- 著者
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藤本 一男
山尾 貴則
- 出版者
- 作新学院大学 作新学院大学女子短期大学部
- 雑誌
- 作大論集 = Sakushin Gakuin University Bulletin (ISSN:21857415)
- 巻号頁・発行日
- no.5, pp.385-409, 2015-03-15
概 要 本稿は、本学人間文化学部で開講されている「社会調査及び実習1」で実施された調査の報告である。調査のテーマは中学生・高校生の携帯電話利用実態の把握であるが、前回、前々回(2013、2012実習)と同様に、それらを踏まえながらも「携帯電話利用の中からどのようなコミュニケーション・ルールが見出されるか」を中心的な調査課題としている。今回は更にLINE利用に関する質問を追加し、対面/非対面コミュニケーションの選択が、性別や学年(年齢)といった回答者属性によるものと、LINEなどの利用/非利用によるものに区分できる可能性の示唆を得た。加えて、それを踏まえて、リテラシー教育の課題をさぐる手がかりを提示する。