著者
土屋 政雄 馬ノ段 梨乃 北條 理恵子
出版者
独立行政法人 労働安全衛生総合研究所
雑誌
労働安全衛生研究 (ISSN:18826822)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.19-23, 2017-02-28 (Released:2017-03-03)
参考文献数
24
被引用文献数
1

ストレスチェック制度の開始により,労働者のセルフケアに対する関心も高まっていくことが予想される.制度のねらいから,生産性向上を視野に入れたセルフケアの普及が望まれる.本稿では,「マインドフルネス」や「アクセプタンス」といった概念を用いた方法について,その特徴,科学的根拠,実施する際の参考となる情報などを解説する.先行研究よりマインドフルネスについてはすでに多くの研究が行われているが,アクセプタンスに関する研究は数が少なく,途中段階であることが明らかとなった.ストレス症状低減についてはどちらも一定の効果が期待されるが,生産性向上についてはさらなる研究の蓄積が必要と思われる.

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土屋政雄ら(2017)ストレス症状低減と生産性向上のためのセルフケア—マインドフルネスとアクセプタンスに基づく教育— 労働安全衛生研究, 10, 19-23. https://t.co/ufHYEXmkHh
職場でのマインドフルネスとACTについて最近のエビデンスをまとめた解説記事を書きました https://t.co/AxIYKkdNUZ 以前まとめた https://t.co/qgFUdFXCOL の続編です

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