著者
吉田稔
出版者
日本弁理士会
雑誌
パテント
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, 2004-11-10
著者
野上 健治 吉田 稔 小坂 丈予
出版者
特定非営利活動法人日本火山学会
雑誌
火山 (ISSN:04534360)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.71-77, 1993-08-15
参考文献数
10
被引用文献数
6

薩摩硫黄島東温泉沿岸では温泉水と海水とが様々な比率で混合した結果,極微細なSiO_2-Al_2O_3-Fe_2O_3-H_2O系の低結晶質沈殿物が生成しており,海面が様々な色調を呈している.これらの変色海水について,母液及び沈殿物のSi-Fe-Al_3成分の化学組成及び生成条件,特にpHとの関係について検討を行った.その結果,沈殿物の化学組成は温泉水と海水との混合溶液のpHに強く依存し,pHが2前後では沈殿物中のFeの割合は低いが,pHが3〜5の範囲ではFeの割合が相対的に高くなる.更にpHが上昇するとAlの割合が相対的に高くなる.また変色海水の色調はpHが2前後の時は透明から乳白色であるが,pHが3〜5の時には黄褐色である.更にpHが上昇すると色調は再び白色系になり,沈殿物中のFeの割合によって色調が変化する.これらに対して,各採取地点における沈殿物と母液との混合物の化学組成は東温泉から湧出している温泉水のそれと殆ど同じであり,見かけ上沈殿の生成過程においてSi,Fe,Alの3成分は分別していない.
著者
吉田 稔
出版者
克誠堂出版
雑誌
日本胸部臨床 (ISSN:03853667)
巻号頁・発行日
vol.66, no.10, pp.803-811, 2007-10
被引用文献数
1
著者
吉田 稔
出版者
東京大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

テキスト中の数値表現を適切に取り扱い,数値と言語の統合的なマイニングを行うための基盤技術の研究を行った.具体的な方針として,テキストを接尾辞配列により索引付けし,そこで数字列に対し,数値としての検索が行えるように拡張を行った.このシステムを,大規模なテキストに適用できるよう高速化し,これにより,文字列と数値の関係を対話的に取得できる基盤を構築できた.また,応用先として,数値を多く含む業務レポート等に対するテキストマイニングの研究を行った.
著者
吉田 稔 青柳 隆二
出版者
特定非営利活動法人日本火山学会
雑誌
火山 (ISSN:04534360)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.189-199, 2004-08-31
被引用文献数
1

浅間山天仁活動は,スコリア(軽石)の噴出に始まり,中間型の追分火砕流の発生を経て,上の舞台溶岩流の流出で終わった.天明活動の鎌原火砕流に相当する噴出物は,天仁噴火では知られていない.これらの噴出物は,同一火口から生じ,いずれも安山岩質で,主成分組成の分布範囲は狭い.著者らは,吉田・土屋(2004)が,天明(1783)活動噴出物につき得た結果と同じく,噴出様式の変化は,噴出時のマグマからのがス放出状況の相違がもたらしたものと考え,各種噴出物中のフッ素,塩素を定量し,これらの成分の揮発に開する吉田の実験結果に基づいて噴出機構を考察した.スコリア試料は,均一で高い塩素含有量を示し,噴火開始時に,マグマ柱の最上部に揮発性成分が濃縮され,火道内部で発泡して激しく放出されるとともに急冷されたとして説明される.追分火砕流試料は,フッ素,塩素含有量の分布範囲が非常に広く,かなりの数の試料がスコリアとほぼ同じ含有量を示す.一方,その他の試料は,フッ素,塩素含有量とも低く,変動幅が著しく大きい.ハロゲン含有量の地理的分布を検討した結果,追分火砕流は,ハロゲン含有量の異なる多くのフローユニットから成るものと見られる.ハロゲンの多いフローユニットは,火口付近に堆積したスコリアが流れ下ったものと推測される.ハロゲンの少ないフローユニットは,天明活動の吾妻火砕流と同様,火口付近で発泡しながら流出したことを示唆する.一方,ハロゲン分量の地理的分布を見ると流出後の脱ガスは主に流下の初期に起きたと思われる.上の舞台溶岩は流出後のガスの放出は少なかったと見られる.これらの結果は,天明噴火噴出物につき得られた結果と調和する.
著者
吉田 稔 中川 裕志
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

Suffix Array索引付けによるWikipedia検索支援システムを提案する。提案システムでは、クエリの連接語や同義語等を動的に抽出し、クエリの入力と同時にインタラクティブに提示する。
著者
辻河亨 吉田 稔 中川 裕志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.1, pp.155-162, 2004-01-14
被引用文献数
4

文書中から用語抽出を行う手法としては様々なものが提案されているが,多くはコーパスにおける用語候補の使用における統計量を利用するものであった。本稿では,これまで光が当てられていなかった用語を構成する語基間の関係について,そのグラフ構造に着目する。まずグラフにおける局所的ないし大域的構造を反映する用語抽出の指標を新たに提案し,その上で提案した用語抽出のいくつかの指標,およびそれらの組み合わせを,複数のコーパスを用いて実験的に評価した結果について報告する。Many methods to evaluate termhood of word sequences extracted from documents have been proposed. The majority of them use the statistics of term candidates appearing the corpus. The ignored side, however, is the graph structure whose nodes are basic terms that consist of complex terms. That is exactly what we focus on in this paper. We propose term extraction algorithms which utilize this graph structure. More precisely, the proposed methods assume the whole set of compound terms as a graph and applies web mining method to term extraction. The nodes are element words, the edges coincide with modifying relations between words in the definition of graph, and the importance of terms are ones used to find web communities or in ranking pages by Web search engines. Finally we experimentally evaluate the proposed algorithms with terminology dictionaries on Web.
著者
吉田 稔 杉浦 隆博 山田 剛一 増田 英孝 中川 裕志
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

本発表では、テキストに記述された数値情報を、その属性名とともに抽出し、複数記事間の数値情報を関連付けることにより、自動的にグラフを作成するシステムを紹介する。数値情報どうしの関連付けのさい、(属性、数値)のペアについてクラスタリングを行う。また、入力された属性名に対して、生成されたグラフから自動的に適切なグラフを選択し提示する手法についても述べる。
著者
王玉馨 清水 伸幸 吉田 稔 中川 裕志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.46, pp.7-14, 2008-05-15
被引用文献数
3

コーパスから同義語の対を抽出するための一般的な方法では、通常二つ単語間の類似度 (例えば、cosine 類似度) が必要である。類似度を使用することで、特定のクエリ単語に対しての類似語ランキングが可能になり、同義語候補リストから正しい同義語が認定できる。この論文では、それに加えて、単語類似度ネットワークを分析する新しい方法を提案する。単語類似度ネットワークでは閾値以上の類似度をアークとして、単語をノードとして定義する。提案する自動同義語候補選択ためのランク閾値(Rank Threshold for synonym candidate Selection RTS) によって類似度の順位が閾値以内のアークが構成される単語類似度ネットワークはスケールフリーグラフである。 この性質に基づいて、我々は新しい同義語候補のリランキング手法を提案する。これを相互リランキング法 (Mutual Re-ranking Method MRM) と呼ぶ。同義語獲得における提案手法の有効性を示すために MRM 方法を Reuters-21578 に適用した。 実験結果によって、RTS と MRM が同義語抽出の品質の向上させることが示された。Popular methods for acquiring synonymous word pairs from a corpus usually require a similarity metric between two words, such as cosine similarity. This metric enables us to retrieve words similar to a query word, and we identify true synonyms from the list of synonym candidates. Instead of stopping at this point, we propose to go further by analyzing word similarity network that are induced by the similarity metric for the edges with the similarities that are ranked as top threshold number. By introducing the rank threshold for synonym candidate selection method (RTS), our analysis shows that the network exhibits a scale-free property. This insight obtained from the network leads us to a method for re-ranking the synonym candidates -a mutual re-ranking method (MRM). We apply our methods to Reuters-21578 to show the generality of the methods on synonym acquisition. The results show that RTS and MRM boosts the quality of acquired synonyms.