著者
山田 滋
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア = Nikkei healthcare : 医療・介護の経営情報 (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.379, pp.89-91, 2021-05

(株)安全な介護 代表 山田 滋Q1なぜ、こうした不祥事が発生するのか?Q2利用者の写真のSNS投稿にはどんな罰則があるか? 5月のある日、特別養護老人ホームA苑に併設する通所介護事業所では、認知症の利用者5人と職員数人が近くの公園に散歩に出かけまし…
著者
山田 滋
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア = Nikkei healthcare : 医療・介護の経営情報 (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.383, pp.97-99, 2021-09

高齢ドライバーの健康起因事故が大きな経営課題になっているのは、バスやタクシーなどの運送事業者です。2018年6月に国土交通省は、バスドライバーで相次ぐ「健康起因事故」を防止するため、運送業界に対して「健康起因事故の防止に向けた健康管理の実施につい…
著者
山田 滋
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア : 医療・介護の経営情報 (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.330, pp.107-109, 2017-04

Aさんは、一部上場の有名企業を62歳まで勤め上げ定年で円満退職した後、介護職員初任者研修課程を修了。通所介護事業所「デイサービスB」で送迎車の運転業務の嘱託社員として採用されました。Aさんが再就職して1カ月後のある日、利用者を送迎した後に事業所に…
著者
崔 星 大西 和彦 藤森 亮 平川 博一 山田 滋 古澤 佳也 岡安 隆一
出版者
Journal of Radiation Research 編集委員会
雑誌
日本放射線影響学会大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.177, 2010

食生活の欧米化に伴い、日本を含むアジア諸国では大腸癌が急増している。本研究は、大腸癌細胞株HCT116、 SW480を用い、放射線抵抗性や薬剤耐性と強く関与するとされる癌幹細胞を分離・同定し、これら癌幹細胞に対して、炭素線或いはX 線照射前後のコロニー形成能、spheroid形成能、DNA損傷の違いを調べ、またSCIDマウスに移植し、腫瘍形成能、移植腫瘍に対する増殖抑制や治癒率の違いについて比較検討した。HCT116、 SW480細胞においてCD133+、CD44+/ESA+細胞はCD133-、CD44-/ESA-細胞に比べ有意にコロニー形成数が多くやDNA損傷マーカーgammaH2AX fociは少ないが、 spheroid形成はCD133+、CD44+/ESA+細胞のみに認められた。CD133+、CD44+/ESA+細胞は、X 線或いは炭素線照射に対しともに抵抗性を示すが、炭素線はより強い細胞殺傷能力が認められた。またCD133+、CD44+/ESA+細胞はCD133-、CD44-/ESA-細胞に比べ有意な腫瘍形成能を示し、炭素線はX線照射に比べより強い腫瘍増殖抑制や高い治癒率が認められた。以上より、大腸癌細胞において、CD133+、CD44+、ESA+細胞は明らかに自己複製や放射線抵抗性を示しており、炭素線はX線照射に比べより強く癌幹細胞を殺傷することが示唆された。
著者
崔 星 大西 和彦 山田 滋 鎌田 正
出版者
Journal of Radiation Research 編集委員会
雑誌
日本放射線影響学会大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.156, 2011

肝細胞癌は世界で最も罹患数が多い悪性腫瘍の一つで、日本では増加傾向であり、年間死亡数は3.4万人とがん死亡では3位である。放医研では今まで300例近い重粒子線による肝癌治療を行っており、良好な治療成績が得られている。本研究は、肝癌細胞株Huh7、HepG2を用い、放射線抵抗性や薬剤耐性と強く関与するとされる癌幹細胞を分離・同定し、これら癌幹細胞に対して、炭素線或いはX線照射前後のコロニー形成能、spheroid形成能、DNA損傷の違いを調べ、またSCIDマウスに移植し、腫瘍形成能の違いについて比較検討した。Huh7、HepG2細胞においてCD133+/CD90+はそれぞれ6.4%と0.6%、CD44+/ESA+細胞は1.5%と0.2%であった。CD133+/CD90+、CD44+/ESA+細胞はCD133-/CD90-、CD44-/ESA-細胞に比べ有意にコロニー形成数が多く、spheroid形成や腫瘍形成はCD133+/CD90+、CD44+/ESA+細胞のみに認められた。CD133+/CD90+、CD44+/ESA+細胞は、X線、炭素線照射に対しともに抵抗性を示すが、炭素線はより強い細胞殺傷能力が認められた。炭素線はX線照射に比べより強い腫瘍増殖抑制や高い治癒率が認められた。以上より、肝癌細胞において、CD133+/CD90+、CD44+/ESA+細胞は明らかに自己複製や放射線抵抗性を示しており、炭素線はX線照射に比べより強く肝癌幹細胞を殺傷することが示唆された。
著者
山田 滋
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア : 医療・介護の経営情報 (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.320, pp.97-99, 2016-06

Aさんの脳梗塞による身体障害の責任は誰にあるのでしょうか。追突した車両の加害者は、被害車両に乗っていたAさんの事故後の脳梗塞まで責任を負うのかどうかを検証してみましょう。 まず、Aさんは追突時にどこかをぶつけたわけではなく、身体に何のショックも…
著者
山田 滋
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア : 医療・介護の経営情報 (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.309, pp.111-113, 2015-07

第19回 パーキンソン病と診断されている78歳男性のAさんは、自宅で転倒し、大腿骨を骨折しました。病院での入院治療はうまくいったのですが、退院を間近にして夜中に大声を上げるなど認知症の症状が表れました。自宅での介護に不安を感じたAさんの息子は、病院…
著者
山田 滋
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア : 医療・介護の経営情報 (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.348, pp.123-125, 2018-10

第16回(株)安全な介護 代表 山田 滋 軽度半身麻痺で要介護3のJさん(女性・85歳)は姪と同居しています。1年前から認知症を発症して短期入所生活介護(ショートステイ)を利用するようになりました。普段はとても物静かな方ですが、様々な場面で介護拒…
著者
山田 滋
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア : 医療・介護の経営情報 (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.307, pp.103-105, 2015-05

独居で生活保護を受けているAさんは、2カ月前からデイサービスを利用しています。脳梗塞の後遺症による軽い半身麻痺があるものの認知症はなく、日常生活に大きな支障はありません。 Aさんを紹介したケアマネジャーは利用前、「性格が少々荒っぽい」と…
著者
山田 滋
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア : 医療・介護の経営情報 (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.296, pp.93-95, 2014-06

入所者死亡で息子2人の意見が対立兄の制止振り切り弟が訴訟起こす第6回 Aさんは、左半身麻痺と重い認知症がある89歳男性。他の入所者をたたくなどの迷惑行為があるため、職員は日ごろから絶えず注意を払っていました。そんなAさんの行動について、穏やかな人柄…
著者
湯浅 龍彦 根本 英明 木村 暁夫 吉野 英 山田 滋雄 西宮 仁
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.55, no.12, pp.601-605, 2001-12-20 (Released:2011-10-07)
参考文献数
16

慢性硬膜下血腫除去術の直後に発症したCreutzfeldt-Jakob病(CJD)を経験した. これはきわめて特殊な経過であり, 術前にはもちろん, 術後においてもCJDの診断を下すことは困難であった. そのなかで, 進行性に悪化する臨床症状に加えて拡張強調MRIがCJDの診断の糸口になった. つまり, 脳波に未だ周期性同期性放電(PSD)の出現していない発病初期の脳MRIにおいて, T1強調画像やT2強調画像にほとんど変化がみられないのに対し, 拡張強調MR画像に明瞭な病変がみられたことは特異なことであった.また, 本例においてはCJDの初期の臨床症状は明らかな左右差をもって発症しており, かつ, 同時期の脳MRIの病変分布にもまた著しい左右差が見られた. これは先行した慢性硬膜下血腫がCJDの脳病変の発現経過に影響を与えたものと推論され興味深いことであった.さらに本例は, CJD患者が外科手術を受ける事態が現実に起こりうることを示すものであり, CJDの診療に当る施設においては, 感染防御対策の面からだけでなく, 手術を受け入れるために必要な整備と具体的な手順書を早急に整えるべきであろう.
著者
山田 滋
出版者
日経BP社
雑誌
日経ヘルスケア : 医療・介護の経営情報 (ISSN:18815707)
巻号頁・発行日
no.306, pp.95-97, 2015-04

第16回 ある特別養護老人ホームでショートステイを利用していたAさん(92歳、体重32kg)。重度の認知症のAさんには毎食後、介護職員が薬を飲ませていましたが、利用者の取り違えによる誤薬事故が発生しました。間違えて飲ませた薬は、Aさんと同じ姓の利用者Bさん…