著者
市村 賢士郎 河村 悠太 高橋 雄介 楠見 孝
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.55-64, 2018-07-10 (Released:2018-07-10)
参考文献数
40

本研究の目的は,ラーニングコモンズの物理的環境が利用者の創造性に与える影響を検討することであった.具体的には,48名の大学生を対象に,創造性課題と作業課題をラーニングコモンズと自習スペースの2つの学習環境で実施し,それらの環境によって課題成績に差がみられるかどうかを検討した.あわせて,それぞれの学習環境の用途や期待される学習効果に関する情報を提示する影響とラーニングコモンズの利用経験の影響を検討した.その結果,ラーニングコモンズでは,その利用経験がある群において創造性課題の成績がより高いことが示された.また,学習環境に関する情報を提示することによって,いずれの学習環境においても作業課題の成績が低下することが示された.以上の結果を踏まえて,ラーニングコモンズの物理的環境の効果やその他の要因も含めた適切な学習環境の設計や運用について考察し,自律的・協調的な学びを効果的に行うための示唆を得た.

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[大学][ラーニングコモンズ] "教育的介入や個人的要因ではなく、学習環境それ自体に関わる要因に着目"

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J-STAGE Articles - ラーニングコモンズの環境要因と創造性課題の成績との関連 https://t.co/VfUmOVFNeh うーん「ラーニングコモンズでは,その利用経験がある群において創造性課題の成績がより高いこ… https://t.co/kWdtsnfuE5
かなり重要そうな論文が出た.京大図書館のラーニングコモンズと自習スペースの比較実験で「ラーニングコモンズでは,その利用経験がある群において創造性課題の成績がより高いことが示された」論文|市村ほか (2018) ラーニングコモンズの… https://t.co/Bvl52JaNRU

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