.co/nHuWJ07UAh
日本におけるあおり運転の事例調査 あとよも https://t.co/KXM5nGbeRX
J-STAGE Articles - 日本におけるあおり運転の事例調査 https://t.co/ZRhVo21Ij1
“日本におけるあおり運転の事例調査” https://t.co/0T1uQBUx85
あおり運転の論文見つけた。日本での事例調査38件。 攻撃的運転の要因は, ・年齢:若い ・性別:加害者はほとんど男性。被害者も男性が多い。 ・車種:加害者高級車→被害者大衆車 ・場所:一般道(特に複数車線の追越車線上)が多く,高速道路は1割。 (つづく) https://t.co/yOvoUVPjT1

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