著者
和田 淳一郎 坂口 利裕
出版者
日本選挙学会
雑誌
選挙学会紀要 (ISSN:13488783)
巻号頁・発行日
no.7, pp.27-35, 2006
被引用文献数
1
著者
和田 淳一郎 坂口 利裕
出版者
横浜市立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

通常、サーベイデータによって行われる伝統的なPB-C+Dモデルを、投票区レベルの客観的集計データによって実証することに成功している。なお、データベース構築の基本単位である投票区を扱うに当たり、ナッシュ社会的厚生関数に基づく指数の作成を行い、時系列的に、あるいは国際比較によって、一票の不平等の要因分解を行った。更にその分離可能な指数群の整数値最適解から、議員定数配分に関わる結果を生んだ。
著者
松浦 博 秀島 雅之 和田 淳一郎 犬飼 周佑 安藤 智宏 五十嵐 順正
出版者
日本音声学会
雑誌
音声研究 (ISSN:13428675)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.53-65, 2009-12-30

In this paper we describe a newly developed assessment method of Japanese mora timing, which is the foundation of the rhythm of the Japanese language, based on the phonetic segment technique. In this technique time-spectral patterns of uttered speech are transferred to the phonetic segment labels every 8ms frame shift. First, we propose a consonant region and vowel region estimation algorithm based on the phonetic segment labels. Next, we calculate the mora length simply and accurately by the number of phonetic segment labels and evaluate the pronunciation of foreign students. Furthermore, by using the utterance data of Japanese students, we show that the permissible variation based on the type of each mora and adjacent mora differs. We claim that the proposed method of evaluating the validity of a foreign student's mora timing by using the mora length and the ratio of each mora length to the whole word length is effective.

1 0 0 0 OA 一票の平等

著者
和田 淳一郎 升永 英俊
出版者
公共選択学会
雑誌
公共選択の研究 (ISSN:02869624)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.57, pp.64-71, 2011-02-15 (Released:2014-11-17)
参考文献数
23
著者
和田 淳一郎
出版者
日本選挙学会
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.26-39, 2012 (Released:2017-09-29)
参考文献数
22

2012年夏に提案されている0増5減の定数再配分の提案は,人口のより少ない県(大阪府)に人口のより多い県(神奈川県)よりも多い定数を配分することを是認するなど,不公正なものである。不衡平な代表制はより多くの代議員を持つ人々の厚生をも悪化させる。こういった提案は不衡平なだけでなく,パレートの意味で非効率である。ナッシュ社会的厚生関数に基づく分離可能な指数によって選挙区割りにおける代表制の不公正さを検討した後,較差是正方式ではなく,ロールズ型,ナッシュ型,ベンサム型の社会的厚生関数を包括するアトキンソン社会的厚生関数から導かれた目的関数の最小化という形で,除数方式による定数配分を紹介する。その後人間の手による区割りの問題点を指摘した後,比例代表制と地理的な区割りの問題点に触れて論を閉じる。