著者
山路 徹 与那嶺 一秀 川端 雄一郎
出版者
一般社団法人 セメント協会
雑誌
セメント・コンクリート論文集 (ISSN:09163182)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.394-401, 2018-03-30 (Released:2018-03-30)
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

サンゴ骨材中には空隙が多く、加圧吸水によるポンプ圧送性の低下および耐久性の低下が懸念される。本文では、まず実機プラントにおけるポンプ圧送試験を通して骨材の含水状況等がポンプ圧送性に及ぼす影響を評価した。また、この検討に用いたコンクリートを海洋環境暴露試験(3.5年間)に供し、耐久性について検討を行った。その結果、本骨材は常圧下での水中浸漬では骨材内部を飽和させることは困難であり、本特性はポンプ圧送性に大きな影響を及ぼすことが確認された。一方で、一般的な骨材と比べてコンクリートの強度特性や物質移動抵抗性に顕著な差がないことが示された。この理由としては、骨材界面の遷移帯の組織の改善が考えられた。
著者
佐藤 徹 加藤 絵万 川端 雄一郎 岡﨑 慎一郎
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B3(海洋開発) (ISSN:21854688)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.I_552-I_557, 2014 (Released:2014-10-01)
参考文献数
3
被引用文献数
2 9

港湾施設の点検診断については,施設の設置環境等から目視に頼らざるを得ない部分が多く,港湾利用の制約を伴う機器を使用した点検調査については,あまり実施されてこなかった.しかしながら,高齢化した社会資本の安全性確保や,的確な点検実施など維持管理の重要性の高まりなどを背景として,昨年,老朽化した港湾施設を主対象に,全国的な点検調査が実施された.この調査においては,はじめて全国規模で地中レーダを用いた係留施設の空洞化調査が実施された.本報告では,係留施設を対象に実施された空洞化調査の結果について整理し,空洞化と目視により判定されたエプロン舗装等の劣化度の関係等についてとりまとめた.また,これらの分析を踏まえて,係留施設に発生する空洞化に対して今後対応すべき事項等について考察した.
著者
蓑輪 圭祐 下村 匠 川端 雄一郎 藤井 隆史 富山 潤
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) (ISSN:21856567)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.134-149, 2021 (Released:2021-10-20)
参考文献数
15
被引用文献数
2

温湿度,降雨,日射の環境作用がコンクリートの乾燥収縮に及ぼす影響を把握するため,同時に作製した角柱試験体を全国 4 地点で屋外暴露し,水分量と収縮量の経時変化を測定した.その結果,各地の一年間の収縮量はほぼ同等であったが,季節ごとの収縮の進行が異なることが明らかとなった.温湿度の変動・日射・降雨の影響を考慮できるコンクリートの水分移動および収縮に関する数値解析法を用いた検討により,湿度の変動と降雨が収縮量に及ぼす影響が大きいことを明らかにした.湿度の変動と降雨の影響を考慮する係数を平均湿度と降雨時間割合から算出し,平均湿度に乗じた見かけの相対湿度を乾燥収縮予測式に用いることで,屋外におけるコンクリートの収縮を簡易的に予測できることを示した.
著者
蓑輪 圭祐 下村 匠 川端 雄一郎 藤井 隆史 富山 潤
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.134-149, 2021
被引用文献数
2

<p> 温湿度,降雨,日射の環境作用がコンクリートの乾燥収縮に及ぼす影響を把握するため,同時に作製した角柱試験体を全国 4 地点で屋外暴露し,水分量と収縮量の経時変化を測定した.その結果,各地の一年間の収縮量はほぼ同等であったが,季節ごとの収縮の進行が異なることが明らかとなった.温湿度の変動・日射・降雨の影響を考慮できるコンクリートの水分移動および収縮に関する数値解析法を用いた検討により,湿度の変動と降雨が収縮量に及ぼす影響が大きいことを明らかにした.湿度の変動と降雨の影響を考慮する係数を平均湿度と降雨時間割合から算出し,平均湿度に乗じた見かけの相対湿度を乾燥収縮予測式に用いることで,屋外におけるコンクリートの収縮を簡易的に予測できることを示した.</p>