著者
今在 慶一朗 内山 博之 今在 景子
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.94-103, 2013

According to traditional corrective education, sincere and emotional interaction is effective in changing prisoners' personalities. However, some recent studies insist that certain psychological operations such as counseling are not effective and occasionally have a negative effect on rehabilitation. In this study, on the other hand, we predicted that keeping public order by treating prisoners with fairness is effective. We asked prisoners to rate staff at their correctional institution, to describe their attitude toward decisions made there, and to give their view of public order in society. We found that fair treatment of prisoners promotes acceptance of investigation results regarding violations or punishments, volition of rehabilitation after release, and internalization of public order. Furthermore, we confirmed that fairness by staff indicates to prisoners that public order within the institution is being maintained.
著者
大野 裕史 内山 博之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.506, pp.53-56, 2007-01-19
被引用文献数
1

鳥類の向網膜神経核(ION)の向網膜ニューロン(IOニューロン)は,軸索突起を対側網膜に投射しており,網膜出力の注意による調節に関係していると示唆されている.我々は可動式金属電極をION埋め込み頭部無拘束ウズラのIOニューロンの活動を記録した.同時に高速度カメラ(100fps)と加速度センサを用いて頭部運動を記録し,頭部の運動や開眼開眼によるIOニューロンの活動の変化を観測した.その結果,IOニューロンの発火には光刺激に誘発される受動的な活動と特定の方向への頭部運動に先行する能動的な活動が存在することがわかった。受動的な活動によって受容野をマップすることができる.能動的な活動は,その受容野のある方向へ嘴を向けるような頭部サッカードの0-200ms前に起こる.これらの結果に基づき,IOニューロンの機能的意義について考察する.
著者
内山 博之 今園 隆彦 後藤 浩一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
巻号頁・発行日
vol.97, no.525, pp.29-33, 1998-01-31
参考文献数
9

鳥類の網膜への遠心性投射系, 向網膜系の機能的意義を探った. 甘利, Arbibの基本競合系に準じた数理モデルは, 向網膜ニューロン間の競合の実測したデータをよく再現した. 実際に得られたデー夕に基づいた2次元配列基本競合系モデルのシミュレーションは, 向網膜系が選択的注意の神経機構として機能していることを示唆した.
著者
今在 慶一朗 内山 博之 今在 景子
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.94-103, 2013-01-20 (Released:2017-03-02)

According to traditional corrective education, sincere and emotional interaction is effective in changing prisoners' personalities. However, some recent studies insist that certain psychological operations such as counseling are not effective and occasionally have a negative effect on rehabilitation. In this study, on the other hand, we predicted that keeping public order by treating prisoners with fairness is effective. We asked prisoners to rate staff at their correctional institution, to describe their attitude toward decisions made there, and to give their view of public order in society. We found that fair treatment of prisoners promotes acceptance of investigation results regarding violations or punishments, volition of rehabilitation after release, and internalization of public order. Furthermore, we confirmed that fairness by staff indicates to prisoners that public order within the institution is being maintained.
著者
内山 博之
出版者
標茶町立虹別小学校
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2010

調査地区の1つでもある春国岱では、砂嘴の先端部の付け根に当たる部分が地盤沈下、風波・侵食等の影響により予想より幅広く大きく亀裂して決壊をしていた。今回先端部分へは海水の中に入ってかろうじて対岸へ渡れたが、予想より潮流も速く、今後さらに侵食されることが予想される。護岸工事等の修復についても地理的に工事の難しい場所でもあった。今回、研究目的である風蓮湖岸の塩湿地植物群落の分布や立地環境について湖岸踏査により調査を行った。特に塩湿地植物群落の指標となるアッケシソウ群落を中心に分布状況の把握に努めた。調査地については、ヤリムカシ川、ソウサンベツ川、アッコンベツ川、厚床川、別当賀川、風蓮川等の大きな河川河口部を中心した湖岸を含め、根室海峡から海水が入り込む海の近い湖岸から湖の深部湖岸まで歩いて調査を行った。風蓮湖岸調査を通して海水の入り込む海に近い場所にアッケシソウ群落が多く見られた。また、湖の深部湖岸では、川からの真水流入と塩分濃度が下がるため、アッケシソウ群落は多く見られなかった。アッケシソウ群落は、走古丹付近の砂嘴部の湖側に数多く確認された。また春国岱の第1砂丘、第2砂丘、第3砂丘ともに先端部までアッケシソウ群落が数多く見られた。湖岸のすぐそばまでヨシが来ている地形や潮干満潮での流れの速い湖岸については、特に風蓮湖深部となる風連川左岸やヤウシュベツ川河口域左岸や木村川左岸域についてはアッケシソウ群落を確認することができなかった。その他の主な塩湿地植物群落として別当賀川左岸域はシカギクの大群落、アッコンベツ川右岸ハマシオンの大群落を確認することができた。