著者
常樂 晃 林 独志 島居 徹 内田 克紀 赤座 英之 近藤 福次
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.909-911, 1999-10-20

患者は,25歳,男性。精神的に困窮したため発作的に爆竹を尿道に挿入し爆発させた。尿閉となり近医を受診し,治療目的で当科に紹介され,入院となった。MRIでは尿道構造が消失していた。尿道へのカテーテルの挿入はできなかったため,膀胱瘻を造設した。保存的に治療したところ,排尿障害を残さず自然治癒した。爆竹による尿道損傷の報告はなく,自験例が1例目であった。
著者
富樫 均 内田 克 楠元 鉄也
出版者
長野県自然保護研究所
雑誌
長野県自然保護研究所紀要 (ISSN:13440780)
巻号頁・発行日
no.2, pp.99-108, 1999

湿原の環境変遷史の解読を目的とした研究にとって,サンプリング計画の策定は基本的かつ重要な課題である.飯綱火山南東麓に位置する逆谷地湿原において,厚さ約13mにおよぶ泥炭層のサンプリングを行った.サンプリングには水圧式シンウォールサンプラーを用い,事前に弾性波探査によって掘削位置を選定した.本稿はサンプリング計画とその実際についての事例報告である.
著者
富樫 均 内田 克 楠元 鉄也
出版者
長野県自然保護研究所
巻号頁・発行日
vol.2, pp.99-108, 1999 (Released:2011-03-05)

湿原の環境変遷史の解読を目的とした研究にとって,サンプリング計画の策定は基本的かつ重要な課題である.飯綱火山南東麓に位置する逆谷地湿原において,厚さ約13mにおよぶ泥炭層のサンプリングを行った.サンプリングには水圧式シンウォールサンプラーを用い,事前に弾性波探査によって掘削位置を選定した.本稿はサンプリング計画とその実際についての事例報告である.
著者
新井 健司 石井 久夫 伊藤 孝 内田 克 遠藤輝 岡部孝次 熊井 久雄 小菅 範昭 近藤 洋一 郷原 保真 酒井 潤一 斎藤 義則 塩野 敏昭 島田 安太郎 下野 正博 隅田 耕治 角谷 邦明 関口 尚志 田中 俊廣 趙 哲済 中西 一裕 中島 豊志 中村 由克 林田 守生 松本 俊幸 三谷 豊 柳沢 文孝 山本 裕之 吉野 博厚
出版者
日本地質学会
雑誌
地質学論集 (ISSN:03858545)
巻号頁・発行日
no.14, pp.93-102, 1977-02-21
被引用文献数
11

A wide-spread lake assumed to be larger than the recent Matsumoto Basin had existed in Early Pleistocene, and the Enrei Formation and its equivalent formations had been deposited in the lake. An extensively even erosion surface formed on the sediments in the latest Early Pleistocene is called the Ohmine geomorphologic surface. After the formation of the Ohmine surface, the recent mountainous areas such as the Northern Japan Alps, Mt. Hachibuse, Mt. Utsukushigahara and so on had been upheaved, while the Matsumoto Basin area had been depressed and the Nashinoki Gravel Formation, the upper Middle Pleistocene, had been deposited. The base of the Enrei Formation is 1,800 m above sea level in Mt. Hachibuse, while 700 m above sea level in the southern part of the Basin. The amount of upheaval of the mountainous areas can be estimated to be more than 1,000 m. The Matsumoto Basin area had been depressed again in the middle part of the Upper Pleistocene (about 40,000 years B. P.) and the Hata Gravel Formation had been deposited. The amount of depression may be estimated to be about 150 m in the eastern periphery of the middle part of the Basin.