著者
加藤 貴彦
出版者
一般社団法人日本衛生学会
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.73, no.1, pp.1-8, 2018 (Released:2018-01-31)
参考文献数
43
被引用文献数
4

Multiple chemical sensitivity (MCS), also known as idiopathic environmental intolerance, has been described as a chronic acquired disorder characterized by nonspecific symptoms in multiple organ systems and is associated with exposure to low-level chemicals. The name was established by Cullen, in 1987, although the name and diagnostic criteria are still under debate even now. A number of hypotheses concering the etiology and pathogenesis of MCS have been proposed, including impairmens of neurological, immunological and psychological systems. However, research on the possible mechanisms underlying MCS is far from complete. The name and diagnostic criteria of its history as well as theoretical and experimental mechanisms underlying MCS are reviewed here.

言及状況

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日本衛生学会で学会賞を受賞した論文。日本語で医学知識がなくてもある程度読める、信頼性の高い学術論文。「原因も診断基準も機序もよくわからないけど苦しむ患者がいる」というスタンスが重要。

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@NiceTry9999 人は根本的にネガティブ思考なので、問診調査の際にもネガティブ傾向だと思われます。 激臭の使用者すら、私も強い匂いは苦手なんです。と言いますから。 1000万人が化学物質過敏症というのは嘘かと。 日本 化学物質に高感受性 2000年0.74%(対面調査) 2012年4.4%(WEB調査) https://t.co/b9TVNi7sfJ https://t.co/MzReQmKo6f
僕がこれまでに知ってた「化学物質過敏症の定義」は、 だいたいここ↓に書かれたものです。 読み比べてみれば「新鮮」と感じた意味が分かってもらえる、 んじゃないかな、 と思います。 「化学物質過敏症 ―歴史,疫学と機序―(2018)」 https://t.co/hmrpmveqjS
化学物質過敏症 ―歴史,疫学と機序― 加 藤 貴 彦 熊本大学大学院生命科学研究部公衆衛生学分野 https://t.co/b9TVNi7sfJ
多臓器にわたる症状や 時間依存的な感受性の亢進をうまく説明している (27)。 https://t.co/b9TVNi7sfJ
化学物質過敏症の発症機序は、神経刺激説が有力です。 化学物質が体に溜まるせいではありません。 花粉症でも、このコップ理論は否定されています。 厚労省も、化学物質過敏症を中枢性感作症候群という神経系の疾患として研究しています。 https://t.co/LKGa5Qw2ss https://t.co/RmAQJVwg5b
これもnote書いてるんでまとめますが、たぶんこれと同じことを言いたいんだと思います https://t.co/zY3LVlyKGm
@lbdSSqOfLcqgjqM 今ちょっと見てみたんですけど、歴史的にはMCSスタートで、そこから枝分かれしたらしいです。 MCS=自覚症状のみでも診断名としてつく CS=誘発試験で診断 でもこれは日本には当てはまらないそうで
#香害は公害 こちらに詳しい https://t.co/LHVtyVuCzl 「すなわち,厚生労働省で は「化学物質過敏症」,環境省の研究委員会では医学的 に疾病として確立されていないという理由から「本態性 多種化学物質過敏状態」という名称を用いている。」
@WQMTI51aV9DxnUB あ、それは全部読みましたよ~。 いま、他の論文(https://t.co/frlcyMwuLH)読んでたので、また考えてみます。 なににせよ、匂いの発生源になってる人がそれを意識しているかどうかにかかってるのは間違いないと思うので、周知すること自体には意味がると思います。
@k79247002 化学物質過敏症 ―歴史,疫学と機序―https://t.co/KJdo0clKqj
https://t.co/eL6bvUQV1W
@katahiji5353 神経系への過度の入力刺激が、CS発症の原因と思われます。 そういう意味では、一緒かも?キンドリングが起きると。この論文の「神経学的機序」です。 刺激は、感覚神経から。嗅覚受容体、侵害刺激受容体が関与していると思われます。 https://t.co/pqLS9gpBCe
@juhi2017689 なんか、もう反発するツイートを見てしまいましたよ。 化学物質過敏症は、アレルギーも、中毒も併発してる人が多いけれど、化学物質過敏症としての大元は、中枢性感作と言われる神経系の変性。 https://t.co/pqLS9gpBCe
以下、私の現在の理解です。 化学物質過敏症の発症は、この論文の画像の1)神経学的機序が、有力な説です。感覚センサーからの刺激が繰り返されることで発症すると考えられています。 厚労省の「中枢性感作」というのも、こういう分野の研究です。 論文はこちらから。https://t.co/pqLS9gpBCe https://t.co/5jOjzAw2oT
化学物質過敏症の発症機序は、この論文のように、神経学的機序が有力です。(P4) 神経系への刺激は、侵害刺激受容体(=TRPイオンチャネル)のTRPA1を介したものが中心かと思われます。 においのある化学物質の場合は、嗅覚受容体からの刺激もインプットされることになります https://t.co/pqLS9gpBCe
@hitomo24070702 最近のこの論文でも、キンドリングによる神経学的な発症機序が有力視されています。ここから中枢性感作といわれるものに繋がるかと。 https://t.co/RmAQJVe6R3
@hitomo24070702 玉ねぎが引き金で発症なさったフォロワーさん、おいでです。 アレルギーは、関係あるような、無いような? ちなみに、私は一般的なアレルギー検査では、アレルギー無し。 この論文のとおり、免疫学的機序より神経学的機序が有力のよう https://t.co/RmAQJVe6R3
化学物質過敏症は存在するという立場からのサーベイ論文 → 加藤 貴彦: 化学物質過敏症 ―歴史,疫学と機序―, 日本衛生学雑誌, 73(1) , pp. 1-8, 2018年. https://t.co/RN1ekes6QW
化学物質過敏症は精神的なものだと誤解が広まってますけど、発症の原因にはなっても症状の原因にはなりません。ストレスによる過呼吸関連症状のみです。 https://t.co/rAoQjOcUdm 『一部の過呼吸をベースとする心因性集団の存在を意味するにすぎずMCS患者全体の発症機序を説明する根拠としては不十分』
化学物質過敏症の発症機序ですが、この論文のP4にあるように、「1)神経学的機序」が可能性の高い仮説と思われます。 TRPA1は、侵害刺激で活性化する神経センサーですので、ここからの刺激は神経に伝えられます。 https://t.co/pqLS9gpBCe
細胞の代謝物質の網羅的解析(メタボロミクス)は、機序が未知な疾患の解明に有効であることが推察される。 https://t.co/4M89cCALuH
生体内には、DNAやタンパク質のほかに、糖、有機酸、アミノ酸など多くの低分子が存在し、その種類は数千種に及ぶ。これらの物質の多くは、酵素などの代謝活動によって作り出された代謝物質である。 https://t.co/4M89cCALuH
@komaruhyu5 もう、ダメ元ですが、化学物質過敏症について、偏りなく述べている、この学術論文を読んでもらうという手はどうでしょうか? 学会賞を受賞している、きちんとした論文です。6ページの結語の部分が、大事なところですよ、って。 https://t.co/RmAQJVe6R3
先生のおっしゃっているのは、この論文です。3ページの初めの方の記載をご覧ください。https://t.co/RmAQJVe6R3 https://t.co/byCwkfglrS
@aiiuua 場所が寝室とか特定の場所なら これかもよ
化学キンドリング現象 化学物質過敏症 ―歴史,疫学と機序―https://t.co/GuyEf7okA4 シックハウス症候群の発症機構 https://t.co/fMPlqENMiZ
@hyotang888 こんにちは。後者でしょう。化学物質過敏症や香害は、化学物質が引き起こす公害です。企業や国にとっては、都合が悪いため、病気自体を無いものにしたがっています。そのため、研究も大変です。 この論文内の「神経学的機序」には、TRPA1という神経センサーが関与しているかと https://t.co/pqLS9gHd0O
お電話させていただきました、情報ありがとうございます^^ リンクした論文を主軸に。。 #化学物質過敏症 について伝えさせていただきました。https://t.co/86focg6xcd https://t.co/2tXGtSVLRb
@uniii_uni わたしも重度で痩せる方です>。<。とにかくお肉食べないと持たないです、、どうしてかとおもったら、最新の研究でCSはアミノ酸不足と脂質代謝異常があるという結果になってます>。<。日々ササミたべないと痩せて動けなくなちゃいます>。<。https://t.co/86focg6xcd
化学物質過敏症 ―歴史,疫学と機序― 加 藤 貴 彦先生 熊本大学大学院生命科学研究部公衆衛生学分野 多種 #化学物質過敏症 自覚症状が基本 特異的な症状はなく #倦怠感 #疲労感 #頭痛 #関節痛 #咽頭痛 #筋肉痛 #不眠 #皮膚炎 等多彩な自神経系や精神神経症状が主体 引用元 https://t.co/IO33H4YZRL
加藤貴彦先生 #化学物質 に曝露機会の多い労働者を診察していたCullenが過去に大量の化学物質に一度に曝露された後,または長期間慢性的に化学物質の曝露を受けた後, #非常に微量の化学物質 に再接触した際の不快な臨床症状 を,#多種化学物質過敏症 と提唱 →続く 引用元 https://t.co/IO33H4YZRL https://t.co/kO2dqPLANj
化学物質過敏症 ―歴史,疫学と機序― 加藤貴彦 https://t.co/7RZKDezUqQ (日本衛生学会) #香害 #化学物質過敏症 #CS 2018
化学物質過敏症 ―歴史,疫学と機序― 加藤貴彦 https://t.co/2rK0FvTOsS
https://t.co/gaMaWOWGmy
@mnonft @nk12 @NATROM @sivad ●化学物質過敏症 ―歴史,疫学と機序―(日本衛生学雑誌 / 73 巻 (2018) 1 号、2018年1月)  https://t.co/s1nl9SELzy
@7radwimpsLove @uniRjVIF4v9cyve @rXSPdf3bNifyJpU 「化学物質過敏症についての情報提供が乏しい。患者への配慮がされない。」ということですが、 国の近年の化学物質過敏症への姿勢はこのようなところから見て取れると思います。 ・高橋議員国会答弁(2017.2.22) https://t.co/er2B2Ibae7 ・化学物質過敏症(2018)厚労省研究 https://t.co/89RGbvLq5W
#化学物質過敏症 研究へのメタボロミクスの応用 https://t.co/e5ylQPG2sT 化学物質過敏症 ―歴史,疫学と機序― 加藤貴彦先生 熊本大学大学院生命科学研究部 https://t.co/1YCRrAoaN6 化学物質過敏症に対する漢方薬による根治療法の開発と機序の解明 大澤稔先生 東北大 https://t.co/ijAoV9hscz
MCSの研究の流れが感じ取れた。 https://t.co/LXcFJIibns

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編集者: KQuhen
2023-08-24 17:20:44 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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