著者
町田 史門 小山 貴之 宋 洋 高田 さとみ 嶋田 茂 越前 功
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMM, マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.226, pp.5-10, 2012-09-27

カメラ付きモバイルデバイスの普及により,SNSへの写真投稿が容易になっているが,その写真投稿に起因したプライバシー侵害の問題が次第に増加しつつある.この問題の多くは,被写体ユーザの了解を得ることなく写真を投稿する行為にあるが,そのプライバシー侵害と感じる要因を,アンケート調査と過去のSNS記事アーカイブを用いたマイニングにより解析し類型化を行なった.更にそれを用いたプライバシー保護サービスの策定を行なった.
著者
宋 洋 小山 貴之 町田 史門 嶋田 茂
雑誌
研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.13, pp.1-6, 2012-12-05

SNS への投稿増加に伴うプライバシー侵害の問題の頻出に対して, SNS 各社では各種プライバシー関連の施策が行われているが十分ではない.これは,プライバシー施策が SNS 各ユーザの解釈にゆだねられ,そのプライバシーの解釈がコミュニティ毎に異なる上にそれが時間により変化するためと考えられる.そこで我々はこのコミュニティ抽出のため,過去 4 年間に及ぶ多量のツイートアーカイブを対象にした単語解析と,その頻度時系列から雑音となる時事と相関する記事を排除し,プライバシーに敏感なユーザによるツイート記事を抽出し解析した.これにより,共通のプライバシー意識を持つコミュニティの特性とその傾向を把握することができた.Recently, people can easily post to the SNS. Because of this, privacy invasion caused by careless posting is increasing. Privacy policy is frequently changing by the SNS, it is not enough to protect their privacy. Because, people have own interpretation of privacy. However, the interpretation of privacy is different from one community to another. Moreover, its interpretation changes over time. We analyzed Tweet archive with words and time series analysis for excluding related current news from large amount of SNS archive for the past four years. onsequently, we found trends and different community characteristics in our analysis.
著者
淺原彰規 嶋田 茂 丸山 貴志子
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.47, no.12, pp.3068-3078, 2006-12-15

交通渋滞などの交通情報をモバイル端末に提示するサービスのニーズは大変高まっており,そのため利用者の状況に合わせた分かりやすい地図表示が求められている.そこで,把握しやすく整形された要約地図を自動生成する技術がすでに開発されている.しかし,この技術により広域の道路地図を要約する機能を提供するには,前処理として道路のネットワーク構造を概略的構造へ要約する処理が必要である.そこで我々は,近接道路を併合することによりネットワーク構造を要約するアルゴリズムを開発した.また本方式の評価として,道路の経路図に対し本方式を適用し複雑度測定実験の評価とユーザに対するアンケート評価を行った.その結果,ネットワーク構造要約によって,地図の距離感を保ちつつより整形が進んだ要約経路図を生成できることが確認できた.これにより,広域の道路地図を動的に要約表示する見込みを得た.
著者
町田 史門 小山 貴之 宋 洋 高田 さとみ 嶋田 茂 越前 功
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMM, マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.226, pp.5-10, 2012-09-27

カメラ付きモバイルデバイスの普及により,SNSへの写真投稿が容易になっているが,その写真投稿に起因したプライバシー侵害の問題が次第に増加しつつある.この問題の多くは,被写体ユーザの了解を得ることなく写真を投稿する行為にあるが,そのプライバシー侵害と感じる要因を,アンケート調査と過去のSNS記事アーカイブを用いたマイニングにより解析し類型化を行なった.更にそれを用いたプライバシー保護サービスの策定を行なった.
著者
高田 さとみ 小山 貴之 町田 史門 宋 洋 嶋田 茂
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.189, pp.69-74, 2012-08-20

最近,SNSへの画像投稿に伴うプライバシー侵害のトラブルが次第に増加している.そこで,4年間に及ぶ多量のSNSアーカイブを対象にしたテキストとそれに紐づく画像の分析を行い,プライバシー侵害要因を調査した.その結果,プライバシー侵害項目の抽出が投稿画像のみでは難しく,投稿画像と投稿記事に含まれたテキストの併用により,プライバシー侵害項目の抽出を行うことが可能となる.本稿では,プライバシー侵害項目抽出のための効果的な分析方法を検討した.
著者
町田 史門 梶山 朋子 嶋田 茂 越前 功
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.55, no.9, pp.2092-2103, 2014-09-15

SNS(Social Networking Service)が幅広い年齢層に急速に普及し,SNSに投稿されるライフログにより,多くの人々がコミュニケーションを活発化している一方,SNS投稿に起因したプライバシ侵害のトラブルが多く発生している.その原因の1つとして,SNSユーザによる,個人に関する情報の漏洩がある.本論文では,SNSユーザの不用意な投稿による個人に関する情報の漏洩が,実際に発生していることを確認するために,Twitterアーカイブにおけるこのような情報漏洩の存在率の試算評価を行った.次に,本試算評価を受け,SNS投稿時に発生する情報漏洩を自動検知する第一歩として,非公開とすべき情報の内容分類と開示レベルを対応付けた,SNSにおけるプライバシ侵害情報分類表の提案とその評価を行った.さらに本分類表の特性を活かし,センシティブデータの漏洩有無の通知と,SNS投稿者を中心としたネットワーク内における公開対象者の自動設定を提供するシステムを提案した.Social Networking Service is rapidly becoming popular for all ages nowadays. Users communicate by posting messages in SNS. On the other hand, posting messages through SNS increases invasion of privacy. One of the reasons is SNS users themselves often leak their sensitive data unintentionally. In this paper, to confirm leakage of sensitive information by unintentional posts, we evaluate the abundance ratio of sensitive data in Twitter archive. As a result, we define and evaluate a classification table of invasion of privacy for SNS that is based on classification according to contents of information which should be kept private, and disclosure level as the first step to detect privacy leaks automatically. We also propose a system that provides automatic configuration of disclosure target based on SNS egocentric network.
著者
町田 史門 梶山 朋子 嶋田 茂 越前 功
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.55, no.9, pp.2092-2103, 2014-09-15

SNS(Social Networking Service)が幅広い年齢層に急速に普及し,SNSに投稿されるライフログにより,多くの人々がコミュニケーションを活発化している一方,SNS投稿に起因したプライバシ侵害のトラブルが多く発生している.その原因の1つとして,SNSユーザによる,個人に関する情報の漏洩がある.本論文では,SNSユーザの不用意な投稿による個人に関する情報の漏洩が,実際に発生していることを確認するために,Twitterアーカイブにおけるこのような情報漏洩の存在率の試算評価を行った.次に,本試算評価を受け,SNS投稿時に発生する情報漏洩を自動検知する第一歩として,非公開とすべき情報の内容分類と開示レベルを対応付けた,SNSにおけるプライバシ侵害情報分類表の提案とその評価を行った.さらに本分類表の特性を活かし,センシティブデータの漏洩有無の通知と,SNS投稿者を中心としたネットワーク内における公開対象者の自動設定を提供するシステムを提案した.
著者
嶋田 茂
出版者
産業技術大学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

スマートフォンやタブレットPC等モバイルディバイスの普及とWi-Fi 等の高速無線通信網の発達により,移動カメラで撮影された映像を共有するサービスが提供されるようになってきた.本研究ではこれらのサービスを,より高品位の親密なコンテキストとして提供するための技術を開発することを目的とした.UGC(User Generated Contents)形態で集積される映像データを高速にデータベース化し,時空間条件からコンテキストとして提供するまでのシステムを実現するために,次のような課題の検討を行った.(1)時空間条件検索に適合したデータベース構造,(2)ストリームデータ処理系の導入による映像データベースの高速構築方式,(3)プライバシー保護コンテキストサービスのための画像処理方式,(4)通信環境に依存したスケーラブルな映像配信方式.そして,これらの技術を統合した新たなコンテキストサービスシステムを開発し,その有効性を確認した.