著者
松澤 孝明
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.60, no.10, pp.701-709, 2018-01-01 (Released:2018-01-01)
参考文献数
8

博士課程在籍者(一部,修士を含む)を対象とした「移転可能スキル」についての意識調査(約500人が回答)を分析したところ,専門分野7:非専門分野3で専門分野を重視する者が半数を超えた。非専門分野の能力を12種類に分け,自分に「足りない能力」と「博士課程等で身に付けたい能力」は何か質問したところ,語学力を筆頭に,プレゼンテーションやコミュニケーションなど意思疎通・伝達能力,研究計画書・プロポーザル作成能力,プロジェクト管理能力を挙げた回答が多かった。しかし,「倫理」と答えた回答は最低数であった。この結果から博士人材の「倫理」に対する関心は,他の移転可能スキルに比べて低いと考えられる。「科学活動の質の保証」が求められる今日,研究倫理教育の制度的な普及だけでなく,博士人材の意識の向上が求められている。

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J-STAGE Articles - 博士人材の研究公正力(3):博士の意識と研究倫理教育 https://t.co/s5pLVtgods 博士人材の「倫理」に対する関心は,他の移転可能スキルに比べて低い
「博士人材の「倫理」に対する関心は,他の移転可能スキルに比べて低いと考えられる。」 ふーむ…。研究倫理教育は大事だと思ってるんだけど、どんな感じで指導すべきなのか、まだイマイチよく分からない。 / 博士人材の研究公正力(3):博士… https://t.co/tVyrSo1aJj
「情報管理」2018年1月号 博士人材の研究公正力(3):博士の意識と研究倫理教育 松澤孝明氏の連載最終回は博士人材の意識に焦点を当てる。日本の博士人材は研究倫理に関する意識が低いというアンケート結果を得た。研究倫理教育について提… https://t.co/XFP4MP0Jye
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