著者
石田 竜弘 異島 優 安藤 英紀
出版者
徳島大学
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2020-07-30

中分子医薬品であるバイオ医薬品の経口投与技術の開発が切望されている。最大のバリアである小腸での吸収性を改善させるため、界面活性剤、キレート剤などの透過促進剤が提案されてきたが、中分子医薬品の吸収改善には至っておらず、実用化に進む可能性のある技術の開発は未達である。本研究では、バイオ・医療応用がなされていないイオン液体をキャリアとし、腸管上皮細胞の突破という最も大きな課題を解決し、中分子医薬品の経口投与法を開発する。
著者
安藤 英紀
出版者
徳島大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2019-04-01

腫瘍内は酸性環境にあり、腫瘍の成長や転移を促進することでがんは悪性化する。一方、塩基性抗がん剤は、酸性環境で分子型分率が低くなることで細胞膜透過性が低下し、治療効果が減弱する。よって、腫瘍内環境を中性化することで、がんの悪性化を抑え、抗がん剤の治療効果を増強することが期待できる。そこで、アシドーシス治療剤である重曹に着目し、重曹を飲水投与することで腫瘍内中性化を図れるのではないかと仮定した。非侵襲的に腫瘍内中性化を評価する手法として、尿pH変化を利用する。本応募課題では、重曹投与による尿pHアルカリ化を指標として腫瘍内中性化を図り、塩基性抗がん剤の抗腫瘍効果を増強させることを目的とする。