著者
朴 東燮 茂呂 雄二
出版者
日本グループ・ダイナミックス学会
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.146-161, 2007 (Released:2007-09-05)
参考文献数
66
被引用文献数
2 1

この論文では,バフチンの対話概念の適用可能性を議論した。まず,バフチンの対話性の概念を概説した。次に,学習発達に関する研究領域の動向を概観して,学習を社会過程と見なす方向に動いていることを確認した。この領域における理論的問題の二つの焦点が,状況の対話組織化と,言語実践のレパートリーのアイディアにあることを特定した。そして,この二つの理論的問題を考える上で,対話性の概念が有効であることを,子どもの相互行為データを用いて例証した。

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21世紀に必要な教育とは 長男が生まれた直後(4年前)、僕は学習心理学における社会的構成主義に注目した。 メルロ=ポンティ「眼と精神」「幼児の対人関係」とワロン「身体・自我・社会」から身体論・行為論に入る。 日本におけるメルロ=ポンティ哲学の実践者である本間直樹「こどもの哲学」、高橋綾「哲学カフェ」に興味をもつが、メルロ=ポンティの系譜はどれも視覚優位なので違和感をもち、それを聴覚優位に焼き ...

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難しくてまったく内容理解できなかったけど、バフチンの対話性とヴィゴツキーの発達の最近接領域の考え方の類似が指摘されていて、ヴィゴツキーに俄然興味が出てきた。 バフチンの対話性概念による社会心理研究の拡張 https://t.co/1h8E0G0h7r
【実験社会心理学研究・掲載論文】朴東燮・茂呂雄二(2007) バフチンの対話性概念による社会心理研究の拡張 https://t.co/VeiucLJfnS
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バフチンの対話性概念による社会心理研究の拡張 https://t.co/nog7bve5VR

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