著者
鈴木 康夫 井城 祥光 上原 和浩 川口 英治 中嶋 信生 濱井 龍明 原田 博司 藤井 輝也 横井 時彦 横山 幸男 日高 良一 小田 浩司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SR, ソフトウェア無線 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.217, pp.109-116, 2005-07-21
参考文献数
9

フィールドでのソフトウェア交換が可能になる将来を想定して、ソフトウェア無線機の開発、証明、流通、インストール関するシミュレーションシステムを製作し、検証実験を行った。
著者
山尾 泰 梅田 成視 大津 徹 中嶋 信生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.83, no.10, pp.1364-1373, 2000-10-25
参考文献数
26
被引用文献数
123

携帯電話に代表される移動通信サービスの急速な普及は, 人々のライフスタイルを大きく変えつつある.また社会の情報化の著しい進展に伴い, 21世紀の移動通信においては, 従来支配的であった電話によるトラヒックから, データ/マルチメディアのトラヒックへと比重が大きく移行し, 移動通信システムの高速・大容量化が必須となると考えられる.本論文では, このような社会・経済環境の変化に対応できる第4世代の移動通信システムについて, その課題と性能・機能面での要求条件について考察する.またこれを達成するうえで必要な技術課題, 特に無線システムを中心とした課題について展望する.
著者
中嶋 信生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.84, no.4, pp.666-679, 2001-04-01
被引用文献数
28

携帯電話は, 総加入数がPHSも含めると我が国の総人口の50%を超えた今でもなおiモード人気等で増加を続け, 更に2001年からは本格的マルチメディア通信を可能とするIMT-2000がスタートするなど, 今後も通信トラヒック量はますます増えるであろう.一方, 周波数資源は有限で, 新たな通信需要を賄うためにはより高い周波数帯の開拓か新技術開発を行わざるをえない.無線伝送技術としての周波数利用率の向上はこれまでめざましいものがあったが, 限界に近づきつつある.抜本的な容量増大の鍵を握る技術の一つがアダプティブアレーアンテナである.所要送信出力の低減もアダプティブアレーの大きな特徴である.指向性制御等の基本技術が進歩してアダプティブアレーは, 理論的に優れた性能が得られるようになってきた.残るのは実用化にかかわる諸問題の解決である.ただし, この問題が非常に難しくて, これまで移動通信におけるアレーアンテナの普及を阻んできた.本論文では, 様々な角度から実用上の問題の所在を明らかにし, 今後アレーアンテナ実用化に向けて検討すべき方向を明らかにするよう試みた.我が国における最近の研究開発動向も紹介している.
著者
中嶋 信生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.192, pp.33-38, 2007-08-16
被引用文献数
3

ユビキタス社会やセンサーネットワークに適合する、近距離無線やローカルネットワークの研究実用化が最近非常に賑わっている。本報告では、関連する無線規格である無線LAN、Bluetooth、IEEE802.15.4、UWB、RF-ID、微弱電波などの特徴を紹介すると共に、それらの無線規格を用いたネットワークの構成例を述べる。特に、測位応用については、GPSの補完としての屋内測位(LPS : Local Positioning System)が今後の主要研究テーマの1つと考えられるので、報告者の研究結果を含めいくつかの実例を紹介する。
著者
中嶋 信生 唐沢 好男 本城 和彦 山尾 泰 藤井 威生
出版者
電気通信大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

自動車事故防止を目的として,高信頼な車車間情報通信,高精度測位,危険の表示方法等の研究開発を行った.具体的にはMIMO+アダプティブ複号化,路側無線機中継,車の置かれた状況に応じたルーティング手法等の適用により,車車間通信の高信頼化を図ると共に,電波干渉の強い車車間通信に耐える低歪・高能率な無線回路を開発した.衝突防止に向けた車対人の相対測位ならびに歩行者の高精度電波測位では, 2. 4 GHzの周波数で推定誤差1m以下を達成した.ウェアラブル型の常時即時認識可能なドライバー用情報表示機器を実現した.