著者
北村 順生
出版者
立命館大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

地域の映像アーカイブを教育目的で活用するための方策についての知見を得た。授業実施時の方法論としては、映像と合わせたモノの併用や多様な年代の参加の有効性を確認した。地域の映像アーカイブを教育現場で活用する可能性としては、学校現場と地域社会との連携を深めていくこと、生徒たちの関心や意欲を引き出す契機となること、教育のICT化の進展にともないデジタル教材の一環として活用すること、映像メディアに関するリテラシー涵養に結びつくこと、などについて可能性が示唆された。一方で、技術的環境の整備、適応する授業デザインの精緻化、教材となる映像資料のパッケージ化、などの面で実践的な課題があることが明らかになった。
著者
澤村 明 渡辺 登 松井 克浩 杉原 名穂子 北村 順生 加井 雪子 鷲見 英司 中東 雅樹 寺尾 仁 岩佐 明彦 伊藤 亮司 西出 優子
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究では、新潟県の中山間地域を中心に、条件不利地域での居住の継続に必要な要素のうちソーシャル・キャピタルに焦点を当ててフィールドワークを行なった。対象は十日町地域、村上市三面地域であり、他に前回の基盤研究費Cから継続して観察を続けている村上市高根地区、上越市桑取地区についても蓄積を行なった。十日町地域では2000年来3年ごとに開催されいている「越後妻有大地の芸術祭」のソーシャル・キャピタルへの影響を質問紙調査によって捉えた。その結果は2014年6月に刊行予定の『アートは地域を変えたか』で公表する(慶應義塾大学出版会)。
著者
澤村 明 寺尾 仁 寺尾 仁 杉原 名穂子 鷲見 英司 松井 克浩 渡邉 登 伊藤 亮司 岩佐 明彦 福留 邦洋 中東 雅樹 西出 優子 北村 順生 澤村 明
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

新潟県の北部に位置する高根集落(村上市、2008年の合併までは朝日村)と、逆に西部に位置する桑取川流域(上越市)である。具体的な集落の分析を通じて、結束型、橋渡し型、連結型というソーシャル・キャピタルの基本概念や、コミュニティとアソシエーションという組織のありかたの基本概念を深化させる手がかりを提供した。