著者
住友 伸一郎 笠井 唯克 本橋 征之 足立 誠 江原 雄一 太田 貴久 稲垣(伊藤) 友里 渡邉 一弘 安村 真一 榑沼 歩 村木 智則 大橋 たみえ 村松 泰徳
雑誌
岐阜歯科学会雑誌 = The Journal of Gifu Dental Society (ISSN:24330191)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.27-32, 2016-07

亜鉛イオンを含む製品である GZ-08の口腔内噴霧により、その口臭抑制作用および抗菌効果を検討した。健康な成人ボランティア30人をランダムに GZ-08噴霧群(20人)と対照群(10人)の2群に分け、GZ-08あるいは生理食塩水を口腔内に噴霧し、その前後で口臭の原因である口腔気中の揮発性硫黄化合物(VSC)濃度および舌背の細菌数を測定した。さらに、GZ-08使用後にその味や使用感、今後の使用希望についてアンケートを行った。噴霧前の両群および生理食塩水噴霧前後の対照群においてはVSC濃度および細菌数の有意差は認めなかった。GZ-08口腔内噴霧後では噴霧前と比較してVSC濃度および細菌数の有意な低下(P <0.05)を認めた。アンケート結果においてGZ-08は酸味と苦味が強く、総合的な味や使用感は悪いとの結果であった。これらの結果はGZ-08の口臭除去、口腔内の抗菌における有用性を示すものであり、GZ-08に含まれる亜鉛イオンとグルコン酸の作用と考えられる。しかし、実際に口臭予防スプレーとして使用する場合には、その味や使用感が問題となるために、酸味や苦味を低減する工夫が必要であろうと考えられた。
著者
太田 貴久 南 拓也 山崎 祐介 奥野 好成 田辺 千夏 酒井 浩之 坂地 泰紀
出版者
人工知能学会
雑誌
2018年度人工知能学会全国大会(第32回)
巻号頁・発行日
2018-04-12

本研究では,発明の新たな用途先を探す手法を提案した.提案手法では,はじめに,技術的特徴とそれに対応する効果を抽出する.その後,ユーザが指定した発明と,技術的特徴が類似し,かつ効果が類似しない他の特許を検索する.このような手法によって,発明の新たな用途先を探索する.提案手法に対して実験を行った結果,実際に別用途へ展開された特許の例を再現することでできた.
著者
森 昌彦 住友 伸一郎 太田 貴久 式守 道夫
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.350-356, 2012-06-20 (Released:2014-11-05)
参考文献数
6
被引用文献数
1

The present paper analyzed Chinese medical staff (including stomatologists, pharmacists, and nurses), comprising a total 1782 persons who visited Japan from 1987 through 2006 and were sponsored by the Sasagawa Medical Fellowship. Chinese stomatologists accounted for 88 persons among the total of 1782. Among the 88 stomatologists, 15 were from the 4th Military Medical University, 9 from Jilin University, 8 from Beijing University, and 6 from China Medical University; a total of 25 were from North East China. The departments of Japanese universities attended by Chinese stomatologists included 17 departments of in periodontology and conservative dentistry, 16 departments of oral surgery, 12 departments of prosthetics, 11 departments of orthodontics, and 8 departments of pedodontics at dental and medical schools. Stomatologists who had learned major specialties in Chinese stomatological colleges also majored in similar specialties at the Japanese universities or hospitals.Chinese administrators have been investigating Japanese health science systems, including not only medical technology and clinical medicine, but also several administrative specialties such as medical law, public health, provention of infection diseases, cancer, population research, and budgets from both research and clinical perspectives.Medical staff from central administration in the Government of China have also learned considerably from his or her experience during investigations in Japan. No administration staff of stomatologists were supported by the Sasagawa Fund.
著者
太田 貴久 南 拓也 山崎 祐介 奥野 好成 田辺 千夏 酒井 浩之 坂地 泰紀
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第32回全国大会(2018)
巻号頁・発行日
pp.2L103, 2018 (Released:2018-07-30)

本研究では,発明の新たな用途先を探す手法を提案した.提案手法では,はじめに,技術的特徴とそれに対応する効果を抽出する.その後,ユーザが指定した発明と,技術的特徴が類似し,かつ効果が類似しない他の特許を検索する.このような手法によって,発明の新たな用途先を探索する.提案手法に対して実験を行った結果,実際に別用途へ展開された特許の例を再現することでできた.
著者
太田 貴久
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.7, pp.366-371, 2017-07-01 (Released:2017-07-01)

近年,深層学習をはじめとする機械学習技術の発達により,様々な分野で機械学習を用いた業務の効率化が進められている。特許分野もその例外ではなく,人工知能を利用して特許関連業務を効率化する研究や製品,サービスの展開がはじまっている。本稿では,「自社・他社の強みや弱みの分析」や「特定の開発目的や特定の技術に関する出願動向の把握」といった目的の特許調査に対して,機械学習を含む様々な情報技術を活用し,1) 大量の特許文献から調査対象となる文献を探し出し,2) 探し出した文献から自動的にパテントマップ生成する方法について紹介する。
著者
太田 貴久 増山 繁
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.594, pp.37-42, 2006-01-26
被引用文献数
6

近年の情報技術の発達により,レポートの剽窃が非常に容易なものとなり問題となっている.本研究ではSmith-Watermanアルゴリズムを基礎とした,さまざまな「類似」を検出できるレポート類似部分発見法を考案した.そして,現実に提出されたレポートを含めた文書集合に対して実験を行った結果,F値=1となり,完全に剽窃レポートを検出することに成功した.