著者
吉野 鉄大
出版者
メディカル・サイエンス・インターナショナル
巻号頁・発行日
pp.772-774, 2020-12-01

症例75歳の男性。2型糖尿病で治療中。数日前からの発熱,湿性咳嗽,呼吸困難で受診し,胸部X線で浸潤影を認めたため,肺炎の診断で入院加療となった。入院後,食事中のむせ込みや食後の酸素化不良がみられたため,しばらく絶食管理の方針となった。 この患者の血糖コントロールのために,経口血糖降下薬を中止してインスリンのスライディングスケール単独で経過をみるのはどうか?