著者
日下 心平 坂本 良太 西原 寛
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.475-475, 2011

ジピリン亜鉛錯体は蛍光を示すが、その蛍光量子収率は一般に対応するホウ素錯体(BODIPY)に比べて低いことが知られている。今回、配位部位として励起エネルギーの異なる二つのジピリン配位子を有するヘテロビスジピリン亜鉛錯体1を合成した。1はトルエン溶液中において極めて高い蛍光量子収率(0.92)を示し、対応するホモビスジピリン亜鉛錯体2,3より高い値を示すことを明らかにした。
著者
野村 由司彦 坂本 良太
出版者
Japanese Society for Engineering Education
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.6_96-6_101, 2008 (Released:2008-12-11)
参考文献数
4
被引用文献数
1

In order to get students in engineering courses to acquire a good command of English, a coursework named “English for Engineers” has been offered to senior students in the department of mechanical engineering of Mie University. The authors place much value on the coursework from the viewpoints of acquiring the ability of (1) accurate pronunciations in accordance with phonetic symbols, and (2) a series of translations from a word-for-word translation to a free one. To make the coursework more effective, the authors have developed an e-learning system. The system supports teachers in engineering departments who are normally non-professionals in English education. The results showed that the proposed system is effective for comprehending the importance on the above-mentioned two viewpoints.
著者
坂本 良太 竹村 聡一郎 杉浦 徳宏 野村 由司彦
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.147-148, 2010

There are motor point maps as index of stimulation points to move each muscle for functional electrical stimulation (FES). However we'll usually have to search detailed motor points by trial and error when arranging electrodes since individual differences are large. In this research, we developed a system aids searching motor points of fingers and wrist muscles. It contains 12 × 10 electrodes which cover a forearm and sensors which catch movement of each finger and wrist. It chooses a pair of electrodes in order and stimulates a subject. When the response was measured, it records the response movement and the position of electrode pair. As a result, we obtained the generated motor point map.
著者
粉川 貴至 坂本 良太 小川 均
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.400, pp.1-6, 2006-11-24

日本は頻繁に地震が起こる国である.そこで,気象庁により運用されている緊急地震速報システムがある.このシステムは地震の初期微動を感知することにより,地震の主要動が到着する前に人々に地震の通知を行うことができる.それでも主要動が到着するまで数秒しか残されていないため,誰がどこに居るか,どの家電を消すべきか,家の中にいる家族の安全をどう確保するかという判断を冷静に行う事は難しい.本研究では,地震が起こる際に,緊急地震速報を受け取りネットワークに接続された家電を制御することで人々を支援するシステムを開発する.システムは地震に対する対策として一般的な対策,家の中に居る人に関連した対策,各家庭に特化された3種類の対策を扱う.これら異なる種類の対策を同時に行おうとする場合,家電制御において競合が起こることがあるため,それを解決するメカニズムを実装した.対策は制約として表され,重み付き制約充足問題を拡張した最適化手法により解決した.本稿ではシステムの実現と実験を示し,最後にその結果と課題について述べる.
著者
坂本 良太
出版者
東京大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本年度は、ビス(ジピリナト)金属錯体ナノワイヤとナノシートの光捕集系としての利用価値の実証を行った。ナノワイヤに関しては、液液界面合成法による結晶性ナノワイヤ作成に成功した。このナノワイヤは適当な有機溶媒中で超音波することで繊維一本一本に剥離できる。実際に単離されたナノワイヤ繊維はAFMにより観察された。このナノワイヤとカーボンナノチューブと共役させた複合材料は、カーボンナノチューブ単独に比べより優れた熱電変換特性を示した。また、当該ナノワイヤを半導体透明電極に塗布することで、光電変換の活物質層として利用できることを見出した。以上の研究成果をChemical Science誌に論文として発表した。ナノシートに関しては、界面合成法による大面積ナノシートの作成を達成した。液液界面法を用いることで厚さ6-800 nmのナノシート積層体を、センチメートルオーダーのドメインサイズにて合成できる。一方で、気液界面合成法を用いることで、単~数原子層ナノシートが合成でき、やはりこの種のナノシートとしては大きな、マイクロメートルオーダーのドメインサイズが実現できる。本ナノシートの構造決定をTEMの電子線回折により行った。本ナノシートについても光電変換材料への応用を行い、Nature Communications誌に論文を発表した。一連の研究成果は、ビス(ジピリナト)金属錯体からなるナノワイヤ・ナノシートが人工光合成光捕集系として利用できる可能性を示すものである。