著者
熊谷 晋一郎 向谷地 生良 加藤 正晴 石原 孝二
出版者
東京大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2012-06-28

当事者研究には、他の研究と同様、新しい知識を「発見」するための方法という側面と、生きやすさをもたらす「回復」の側面がある。まず発見については、自閉スペクトラム症のメカニズムに関して当事者研究の中で提案された「情報のまとめあげ困難説」を、他分野の専門家と協力しながら理論的に精緻化した。またその仮説を、発声制御、顔認知、パーソナルスペース、ボディイメージ、聴覚過敏や慢性疼痛などに適用して検証実験を行った。次に回復については、横断調査、追跡調査によって効果検証を行うとともに、当事者研究の方法をプロトコール化し、当事者主導型の臨床研究による介入研究を行った。
著者
加藤 正晴
出版者
心理学評論刊行会
雑誌
心理学評論 (ISSN:03861058)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.253-258, 2016 (Released:2018-02-06)
参考文献数
39

Collaboration is an important social activity, but it is not known how collaboration develops. Furuhata and Itakura (2016) argues that emergent coordination, a key idea explaining interpersonal interactive bodily movements, proposed by Knoblich, Butterfill, and Sebanz (2012), is a gateway to the development of collaboration. In this comment paper, this idea is reviewed favorably from previous adult behavioral studies. The need for integration of shared intention for collaboration is further discussed.