著者
澤村 明 Sawamura Akira
出版者
新潟大学経済学会
雑誌
新潟大学経済論集 (ISSN:02861569)
巻号頁・発行日
no.99, pp.91-99, 2015-09

In Japan, most dog houses have trianglar roof, e.g. gable-roofs and entrance in the gable end. This phenomenon has no necessity, it needs only box-type, or shed-roof against the rain. But there are no thesis to research the reason why. The first 'dog house' in the history of Japan was appeared in 1696, when Shogun Tsunayoshi ordered to build the dog houses as the shelter for dogs, as a part of policies of the Shorui-Awaremi-no-rei (ordinances of animal protection). But its shape and size was 18m long and 3.6m wide, and there were 290 houses for dogs and sheds for feeding. This was not the prototype of contemporary dog house argued in this thesis. In Edo period(eraly modern era in Japan), Japanese people keep Chin (Japanese spaniels)within doors, and others were stray dogs. So, there were no dog houses in Japan before the modern generation begun in 1867 as Meiji period. Japan ended its national isolation at the end of the Edo period, then many western styles were carried in Japan. One of them is the western way to keep dogs was also delivered to Japan. The Painters drew many pictures of Western things becaouse they were very fresh and novel for Japanese. Although some historians have been reported that the dog houses were portrayed in some of those pictures, they hae never referred that shape. Fig. 1 is the first picture of the dog house in Japan. This was in the Dutch residence in Yokohama, and pictured in 1862. Fig .2 is the discription of dog house in other storehouse owned by Japanese in Yokohama, we can see the pentagon-like dog house in the text of wood-blocked printing. Fig. 3 is in the other pages of same book as fig. 2. The conclusion of this thesis is slightly as a hypothesis, but the dog house with gable-roof and entrance in the gable end was carried in Meiji period from western world. Then, in western world, how the dog house was made up with this shape? It would be a farther subject, but I found a few historicalpaterials in United States, fig. 4 is the political caricature in around 1864 in the Library of Congress, and fig. 5 is the dog house for Dash, the pet of President Harrison. The dog house in Japan deems to have a common ancester with that in the famous comic of Snoopy.
著者
澤村 明
出版者
日本NPO学会
雑誌
ノンプロフィット・レビュー (ISSN:13464116)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1+2, pp.37-45, 2006 (Released:2006-12-19)
参考文献数
14

本稿は,日本の経営学界でNPOおよび関連領域がどのように研究されているかについての,2005年までの先行文献のサーベイである.日本国内におけるNPOの経営学的研究の状況は,日本NPO学会を中心に何本かの論文が発表されているものの,あまり盛んとはいえない状況である.ただし,経営学系の大きな学会でもNPOをテーマとしたワークショップが開催されるほか,数点の論考も発表されており,決して無視されている状況ではない.注目すべき論者が数人登場しており,今後の展開が期待される.
著者
岡崎 篤行 野澤 康 井上 年和 今村 洋一 川原 晋 大場 修 澤村 明 岡村 祐 池ノ上 真一 井上 えり子 松井 大輔 西尾 久美子
出版者
新潟大学
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2020-07-30

元来、料亭は宴席以外にも冠婚葬祭や公式会合、商談など日本人の生活と密着していた。しかし、現在ではその役割が他施設へ移り、都市の料亭街が消滅しつつある。一方で、和食や料亭の価値は見直され、重要な観光資源にもなっている。ひとつの重要な建築類型といえる料亭は、あらゆる日本の伝統文化を包括的に継承する場であり、花柳界や業界団体、支援・連携する行政、民間組織など様々な組織が関わっている。このように、ひとつの地域文化システムといえる料亭について網羅的視点で捉え、関連組織・活動の変遷、料亭の分布とその変遷、料亭建築の規模と保全活用の実態を明らかにする。
著者
澤村 明 渡辺 登 松井 克浩 杉原 名穂子 北村 順生 加井 雪子 鷲見 英司 中東 雅樹 寺尾 仁 岩佐 明彦 伊藤 亮司 西出 優子
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究では、新潟県の中山間地域を中心に、条件不利地域での居住の継続に必要な要素のうちソーシャル・キャピタルに焦点を当ててフィールドワークを行なった。対象は十日町地域、村上市三面地域であり、他に前回の基盤研究費Cから継続して観察を続けている村上市高根地区、上越市桑取地区についても蓄積を行なった。十日町地域では2000年来3年ごとに開催されいている「越後妻有大地の芸術祭」のソーシャル・キャピタルへの影響を質問紙調査によって捉えた。その結果は2014年6月に刊行予定の『アートは地域を変えたか』で公表する(慶應義塾大学出版会)。
著者
澤村 明 寺尾 仁 寺尾 仁 杉原 名穂子 鷲見 英司 松井 克浩 渡邉 登 伊藤 亮司 岩佐 明彦 福留 邦洋 中東 雅樹 西出 優子 北村 順生 澤村 明
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

新潟県の北部に位置する高根集落(村上市、2008年の合併までは朝日村)と、逆に西部に位置する桑取川流域(上越市)である。具体的な集落の分析を通じて、結束型、橋渡し型、連結型というソーシャル・キャピタルの基本概念や、コミュニティとアソシエーションという組織のありかたの基本概念を深化させる手がかりを提供した。
著者
澤村 明彦 二文字 俊哉 小林 寛道 佐藤 孝 大河 正志 丸山 武男 吉野 泰造 國森 裕生 細川 瑞彦 伊東 宏之 李 瑛 長野 重夫 川村 静児
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.526, pp.17-20, 2003-12-11

これまで我々はRb原子の吸収線に磁気光学効果を用いる安定化法に,我々が考案したPEAK方式を採用することで基準信号を得て,半導体レーザの発振周波数安定化を行ってきた.また近年,フェムト秒パルスモード同期レーザによる光周波数コムが光周波数の新たな基準として注目されている.そこで本研究ではPEAK方式を用いて安定化したレーザの周波数安定度を,光コムジェネレータを用いて測定した.さらに安定度の改善と発振スペクトル幅の狭窄化を目的として,1つの半導体レーザに2つの光フィードバック(ダブル光フィードバック)を施した状態で発振周波数を安定化することについて検討した.